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【あどまとめ】#1 2021年12月

※あまり知らない人でもイメージしやすいようサンプルリストを付けています。何処かの有料記事の構築と酷似してても悪しからず。

こんにちは、ぶらっきーです。

今回からアドバンス環境のデッキを自分の視点で評価するアドバンス環境デッキまとめ、略して【あどまとめ】を始めます!内容は先月載せた【環境デッキ、個人的評価】のようなものを目指します。


環境の変化が小さい場合は直近のものを更新、変化が大きい場合は新しいものとして記事を出す予定です。

それでは本編へ〜


1.崩し系

崩し系では、概ね相手のカウンターを無視してフィニッシュすることを目指すものを扱う。


リースRX

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ハッシュ【87c991d5e1ee549d375096e7352166e3】

(ハッシュというのはdmvaultというサイトでデッキを作る時に“ハッシュ読”というコマンドを使って入力することでハッシュと紐づいた構築をすぐに作ることができます。便利ですね。)

《バトライ武神》の過剰打点や《アルモモ》の制圧力を中心にあらゆる手段で相手の受けを破壊するドラゴンデッキ。

強みは広く刺さる《アルモモ》の呪文ロック&タップイン効果、《バトライ閣》さえ設置しておけばトップ1枚で打開できる詰みにくさだろう。

《ドギラゴン》や《ネイチャー》などのパワーカードもしっかり採用されており《バトライ》《アルモモ》だけを対策したからといって完封できるなんてことはない。

弱点は自分が動き出す前に過剰打点を揃えて攻められること。先攻を取れば《ロージア》すらケアできる【赤単ガガガ】や爆発力で大きく勝る【赤単龍世界】とのマッチは避けたいところ。

不利対面も持ち前のデッキパワーで誤魔化せる強さがあるので、迷ったら握ってもいいだろう。


デアリフシギバース墓地

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ハッシュ【69a2e2942e2f7926a65dbe3a68bc17cb】

《巨大設計図》で集めた手札を《グルメ》で墓地に変換し《5000GT》着地を狙い、最終的に《ブラキオ》《ダノス》等の大型で盤面を埋め尽くすデッキ。

強みはメインプランが相手の影響を殆ど受けないこと。墓地メタに対してはそもそも《グルメ》で1度に肥やすので気にならず、召喚による展開なので各種メタクリーチャーの影響も受けづらい。

また《設計図》で4枚手札を増やせるのもとても大きく、安定感がある上に【アナカラーダークネス】のハンデスも余裕で受け流せてしまう。

弱点は高確率で先攻4ターン目に動ける【青単スコーラーワンショット】や【赤単ガガガ】には比較的不利なゲームになること。特に【赤単ガガガ】は先攻をとっても3キルで抗ってくるので環境次第では受け札の増量も考えられるだろう。

ただただ強い安定択なデッキではあるがメタカードの影響を受けることの少ないデッキなのでメタカードの多い環境なら更に強くなるだろう。

デアリフシギバース墓地について詳しくはここから↓


青黒墓地退化

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ハッシュ【5aa56f70e6fe4b92f1c0bccd27fab1c0】

墓地進化を持つ《デスマーチ》を《落城》で剥がすことによって《バルカディアNEX》降臨を目指すデッキ。

強みはそこそこの確率で4キルができるコンボデッキでありながら《バイケン》によるハンデス耐性、20枚程度の受け札による防御力にあるだろう。

厄介な競合相手である【ジョー星ゼロルピア】が新殿堂によって崩壊した為、これとの差別化や対策を考える必要がなくなったのも大きい。

弱点は《お清め》《アルモモ》《シャッフ》等のような墓地メタや呪文メタが刺さってしまう点。具体的には【リースRX】がキツい。《シャッフ》に対しては先攻や《バイケン》の殴り返しで抗えるものの《アルモモ》に対しては《メンデル》のせいで先攻でも間に合わないことも。

また《バルカディアNEX》の能力がアタックトリガーなのを狙って《こたつ》や《ガイアッシュ》で足止めされるケースも。

崩し系の中では最も【赤単ガガガ】等のビートデッキに強くこれらが強い環境で使うといいだろう。


アナカラーダークネス

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ハッシュ【a8bf1460758c38ba512a7966778055a3】

《ダークネス》の効果で《デドダム》やオーラの効果を使い回してハンデスや除去を連打しながらリソースを獲得し、最終的に《アダムスキー》で相手の山札を削り切るデッキ。

強みは1ターンに刈り取れる手札の枚数。普通の相手なら6マナ溜まる頃には手札が0ということも少なくない。受けもそこそこ以上に固く、多少横展開されてもガードストライクで止めて《ダムド》の除去力で更地にしてしまう。

