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【第3話】コスプレイヤー、観劇に行く


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ウーヤ
「おい、スイ! どうなってるんだ。まったく、売れないぞ」

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街から戻るなり、ウーさんは私に詰め寄って凄んできた。

一時間前、ウーさんは新しいドレスに袖を通し、お披露目ができると嬉々としていたはずなのに、現在は怒り狂うウーさんの顔が眼前にある。


(でも、どうなってるのかわからないのは私も同じ!)

ウーヤ
「おい、聞いてんのか!」


「は、はい!」

ウーさんの剣幕に押されて、私がビクリと肩を震わせると、エラさんが助け舟を出してくれた。

エラ
「ちょっと、ウー!」
「説明もせずにスイに詰め寄るのは違うんじゃないの」

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ウーヤ
「説明しようたって、なんて言っていいのかわかんねぇんだよ」
「どいつもこいつも、全然まったく興味なしだもんな」

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エラ
「それってウーの売り方が悪かったんじゃないの?」

ウーヤ
「なんだと!?」

助けてくれたと安堵するのも束の間。
あっという間に、二人の口論が始まった。
助けを求めようと、ルスさんにチラリと視線を投げかけるが……

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ルス
「…………」

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ルスさんは椅子に掛けて、じっくりと考え込んでいる。
私のSOSにはまるで気がつく様子もない。


(でも、なんでまったく売れなかったんだろう……)

ウーさんが身にまとっている、私たちの技術と知識とアイデアをすべて詰め込んだドレスを改めて観察する。
シンプルなAラインの紅色のワンピース。
首元は開放的で、ラインがきれいに見えるようにオープンカラーを採用。
留め具には、着脱のしやすさと着心地を考えて、コルセットのような編み上げリボンではなく、前ボタンを使用している。
腰部分を絞って、スカートの膨らみを強調しているが、長時間着ていても苦しくないようウエスト部分にはずいぶんとゆとりをもたせた。
加えて、商売道具がすっぽりと入る大きな隠しポケットをつけている。
見栄えの良さと機能性を両立させた会心の出来だ。


(たしかに派手じゃないし、舞踏会用じゃないけど、ウーさんの瞳の色にあわせた華やかなワンピースは目を引くはずなのに……)

しかも、今は誰も彼もファッションに注目しているのだから、まったく興味を持たれなかったというウーさんの言葉は、にわかに信じられない。

私がうんうんと唸りながら考えていると、おもむろにルスさんが立ち上がり、口を開いた。

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ルス
「ウー。あなたの説明では、状況がわかりません」
「とりあえず、全員で街に出て、状況を確認しにいきましょう」

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街に出て、五分としないうちに、すぐにウーさんが嫌だと言った理由がわかった。

まず、街ですれ違う人々は一瞬、鮮やかな紅色に引かれて私たちを見る。

今回、ウーさんは絶対に街に出たくないとへそを曲げていたので、今回はエラさんがドレスを着て街に出ることになった。
必ずすれ違う人は皆、エラさんの姿を一度は見る。
けれどすぐに興味をなくしたように目をそらした。
中には、小馬鹿にするようフンと鼻を鳴らす人までいて、あまりの居心地の悪さに、俯いてしまう。


(なんで……?)

ちなみに私にもドレスを着てほしいという話は振られたが、「モデルなんて絶対に無理です」と丁重にお断りしたので、余計に気まずい。申し訳ない。

エラ
「カラバッサ姉さん。ちょうどいいところに!」
「見て、この新作。素敵でしょ」

しかしエラさんは強い。
へこたれるどころか、知り合いをつかまえて売り込みをはじめた。

カラバッサ
「ああ、まぁ、たしかに、素敵だけども」

カラバッサと呼ばれた女性は同意はしてはいるが、どうにも歯切れが悪い。

エラ
「……なによ。言いたいことがあるならハッキリ言ってよ。いつもみたいに!」

カラバッサさんは、エラさんに詰め寄られても最初は口ごもっていたのだが、エラさんの無言の圧に負けて、しぶしぶため息交じりに語ってくれた。

カラバッサ
「……アンタだから言うけどさ、そんな地味な服で舞踏会に出たって、仕方ないだろう」

エラ
「舞踏会?」

カラバッサ
「だってそれ、メルクリウス選挙のための服だろう?」
「可愛いっちゃ可愛いが、それはちょっと地味すぎるよ」


(そっか! 舞踏会のドレスだと思われてたんだ)

伝わっていなかったのなら、売れないのにも納得がいく。
ひとつ謎が解けて、ほっと胸をなでおろした。

エラ
「ああ、違うの。この服は舞踏会用のドレスじゃないのよ」
「これは私たち、一般市民が着る服よ。職人や商人が着るおしゃれ着ってわけ」
「しかもすごく使い勝手が良いの!」

