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オンラインの世界へ

ピン東南の雀荘裏メンとホストとマンション麻雀漬けの日々を過ごしめっきりと寒くなり、秋なんてあったっけ?と思うくらい秋をかっ飛ばして冬になった感じが否めない肌寒い日だった

寒いの嫌い。冬眠したい。冬眠できる生き物ずるい。と18歳から思っているぽさか

大人になると時間が経つのを早く感じる。ここ最近の気候が四季をあまり感じれない感じになってきてるのも、あっという間に過ぎたように感じる一因になってる気がするんだなァ…

若い頃は30歳くらいにはどーせ死ぬだろと目の前の毎日を楽しむことに暮れていたし、将来なんてどうにでもなるだろくらいにしか考えないで博打と女と酒ばかり飲んでいた

父親が俺の麻雀を見て「おい馬鹿息子、お前俺より間違いなく麻雀うめぇわ。顔は母親そっくりだし麻雀は俺より上手いし本当にお前俺の息子か」みたいな事言われたのだけすげぇ覚えてる
俺の代わりに麻雀やれって声かけられたのがマンション麻雀のデビュー戦

今思うと父親のサラブレッドだったから自由にやれてたのかなとも思う

中学生の頃からブランドのコピー店を店番させられて警察来てパニックになったり、小学校転校してまた同じ小学校に戻るってとんでもない経験させられたり、とにかくとんでもねぇクソ野郎だった

そして実の父親は信じられないくらい麻雀が弱かった。田舎の反社や社長は麻雀が弱いんだけど、それを凌駕するレベルで弱い

今のように戦術も出回って無かったし、あの時代の麻雀はブルーオーシャンだった。
俺自身も今と比べると失笑レベルで下手だったんだけど、それ上回る下手くそさだから月単位で負ける事が本当に無かった

さて、マンション雀荘で言うところの立番的な存在な人が佐々木さんて人だった

この佐々木さんたまに面子が足りなくなると繋ぎで卓に入るんだけど、とにかく麻雀が弱い

もう弱過ぎて何と戦ってるのか意味が分からないレベルの打牌ばかりだし、所作はぎこちないし、とにかく遅い。とんでもなく負けていたと思う。なのに麻雀は打ちたがる。雀荘にもいるじゃん?そーゆー奴、あれと同じ

ある日新規の社長一人といつもの社長に佐々木さん俺で麻雀してた時に違和感を感じた事があった

いくら下手くそとは言えなんか違和感を感じ続けて元締めにお願いする形でしばらく麻雀知らないフリした女を立番で仕事させるって名目で監視して貰うことにした

そしたら簡単に捲れた。そう、組み打ち

新規の社長は佐々木が用意した人間だろう
佐々木は借金まみれでありこの社長に勝たせるようにポケットに振動ベル入れてたり携帯のメールだったりサインがあったらしい
多分裏で負け役と勝ち役なんかの作戦も立ててたと思う

裏の人間の賭博でこんな事したらどうなるのか想像には容易い、なんなら美味しいとまで思われる世界だ
この日を境に名前も覚えてないけど新規の社長と佐々木の顔は見ていないし興味も無い

父親に聞いても濁して教えてくれなかった
そしてこのマンション麻雀の場もこの事件と共に下火になった

反社会勢力は怖いな〜と思い暇だった少年ぽさかはこの事件の後、強い奴と麻雀を打つにはどうすればいいのかと思っていた

そしたら出会っちゃったんだよね。「天鳳」ってやつに







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