弱点は【デアリフシギバース墓地】【青黒墓地退化】等のようなハンデスに強い耐性を持つデッキ。これらの対策に《ウォズレック》や《ジェレニー》が用いられることも多いが未だに有利がつくとは言い難い。

前環境と比べて【ジョー星ゼロルピア】が消えた以外向かい風は強いがデッキとしての強さは衰えておらず、現環境で《とこしえ》を扱える数少ないデッキなのでタイミングや構築を合わせれば勝てるだろう。


青単スコーラーワンショット

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ハッシュ【fc52f02d3c1c37217b853138939dc42e】

《ドリュミーズ》の0コスト詠唱を連打し、《マノミ》や《スコーラー》を大量展開してそのままワンショットキルや《ヤドネ》を用いたループを目指すデッキ。

強みは他の崩し系を何歩か上回る4キル精度。筆者が回した感想では4キル成功率は60%程度はあると判断した。

また【デアリフシギバース墓地】程ではないがハンデス耐性もそこそこあり、長期戦になれば《シェイパー》や《ヤドネ》で打開するシーンもしばしば(各種ルーターで引き込みやすいので想像より遥かにゲームに絡む)。

弱点としては受けの弱さ。特に3ターン目あたりのキルも狙える【赤単ガガガ】【赤青ギャラクシー】との勝負は避けたい。また、自分の動きに特化している故《アルモモ》や《シャッフ》、《パルテノン》等のメタカードを出されるのもキツいがこれに関しては速度で逃げ切るというごり押しで突破するシーンも。

大雑把に言えば【速攻】がキツく、他はなんとかなるよりのデッキなので【速攻】がいないタイミングで持ち込むのがいいだろう。


赤単龍世界

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ハッシュ【029d52211e34be5832e3c178e948d74f】

《龍世界》や《バトライ刃》を装備した《ヒビキ》で大型ドラゴンを連鎖させて相手を吹き飛ばす所謂【連ドラ】デッキ。捲りに全てをかけておりヒット率を上げるために《禁断》を採用している。

強みは崩し系の中でも始動パーツの少なさ。プレイした後の安定感はともかく計8枚の《龍世界》か《ヒビキ》さえ引けていればゲームになる。

爆発力が凄まじく高く、【リースRX】の《バトライ武神》が微妙に見えてしまうほどその火力は高い。

弱点はメタカードに対して非常に脆いこと。《テスタロッサ》等の踏み倒しメタや《英雄タイム》等で《龍世界》を剥がされるのも面倒。メタクリーチャーへの対策も《英雄タイム》のみであり、何もできずに負けることもありえる。

自分の動きが太いデッキが多くメタカードが少ない環境のおかげで勝たせてもらえてるデッキとも言える。先に暴れてしまえば勝ちになる【リースRX】や【デアリフシギバース墓地】が多い環境で選択肢となるだろう。


2.ビート系

ビート系では、基本的に3~4ターン目までのダイレクトアタックを狙うものを扱う。


赤単ガガガ

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ハッシュ【d54ce65cabb3b4ff7f6534dd7bc57c1f】

メタクリーチャー等で時間を稼ぎながら横展開し、《ガガガ》による過剰打点を押し付けるデッキ。4キルが多いが時には3キルを目指すこともある。

強みは《ガガガ》による過剰打点が並の受けでは耐えきれないこと。環境内でいえば《カツキング》や《カージグリ》は他のカードも踏ませないと機能しているとは言えず簡単に貫通してしまう。

弱点は受け札をガードストライク等の攻撃を止める系のカードに寄せていたり最初から2~3枚踏ませるつもりのデッキ。特に【ラッカ天門】は割り切るべき相手と考えていいだろう。

基本的に受けの強いデッキは【リースRX】【デアリフシギバース墓地】のいずれかに不利をとることが殆どなのでこれらが活躍している間に使いたいところである。


赤青ギャラクシー

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ハッシュ【671a0de386050cf14ec15b5825247a02】

1~2ターン目に《ピットデル》+《ギャラクシー》or《マグナ》での高速展開を押し付けたり、《零龍》による盤面リセットをチラつかせながらビートしていくデッキ。

強みは最速1ターン目からの【赤単轟轟轟】のような速攻と《零龍》を用いた盤面コントロールチックなビートの2通りの戦い方ができること。

本来早いターンから相手の盾を割っていくデッキは大型クリーチャーで制圧されてジリ貧となって負け、というのが鉄板だがこのデッキにそれをすると残された《破壊の儀》達成によって《零龍》が卍誕してしまう。それならとっとと盾を殴ろう!としても今度は《クロック》が立ちはだかる。ビートデッキにしては異常な詰みにくさを有し、除去の激しいゲームにはかなり強い。

