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あどまとめ#2

今回は2022年6月のvault大会での入賞結果が、【JO退化】と【ガイアッシュ覇道】、【5cドラサイ】に偏っている現状について考察する。
私が【ガイアッシュ覇道】の使用者ということもあり少し偏った内容にはなるがその点は悪しからず。
※サンプルリストを掲載しているがこの構築が多い!というより触り始めるならこの構築からがおすすめだよ、的なものになる

JO退化


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このデッキの強みは「最速3ターン、だいたい4ターン目あたりに相手の受け札をケアしながら6打点作れる」ということである。
現環境では環境デッキのパワーラインが高いので《ヘブンズゲート》等の受け一辺倒のカードを扱いづらく大抵のデッキは《アルカディアスモモキング》《禁断のモモキングダム》《キャンベロ》のうち1つ以上に対して受け札を無効化されるケースが多い。その為《モモキングJO》からのワンショットが中々止まらない。

同じく速攻デッキである【赤単我我我】に対しては有利と不利で派閥は分かれるが、私の感覚は少なくとも日によってブレる程度の勝率であり悪くても微不利といったところ。直接対決がいい勝負であれば相手の受け札をケアできる範囲の広いこちらが好まれているわけである。

また、やや不利寄りの【5cドラサイ】相手でも《アルカディアスモモキング》をうまく使ってコントロールできる場合も。ビートデッキの中ではまだなんとかなる程度の相性になっている。

弱点としてケアが難しい光の呪文やタマシードの受けが多数入ったデッキ、処理が困難な踏み倒しメタ《ガルラガンザーク》擁する【青魔導具】に弱いことと、少し事故率が高い故に本来有利な相手にもコロッと負けてしまうのが多めなことである。

前者に関してはそのようなデッキの多くが後述する【ガイアッシュ覇道】に抑えられている為弱点として機能していない節がある。

後者に関しては自分のキルターンを早くしてしまうことで【JO退化】の事故を拾いやすくなる。また準備にかけれるターンが短くなる為結果として受け札をケアしづらくなるというパターンもある。勿論【JO退化】が順調に動いてきた際にそのテンポに付いてこれるデッキはかなり限られてしまうが。

より【JO退化】について詳しく知りたい人はここから↓


ガイアッシュ覇道 


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このデッキの強みは「4ターン目以降のテンポゲームにひたすら強い」といったところである。
【アナカラーダークネス】には序盤のGRを《ガイアッシュ》で牽制してその間に《インフェル》でリソースを稼いで逃げ切ることができ、
【5cドラサイ】が《ロストReソウル》等の呪文でテンポを握ろうにしても《ラフルルラブ》で咎められてしまう。前からの除去やハンデスで抑え込むことは困難を極める。

だったら先に殴ればいいじゃない!という話になるが【赤単我我我】【JO退化】ともに【ガイアッシュ覇道】に対して特別高い勝率を出せている訳では無い。
【赤単我我我】は先攻をとられると4ターン目の《ガイアッシュ》で詰むので3ターン目に細い打点で殴るしかなく、先攻を取れたとしても《メンデル》→《カツキング》の上振れで返り討ちに合うケースまである。
【JO退化】は《禁断のモモキングダム》を複数枚抱えれば楽に勝てるが毎回そういう訳にもいかず安定感の差で微不利程度に迫られてしまっているのが現状。

弱点としては《インフェル》《カツキング》が絡まないゲームでは相手に余裕を与えてしまうこと。これらがないと【アナカラーダークネス】【5cドラサイ】にもテンポを奪われかねないので対策する側は《ジェ霊ニー》などのピーピングハンデスを検討してもいいのかもしれない。

5cドラサイ


カウンター型

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ネバー型

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このデッキの強みは《ドラサイ》を起点としたカウンターを持ちながら4~5ターン目の《ロストReソウル》で相手のキルターンを制限できることである。【カウンター型】はよりカウンター性能を、【ネバー型】はより4ターン目の動きを安定させようという型だといえる。

【JO退化】の《禁断のモモキングダム》に関しては《ドラサイ》+《ザーディクリカ》+《ロストReソウル》(【ネバー型】は《ネバー》+《ダークマスターズ》でも受かる)で返し、
《アルカディアスモモキング》に対してはガードストライクや《ドラサイ》+《ザーディ》+《モルト》でどの進化先に対しても解答が存在する。前述したように《アルカディアスモモキング》でコントロールされるケースこそあるが環境基準のパワーを有した山ではそこそこ【JO退化】に有利を付けれている部類である。

【ガイアッシュ覇道】に対してやや不利なのは否めないものの、《ロストReソウル》を決め【ガイアッシュ覇道】側のトップが弱ければ《とこしえ》で蓋をできることもあるのでカウンターデッキの中では勝ちやすいといえる。【カウンター型】の《デッドブラッキオ》はハンデスを食らった【ガイアッシュ覇道】では超えるのに苦労しやすい。

また上記2デッキよりもメタ外の山に対して強く、環境基準のパワーに満たないデッキの多くを押し潰すことができる。

弱点としては自分よりテンポゲームが得意なデッキだったり、アンフェアを仕掛けてくるデッキだといえる。【アナカラーダークネス】【青魔導具】などが該当するがいずれも【JO退化】【ガイアッシュ覇道】のどちらかは不利であるのが課題か。


以上が私がvaultの環境が【JO退化】【ガイアッシュ覇道】【5cドラサイ】の3強環境になっていると考える理由である。本記事が3デッキを使うきっかけや対策のヒントになれば幸いである。


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