短歌連作9首「傘」解釈

話者が”君”に対し、「彗星よりもチョコパンが自販機に売ってることの方が珍しいだろ。」と思ったということ。





屋上に登ることが青春だと語られがちだが実際には施錠されており行けない。しかし「施錠されてるんかい」となったことすら思い出だったということ。





「釣るときは釣られていたい」みたいな天邪鬼なことを考えている時が1番躁状態であるということ。





“晴れの日に傘を2本さす”はあくまで喩え。実際に”君”が晴れの日に傘を2本さしていたのではなく、そのくらい理解ができないようなことを話者は”君”にされた。
“君の宇宙に地球はあって回っていますか”はその行動に対する「俺とお前では生きている世界が違うくらい価値観が合わない」という意味の皮肉。




以前まで鬱状態だった話者は眠れない夜を過ごしてきたが、現在では躁状態となり、「なんだ寝るの簡単じゃん!」となっている。




“泳げない人は飛んでください”は自分の得意な分野で活躍できればいいんだよという意味。
“飛べない人はヘラヘラしていてください”はそれすらできない人は諦めろという意味。




黄身に醤油を垂らすのはすごく簡単だが確実に意味のある行動。何も手につかないくらい落ち込んでるときでもできることからやっていけばそれが無駄になることはないという意味。




空から「あれ俺んちや!」となった時の瞬間の感動を、指先にスポットライトを当てることで美しく描写している。




とてもゆっくりと流れる時間を様々な角度から描写している。
べっこうの雨が降ったら←降らないから永遠
亀を数える←遅い生き物を数えている
空白←その時間に何も起こっていない


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