弱点は相手の妨害をモロに受けてしまうこと。このデッキに《全能》以外のメタクリーチャーはいない。当たり前といえば当たり前だがその分相手のメタカードや展開を好き勝手させてしまう。相手の動きを邪魔しながら確実に6打点揃えるということにおいては【赤単ガガガ】に劣るだろう。

現在は展開力や《クロック》の存在から【赤単ガガガ】と【青単スコーラー】しか明確な有利がいないが盤面の潰し合いによるミッドレンジ的な環境の時にはその強さを発揮するだろう。

赤青ギャラクシーについて詳しくはここから↓


3.受け系

これらのデッキは相手の攻撃を1度受け止めた上で自分のフィニッシュを狙うものを扱う。


ドロマーオーラ

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ハッシュ【57ffd997618deb213f8145331a64ea2d】

オーラを展開しながら《みれい》+《ザハエルハ》+《スローリーチェーン》によるロックを目指すデッキ。ロック完成までの時間はビートに《スローリーチェーン》を踏ませたり《ブチャカティ》等のハンデスで稼ぐ。

強みは《スローリーチェーン》の通りの良さ。《スローリーチェーン》自体が白の呪文なので《アルモモ》の影響を受けず、殴るデッキの殆どが横展開をして一気に殴るのに対して1度踏ませてしまえばいいのが大きい。

弱点はやはりというかGRメタ。《とこしえ》は勿論《5000gt》もキツい。とはいえ《とこしえ》を扱うデッキは以前程多くないので活躍できている。

【アナカラーダークネス】と【デアリフシギバース墓地】に対してはGRメタの存在以前にアドバンテージ戦争で負けてしまう。のである意味気にしなくてもいいと考えられる。GRメタ以前に勝ちづらい対面なので《取り立て》を切る選択肢もありではないだろうか。

《スローリーチェーン》が刺さりやすい【赤単ガガガ】や【赤青ギャラクシー】が多いタイミングで使用するのがいいだろう。


5cドラサイ

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ハッシュ【8972ccfb4ac7616742147dd7cad6069a】

《ドラサイ》を起点に大型ドラゴンを展開して盤面を制圧したりその場に応じた呪文を《ザーディ》で使い回す【5cコントロール】。

強みは《ドラサイ》からの理不尽展開だが、昨今は返し手も多く《エンドオブランド》等のメタカードを環境に合わせてチョイスすることが大事になってくるだろう。

【ジョー星ゼロルピア】に欠片も刺さらない《エンドオブランド》が採用できたあたり新殿堂で【ジョー星ゼロルピア】が崩壊したのは構築を考える上で大きいかもしれない。

またビート対面では基本的に《ドラサイ》等の展開呪文を踏ませるだけでよくそれらの対面をあまり考えなくていいのも相変わらず。

弱点は崩し系との勝負が不利になりやすいこと。色の少なさでコントロール力に差のある【アナカラーダークネス】、処理できないサイズの大型が多い【デアリフシギバース墓地】は中々の強敵と考えている。

【赤単ガガガ】に有利を付けれるデッキの中では対応力が高く【デアリフシギバース墓地】を攻略できれば上位勢に仲間入りできそうではある。構築に自信のある人はチャレンジしてもいいかもしれない。


4.その他

複数特性があると判断し、いずれでもないとしたものを扱う。

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ラッカキラスター


ハッシュ【fd3f162bbb89c3f31f43b7f1861ec9e7】

《キラスター》からの状況に応じた小型を展開していくことによってメタクリーチャーによるロックやワンショットを仕掛けていくデッキ。《キラスター》着地前は《TTT》や《マニフェスト》等で必要なパーツを探す。

強みは《キラスター》が着地すればどうにかなりやすいこと。《イザナギ》+《ファイア》のパッケージにより《キラスター》1体から1ターンに4体程度並べることもそこそこの頻度で発生し、何より《イザナギ》の掘削能力のお陰で《単騎》や《ナンバー》等のフィニッシャーにアクセスしやすい。

また《ミクセル》を使うデッキであった【赤白ノヴァ】が新殿堂で被害を受けた為《ミクセル》を使うデッキとしての地位も向上した。

弱点は後手をとった時に《キラスター》や《シャッフ》が間に合わなかったり《キラスター》自体の動きの要求が上がること。《キラスター》自体のビートダウン性能は贔屓目に見ても中の上であり、先に展開してロックをかけて次のターンで押し込む方が得意である。

また《てから》や《メッチャ映えタタキ》を採用しない場合は《ザウルピオ》などの外部ゾーンのカードに干渉できないので注意。

現在は《キラスター》が着地すればどうにかなる環境なので良くも悪くも先攻ゲーをしかけるデッキとなっている。現在も特に立ち位置が悪いわけではないが環境のスピードがワンテンポ落ちたタイミングで使うのが強いかもしれない。


最後に

ここまでのご購読ありがとうございました。これをアドバンス環境の研究の参考になれば幸いです。

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