カラバッサ
「アタシらが着るのかい?」

カラバッサさんは思っても見なかったというように、目を丸くする。

エラ
「そう!」
「そうだ、カラバッサさん、午後から市に出るんでしょ。特別にプレゼントするから着てみない?」

売り込むべく、エラさんがここぞとばかりに微笑みかける。
ところがカラバッサさんは笑顔になるどころか、ますます顔を曇らせて、力なく首を横に振った。

カラバッサ
「悪いけど……遠慮しておくよ」

エラ
「どうして? プレゼントするって言ってるのに」

カラバッサ
「……どうしても着てほしけりゃ、メリクリウス選挙が終わってからにしておくれ」

カラバッサさんの返事を聞いて、全員がハッとする。


(そっか……カラバッサさんって……)

エラ
「あー……」

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ルス
「そういうことだったんですね」

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私たちがドレスを売り込もうとしている商人は、メルクリウス選挙が終わるまでは敵同士。
その敵にからの贈り物など、無料と言われてもそうそう受け取るわけがない。


(たとえ普段仲良くしていても、今はライバル)
(敵に塩を送るような真似はできないってことね)

完全に盲点だった。
そして、とても大きな問題だった。
このままでは、絶対にドレスを売ることはできない。
私たちはすぐにエラさんの工房に戻り、作戦を練り直すことにした。








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ウーヤ
「俺が言ってたことの意味、わかったろ?
「んで、どうするんだよ」

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工房に帰ると、ほれみたことかと言わんばかりのドヤ顔のウーさんが出迎えてくれる。
いつもであれば噛み付くエラさんも、今回ばかりは首を傾げて、アイデア出しに集中していた。

エラ
「うーん、やっぱり舞踏会用のドレスを作り直す?」

ウーヤ
「どんなドレスにするんだよ」

エラ
「それは今から考えるのよ」
「文句ばっかり言ってないで、ウーも考えなさいよ」


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ウーヤ
「俺の仕事は可愛く服を着て、売ることだ!!」

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エラ
「だから、その可愛い服を作らないと売れないでしょ!」


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ウーヤ
「それはアンタらの仕事だろー」

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と思いきや、またもやウーさんとエラさんは喧嘩をはじめてしまう。
相変わらず、黙ったまま素知らぬ顔のルスさん。


(……どうしよう、私のせいだ)

何もわかっていない私が余計なことをしたせいで、招いた大失敗。


(なんで、私ってやることなすこといっつも裏目に出ちゃうんだろう……)

悔しさでじわりと涙が滲む。
そのとき、エラさんが机を力いっぱい叩いて、すっくと立ち上がった。


(っ!!)

呆れられたのか、それとも怒られるのか。
思わず身構えてしまう。

エラ
「煮詰まったときは、息抜きよ」
「全員、お洒落して出かけるわよ!!」



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ルス
「お洒落……ですか!」

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エラさんの言葉を聞いて、今まで無言を穿いていたルスさんが、目をキラキラと輝かせた。


「え?」

拍子抜けな展開に、私は間抜けな返事をしてしまう。


しかし私がぼんやりとしている間にも、エラさんとルスさんがてきぱきと動いて、着替えを準備していく。
取り付く島もないほど不機嫌だったウーさんも……


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ウーヤ
「ふん、悪くないな」

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おだてられて目一杯飾り立てられるうちに、すっかり機嫌を直していた。

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ルス
「さぁ、今度はスイの番ですよ」

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「いや、私は、お洒落なんてしても知れてるんで……別にそんなことしなくても!」

エラ
「しなくてもいいなら、したっていいじゃない!」

ルスさんとエラさんにじりじりと迫られ、壁際に追い込まれていく私。


「な、な、なんか、怖いんですけど?」

エラ
「怖くないわよ……ねぇ? ルス?」

ルス
「ええ。もちろんですよスイ」
「可愛くなることは、怖くなんてありません!」


「え、えっと、ちょ、待って……ひゃあ!」

私のささやかな抵抗など、あってないようなもの。

エラ
「ねぇ、ルス! スイって細いから、ウエストにこのリボンを巻いてくびれを強調するのはどうかしら!」

ルス
「いいですね。でしたら、髪もお揃いのリボンで飾って……」

エラ
「あら、素敵。さすがルスね」

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ルス
「染師さんのお褒めに預かり光栄です」

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こうして二人の着せ替え人形となり、新作のドレスを着せられ、目一杯飾り付けられたのだった。





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(すごい……きれい……)

着替えた後、エラさんが案内してくれた場所は、お城といっても納得するような綺羅びやかな建物だった。
自分の悩みなどちっぽけに思えてくるほどの、圧倒的な存在感に息を呑む。

