私は組織が好きだ
昨日、会社で研修に行った。
そして、改めて思ったことがある。
私は組織が好きだ。
こう思うようになったきっかけは、学生時代に原点があるように思う。
中学生だった頃の金井はバスケ部に所属していた。
当時、反抗期真っ盛り。
親と話すたびに突っかかっていた私の居場所は学校だった。
友達にやりなよやりなよ、と言われて引き受けた生徒会役員。
ここ、共学でわいわいしてて楽しそうだよ、と言われて志望するようになった高校受験。
そして、バスケ部部長。
私は、自分の意思を持つことも、決断することも苦手だった。
仲がいい友達が入っていた、という理由だけで入ったミニバス。始めてすぐ、捻挫と突き指をし、あっという間に休みがちになった。
中学校に進学し、違う部活に入ろうと思ったものの
なんとなく決めきれず、結局バスケ部へ入部。
中途半端な私は、全然上手くならなかった。
なのに、私は部長になった。
部長なのに、ベンチ。
なんて屈辱的なのだろう。
ドリブルも、シュートも、パスもそんなに得意じゃない。
それでも周囲から指名され引き受けた部長という役割。私は存在価値を見失っていた。
そんな時顧問の先生に呼び出され、部長としての役割は何か、なぜ私がなったのかということを聞かされた。
そして、中途半端な気持ちで存在している私が迷惑である、と。
それを踏まえ、何か一つでもつきぬけようと覚悟が決まった。
とにかくフットワークを誰よりも頑張ること。
みんながしんどい時に走れる体力をつけること。
みんなの気持ちが下がった時に声を出してエンパワメント出来る存在になること。
まずはそれだけ頑張ろうと思った。
私がやらないとチームのみんなに迷惑をかける。
こう思ったことが私が初めて自分で意思を持って決断したことだったように思う。
その結果、自分の中で大切にしたい軸が見え始め、チームの状態が良くなり、お互いの違いを認め合えるようになった。
そして、私は自分の意思を人に伝えられるようになった。
その後、高校に進学し、チアリーディング部に入部。女子60人弱の大所帯。
割りかし自己顕示欲の強い女子が集まって何かをするということは大変なことだなと痛感した。
そして、1人では出来ない大きなことをみんなでなら作れるということも。
自分にないものを持っている人を見るとちょっとした嫉妬心を抱くこともあるし、それ故に自分の弱さに落ち込むこともある。
そんな自分を客観視しながら、お互いの良さを認め合って大きなことを成し遂げていきたいと思う。
まずは自分の価値を自らが認識する。
そこが全てのスタート地点なのかもしれない。
ありがたやありがたや・・・