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BYD、日本市場での浮上狙うも大幅変化は見られず?

・2023年EV世界販売1位のBYD
・日本のショールームは30店舗以上
・登録台数の大幅増加は見られず

2023年、世界EV販売台数でテスラを追い抜きトップに浮上した中国のBYD。

 日本では、2005年にBYDジャパンを設立。その後、2022年に「BYD Auto Japan株式会社」を設立し、電気自動車のATTO3、ドルフィンを発売した。BYDは日本市場での浮上を狙っているようだ。

画像:BYDジャパン

 BYDは日本での販売台数を伸ばすべく、精力的に活動している。2022年から現在までに30店舗のショールームを展開。2025年末までには100店舗以上の展開を目標としている。

 また、6月下旬にはEVセダン「シール」の発売が控えており、2025年、26年と1車種ずつ新型EVの導入を予定している。

 販売台数ではどんな変化があるのか。下記は今年の1月〜5月の新規登録台数とその前年度の売り上げだ。

・5月 24年/95台 23年141台
・4月 24年/66台 23年/91台
・3月 24年/353台 23年/151台
・2月 24年/120台 23年/37台
・1月 24年/198台 23年/20台
(JAIA/日本自動車輸入組合)

画像:BYDジャパン

 新規登録台数であるため、販売台数と比例しているとは言えない。しかし、ATTO3がマイナーチェンジを行なった3月には大幅な増加が見られるが、4、5月は前年を超えることがなかった。

 日本市場で浮上するためには、大幅な販売台数アップが必要だ。まもなく登場予定のシールや来年以降に登場する車種によって、急成長があるのか注目だ。

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