エラ
「今日はここで、オペラを観ましょう!」

今まで見たことがないような、満開の笑顔でエラさんは告げた。


「オペラ、ですか?」


(そういえば、オペラって初めてだな)

何の建物かわからなかったのにも頷ける。
けれどエラさんの笑顔にも納得だ。
美しいアプローチは花で飾られ、彫刻の施された飾り柱が入り口を縁取る劇場は、見ているだけで気分が上がる。


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ウーヤ
「スイ、しっかり観察しろよ」
「こーいう場所は、最先端の流行が集まるんだ」
「舞台の歌手も、観客も、要チェックだ」

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確かに劇場前で開場を待つ人々は思い思いに着飾り、華やいでいた。

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ウーヤ
「ま。皆、舞踏会用の秘蔵のドレスは出してこないだろうが、ある程度の傾向は掴めるだろうな」

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ウーヤ
「エラにしては気の利いた場所に連れてきてくれたな」
「うちのデザイナー様も大喜びだ」

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ルス
「…………」

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(え? これ、喜んでるの……?)

私の目には、ルスさんは何か考え込んでいるようにみえる。
……というより、ルスさんは無言で思案していることが多い。
そのため、怒っているのか、喜んでいるのか、私にはさっぱり区別がつかなかった。

エラ
「もっと褒めていいのよ」

ウーヤ
「うるせぇ」

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ルス
「…………」

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(ルスさん、一人で百面相してるんだけど……)
(本当にこれ喜んでるの……?)

ルスさんの様子に気を取られていると、突然エラさんがくるりと身体を反転させ、私たちに背を向けた。

エラ
「じゃ、ここからは別行動で」


「え?」

エラ
「私はちょっと用事があるから、リサーチは任せたわ!」


「エラさん、ちょっとまっ――」

私の呼びかけにも気が付かず、エラさんは脱兎のごとく、ものすごい勢い、全力で走り去ってしまった。


(は、はやい……)

呆気にとられていると、ウーさんが隣でわざとらしくため息を漏らした。

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ウーヤ
「あー……前言撤回」
「これは完全にアイツの趣味だな」

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「趣味って……?」

ウーヤ
「あれ」

ウーさんの華奢な指が示す先を見ると、そこには豪華な劇場にふさわしい、豪奢な馬車があった。
それこそ、シンデレラの物語に出てきそうな、眩しく幻想的な馬車だ。
御者が流麗な仕草で馬車の扉を開ける。
すると、ガラスの靴ではないが、金銀宝石が散りばめられた靴が現れ、カツン、と軽やかな足音が響くと同時に、割れんばかりの歓声が辺りを包み込んだ。

エラ
「きゃああああああああ!! ヘルマ様あああああああ」

歓声の中に、聞き覚えのある声が混じっている。


(エラ、さん?)

エラさんは目をランランと輝かせ、髪を振り乱し、力の限り叫んでいる。
ふだんのエラさんからは想像もできない姿に度肝を抜かれる。


(これって……)

目の前の光景が信じられない私は、何度か目をこすって確かめてみる。
しかし何度確認しても、何も変わらなかった。


(推し活だ!!!!)

驚いたのは一瞬で、すぐに懐かしさがこみ上げてくる。


(そっか、オペラって推しを見に来るイベントなんだ!)

推し活と思うだけで、途端に胸が熱くなる。
異世界に来たから、推し活はできないと思っていた。
元の世界に戻らないと、推し活をやめなければいけないと思っていた。
しかし、この世界にも推し活がある。誰かを『推す』仲間がいる。
なんと心強いことだろうか。
私は感慨深く思っているうちに、ヘルマ様と呼ばれた豪華絢爛な衣装を既に身にまとった美青年は、悠々とした足取りで左右をファンで埋め尽くされたレッドカーペットを渡っていった。

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ルス
「今回の衣装は夜空みたいな紺色ですね……」

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ウーヤ
「……だからか。観客も紺色多めだな」

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歓喜するエラさんと違って、ルスさんとウーさんは冷静に現場を観察していた。
しかしここにも思わぬ嬉しい発見があった。


(推し色……!!)

