アメリカに来たポスドクがグリーンカードをとるまでの話7-Biometricsの通知-

Biometrics

グリーンカード申請におけるBiometricsとは,指紋と顔写真を収集し,照合用のデータベースに登録するイベントです.これは,I-485の書類のアクセプトから概ね1か月以内に通知されます.私の場合,2/7に書類がアクセプトされ,2/23にBiometrics Appointmentの通知,3/21にBiomericsを行いました.これはI-485またはI-765を提出した人は,未成年を含めて必ず行います.概ね通知は2-4週間以内で来るようです.

州内のApplication Support Center(ACS)へ

Biometricの収集の場所日時は全て指定されます.やむを得ない場合は変更も可能ですが,割と時間が掛かるらしいです.私たちが指定された場所はありがたいことに州内でした.しかしながら、住んでいる場所から車で2時間ほどの距離.指定された時間は朝の8時で当日出発していたら間に合わなさそうだったので,前泊することにしました.後で聞いた話ですが,当日なら多少時間が前後しても許して貰えるオフィスもあるそうです.

当日,ホテルからACSへ行ったのですが,想像と違って日本のコンビニサイズの建物(というかテナントの一部)でした.しかもだいぶボロかったです.基本的に通知の紙に全て書いてありますが,注意点は以下の通りです.

・ACSには,Appointment Letter,Applicant Information Worksheet,写真入りのID(運転免許またはパスポート)を持参

・Bagの持ち込みは一切禁止.オフィスの近くにロッカーはないので,荷物はホテルや自宅に置いておくこと.Bagの定義は難しいのですが,私は書類を入れるためにジッパーがついたクリアのファイルケースを持ち込みました.問題なくは入れました.

・Appointmentの通知一緒に入っているApplicant Informationは,あらかじめ記入すること

当日の流れ

ACSに着くとIDと書類の確認があります.事前にGoogleマップでの評価を見たところ,かなり評判が悪いACSのようで,受付が悪態をついたり暴言を言うというレビューがありました.私も,「英語上手くない人はアメリカで働くべきじゃないよ」とチクリと嫌味を言われてしまいました.

無事受付を済ませると,写真撮影と指紋採集を行います.ここで撮る写真はグリーンカードの写真に使われるので,気を付けてください.私はそうと知らずにぼさぼさの髪で撮影してしまいました.また,指紋は両手の全ての指紋を採集されます.

Biometricsは特に間違えたり失敗するようなイベントではないので,特に気になることは少ないと思いますが,これをすっぽかすとグリーンカード取得の意思なしと見なされて,速攻リジェクトになります.そうなったら弁護士にすぐに連絡を入れて処理復活の手続きをしてもらいましょう.

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