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前提として

タバコは麻薬と同じである。ニコチンとかタールとか、依存性を強く帯びながら身体を蝕む、まさに死そのものだ。いやむしろ、即死はさせないままにじわじわと内側から身体を侵していく様は、致死性のウィルスなんかにも酷似している。
だが、何故かこの最悪の死を呼ぶ煙が、世界中で今尚存在を許されている。この煙が特に発癌の一因になることは強く世界中で叫ばれているのに、加えて最悪なのは、それが煙の形をしているせいで周りの人間にも悪影響を及ぼす点だ。
ここまで並べた事柄は、全てがかなり前から世界的に認知されている事実だ。だがしかし、今尚歩きタバコ、禁煙ステッカー前での喫煙、最悪最低なのは公園などのちいさな子供がいる場所での喫煙など、周囲の迷惑も何も考えない馬鹿げた行為が変わらず行われ続けている。
最近ニュースになった芸能人みたいに麻薬の使用を擁護するワケでは決してないが、それならばまだ酒や大麻の方がマシである。少なくとも、周りの人間に無自覚に悪意をばら撒かないという点においては、喫煙以上に最低最悪なモノは無いと言えるだろう。
これほどまでに良いところなどカケラも見当たらない喫煙という行為を、何故みんな黙認し、排除しようとしないのだろうか?
本書はそういった作者の歪んだ喫煙者に対する怒り・憎しみ・哀しみを、漫画やら詩やら文章やらで、とにかくありとあらゆる形を用いてまとめあげたものである。
だからある意味フィクション、ある意味ノンフィクションなので、個人個人が自由に楽しんでいただけると幸いである。

まあ、ところどころ本音なんだけど、ある種のジョークだと思ってください。。。

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