異世界ながら、馴染みのある光景と風習に、私は興奮を抑えきれなかった。


(あれ……ってことはもしかして)


「あの、ルスさん、ウーさん!」

ルス
「どうかしましたか?」


「この世界の……じゃなくて、このあたりの人たちは、観劇のとき、どんなものを持ってくるんですか?」

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ウーヤ
「んーどうだろう。俺はあんまり舞台自体は見ないから、しらねぇな」

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ルス
「そうですね。私もあまり自分で用意したことがないので……」

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ウーヤ
「それこそ、あそこに埋もれてる公私混同女に聞くのがいいんじゃないか」

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エラ
「ヘルマ様ああああぁぁぁぁ!! こっちにウインクくださいッ!!!!」

そう言ってウーさんはエラさんを指差すが、エラさんはすっかりファンの波に埋もれて視認できない状況だ。


(これは、入場が終わるまで待つしかないかな)

ヘルマ様は15分ほどかけてロビーに入り、楽屋に入っていった。
ヘルマ様の姿が見えなくなっても、ファンたちの熱気はなかなか引かない。

ウーヤ
「あー……もう! さっさと入れよ、めんどくせぇ」

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ルス
「本当に、すごい盛り上がりですね……」
「下手したら舞踏会よりも盛り上がっているかもしれません」

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(わかる……推しが近くに来てくれたら、興奮しっぱなしになるよね……)

しかし開演が近くなると、徐々に会場内に吸い込まれていき、先程までの喧騒が嘘のように引いていく。


(エラさんも入っちゃったかな?)

私は慌ててあたりを見渡してエラさんを探すと、すぐに閑散とした劇場前に、見知った姿を見つけて安堵した。


「エラさんよかった。聞きたいことがあって……」

エラさんはぼんやりとした口調で私を呼ぶ。


「は、はい」

恐る恐る返事をすると、エラさんはカッと目を大きく見開き、私を振り返った。

エラ
「ねえ、私、すごいことに気がついちゃった」

そしてエラさんは、私の両肩をがっしりと掴んで、叫んだ。

エラ
「このドレス。すごい。観劇に、最適なの!!」


「観劇に、最適?」

思わず聞き返してしまった私に、熱に浮かされた様子のエラさんが無我夢中に畳み掛けた。

エラ
「だって見て!!」
「チケットケースも、オペラグラスも、水筒も、財布も!!」
「全部ポケットに入っちゃうのよ!?」

エラさんは言うなり、実際に自身のドレスのポケットから、紺色のチケットケース、オペラグラス、水筒、財布を出してみせる。
どれもこれも使い込まれて、踏まれ揉まれてボロボロになっている。

エラ
「荷物が多くて、いつも落としちゃうから、すぐにボロボロになってたの」
「でも、これだけ大きなポケットがあれば取り出すのも手間取らないし、落とさずに済みそう」
「それはつまり、ヘルマ様に集中できるってことよ!!」

我を忘れて語るエラさんを前に、私は頬が緩むのを抑えられない。
たまらず、私は満面の笑みをエラさんに返した。


「やっぱり、エラさんも気がついたんですね!!」
「推し活するのにどうしても荷物って増えがちなんですけど、このドレスなら、荷物が多くても困らないし、可愛く応援できると思ったんです!!」

エラ
「スイ!! あなたってさすがね」

私たちはガッシリと手と手を取り合い、頷きあう。
続いて、エラさんは過去一真剣な表情で、私に力説した。

エラ
「後はお願い!!」
「ヘルマ様カラーのドレスを作って!!」


「エラさん、何言ってるんですか!」

エラ
「え?」


「染めは、エラさんの仕事ですよ」

エラ
「そうだ! そうだったわ!」
「私、ヘルマ様色に染めるわ!」
「違う。私がヘルマ様色に染まるの!!」


「全力で、全身全霊、推しに染まりましょう!!」

目をキラキラと輝かせて、鼻息を荒くして、早口でエラさんがまくし立て、私も彼女に精一杯応える。
しばらくして私たちが熱く語り合っている様子を遠巻きで見ていたルスさんとウーさんが、そろそろと近づいてきた。

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ウーヤ
「えーっと? 話がよくわかんないんだけど」

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「わからないんですか!」

ウーヤ
「な、なんだよ!」

私の勢いに気圧されて、ウーさんが一歩後ずさる。

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ルス
「私も、わかりません。もう少しわかりやすく説明してください」

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代わりに物怖じしないルスさんが、前に出てゆったりとした口調で問いかけてくる。


「つまり……」

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ルス
「つまり?」

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私はもったいぶって、ニィっと口の端を上げる。


「このドレスは、歌劇場で売れるってことです!」


ウーヤ
「へ?」

ルス
「ええ?」



それから毎日私たちは、ドレスの試作品を着てオペラ鑑賞へ出かけることにした。
色を変え、少し形を変え、コーディネートを変え、服をアピールするのだと意気込むのではなく、全力で観劇を楽しむことに集中する。
すると、自然にエラさんの観劇仲間に私たちの可愛い、推せる、機能的と三拍子揃ったドレスが少しずつ知られていく……という寸法だ。

観劇少女
「ねぇ、そのドレスはどこのブティックで仕立てられるの?」

目論見は大成功。
そこから、私たち『レグルス』の快進撃がはじまった。


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