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インテルの魂

インテルニュース
ディフェンダーからの挨拶。
「それは愛、献身、勇気、謙虚の物語でした。常に、常にインテルのために」。
ダンブロージオからの別れの挨拶。
「ずっと応援してきたチームでキャリアを終えたかったのですが(今だから言えるけど…)、それは無理でした。残念!!インテルは私にとって家族を意味する。妻と私はこのシャツを愛し、喜びも悲しみも経験して育ったこの場所。私が選択し、自身で作りたかった家族のよう。インテルのメンバー全員は家族のようなもので、私たちはインテルをふさわしい場所に導くために日々努力してきたし、彼らはこの方向に進み続けると確信している!」

お馴染みのスパイダーマンポーズも見納め


ダンブロージオ「私と私の家族にとって、とてもエキサイティングな旅であり、私たちの人生の一部として心の中に永遠に残るものになると確信しています。いつも私をサポートし、感謝してくれている人たち、考えを変えた人たち、そしてそうでない人たちにも感謝します。なぜなら、皆さんは私のプロとしての成長に貢献し、私をバランスのとれた人間にしてくれた」。

このメッセージをインスタグラムに投稿し、ダニーロ・ダンブロージオはインテルに挨拶をした。
実際、彼の契約は6月30日に期限切れとなる。他の期限切れのネラッズーリ選手も加わることになる

私達のダンブロージオがインテルを去る

以下、私見。
加入から9年。
常にインテルのために。
当たり前のようにそこにいてくれた選手がネッラズーリを去ります。
インテルが勝てない時。
「今季もELさえ出れないのか…」という時も常にインテルのために走り続けてくれたダンブロージオ。
だからこそ、ベシーノのラツィオ戦のゴールと共にエンポリ戦のダンブロージオの貢献は長くインテリスタに記憶されるのです。
エンポリ戦の魂のブロック、ミラノダービーの全身でゴールを守る兄貴、絶望感のあったラツィオ戦の追撃弾…

気概のない味方に激怒するダンブロージオ

ここに1つの時代が終わります。
タイトルを掲げる煌びやかなインテルだけではなく、ユベントスやナポリに太刀打ち出来ず、プロビンチャのクラブに当たり前のように負ける(これは今も)ネッラズーリを知る選手が去ります。
私達はあの時代を知っているダンブロージオだからこそ、彼がタイトルを掲げ、笑顔で喜んでいる時、まるで自分自身が歓喜の瞬間を経験しているように思えるのです。
しかし、それもお別れです。

アホの子のエスポジトが遅刻して来た時に首根っこを掴んで叱り飛ばしたダンブロージオ。
アスラニタンがバルセロナ戦の決定機を逸して号泣する時、黙って彼に胸を貸し、静かに抱きしめているダンブロージオ。
チームに馴染めないドゥンフリーズを1番に声をかけ、自らのポジション争いのライバルをインテルのために支え続けたダンブロージオ…
彼に対する思い出は無限にあります。
その時、その瞬間を全てインテルに捧げてくれました。
インテルの魂はバレッラでもラウティでもなく、献身とシャツへの忠誠心を持つダンブロージオのような男が体現してくれていました。
本当に、本当に大事な選手を私達は失いました。
長くチームを応援していると、このような悲しい別れが多々あります。
さようなら、ダンブロージオ。
あなたのようにカッコいい男はこの先も素晴らしい人生が待っているはずです。
暗黒期から今までありがとう。
最後の試合があの時は考えられなかったCL決勝なんて、創作なら少し話が大きすぎるよね。
最後のメッセージまで"これからのインテル"を応援してくれた彼。
あなたのおかげで美しい夢が見れました。
ありがとう。本当に。

9年間、お疲れ様!!


愛してるよ!

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