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【ゲートルーラー】第1回光りま戦優勝構築(ゾンビートK)

0.はじめに

去る2021年6月11日
フューチャーメン(劇場版)(Twitter:@KT_FutureMen)さん運営のサークル内で開催された、星2以下限定構築戦(通称光りま戦)で優勝しました!

今回は、私が使用したデッキの解説をしたいと思います。

1.大会概要

・日時
 2021年6月11日22:00-24:00
・参加者
 18名
・大会形式
 スイスドロー4回戦BO1
 (試合時間25分を経過した場合、引き分け)

・デッキ構築ルール
 第一弾、第二弾収録カードのうち、レア度が☆☆以下
 構築済みデッキ封入カード
 プロモ限定カード(ゾルター、灯籠流し、シールドウォール、ゾンビトロール)
 のみ使用可能

いわゆるパウパーですね!

では、早速デッキ解説をして行きます!


2.環境想定

と思いましたが、このレギュレーションで想定されうるアーキタイプを整理しましょう。

まず、構造的に環境から消える(と想定した)ものが

・猫ダルマ(というかダルマ軸)

→アブ呼ぶダニは採用できるが、猫もダルマも桜も無いためオワリ

これが通常レギュと比べて一番環境に影響を与えているところだと思います

・深淵

アビスも深淵召喚も少ないためデッキとして成り立たない

・創生

→上に同じ(というかドラゴンへの創生持ちがいないので、深淵より無理)

・火力型(G&G系)

G&Gが採用できないため、いかんせんパワー不足
最強火力ZAPエースユニットのコングも不可のため、そこもキツい
 重ヴィクターがいるが、それだけなら怖くなさそう

・コンバット系(主にW)

→まずWという時点でそこまで気にしなくていい(笑)
 ファッティ有力候補である天雷や荒御峰が採用できず、強力な盾となるアリスもいないためキツい。

・益荒男、ダイジンキ

合体できない
 一説ではダイジンキ抜き神器が密かに研究されているとかいないとか…
 元々が地雷枠なので、そこまで気にする必要は無いと思います。

・エブクラ

→諸説アリ
 個人的には消えたと思わせて、消えてない寄り

というかんじです。


逆に多そうな構築は、ビート系環境的には一弾に近い感じになるのではと考えました。
また、デッキとして完成されている、構築済みデッキのタイプは多いだろうと思いました。(深淵除く)

・ミリタリー(メダル)

連続パンチが強い、このレギュでは優秀なユニットが多い。

・GS系

→本レギュ最強ユニットであろう、グランギャラック、ゾルター等のファッティを採用したもの。
 タイプ的には一弾の赤桃スターターに近いか。

・ドラゴン

→2弾スターターのタイプ。
 上記のゾルターなども無理なく採用できるため、盤面のパワーで押し勝てそう。

・エブクラ

→ない寄りのあり。
 通常環境でもジェニバビ不採用型はあるため、環境デッキに近い動きができる数少ないアーキタイプ。
 クマがいないため、サメ2種などを採用してビート寄りにするのが丸いか?

・ゾンビ

今回自分が採用した型
 2弾発売前発表時の情報では環境入りすると思っていたけど、他のカードがヤバすぎて環境に一度も入れなかった可哀想な子
 2弾発売後最初にウキウキしながら作ったデッキだったのにその後全く使わなかった悲しみをぶつけるため今回採用。
逆に自分しかいなかったのが驚いた。

と、環境的にはこんなかんじになるかなーと考えていました。


3.構築(ゾンビ採用について)

では、いよいよ構築に触れていきます。

とりあえず構築はこちら

まず、初めにゾンビを選んだ理由はいくつかあります。

① 構築済みデッキのため、完成度が高い。
② 優良なユニットが多い。
③ CNTやイベントで盤面の数を確保できるため、ビートパワーが高い。
④ ゾンバリアにより、相手のビートを止める手段が確保できる。

の4点です。
順番に説明していきます。

①構築済みデッキのため、完成度が高い。

は言わずもがなです。
今回のレギュでは構築済みデッキはすべて使用可能であるため、デッキ2個+αでかなり戦えるデッキになると思います。

個人的にはドラゴンもいるかと思いましたが全然いませんでした笑

②優良なユニットが多い。

も①と少し被るかもしれませんが、ゾンビデッキはかなり優良ユニットが多いです。

特にゾンビエフ、ゾンビソルジャー、ミューティレットゴブリンなどの優良バニラユニットの強さは、一弾で戦車や牡丹、迅雷が使われていたのを思い出すとわかると思います。


もう一つ忘れてはいけないのが、ゾンビライダーです。

なんと、このレギュでは貫通持ちはゾンビライダーとザハールだけです。

それだけでも唯一無二ですが、ゾンビライダーは自分のゾンビはもちろん相手のゾンビ、ミリタリーでもバフされます。
このレギュではミリタリーは避けては通れない種族のため、相手のユニットでバフされる場面もかなり多かったです。

間違いなく最強ユニットの一角であり、そのパワーを最大限活かせるという点だけでもゾンビデッキを選ぶ理由になると思います。

③CNTやイベントで盤面の数を確保できるため、ビートパワーが高い。

ですが、これはビート・ダメージレース環境ではいかにユニットを並べるか、いかにユニットを切らさず供給できるか、がかなり勝負に関わってきます。
そういう意味では、ゾンバリア、ゾンカリのCNTで盤面を形成できる。ニューテック、ゾンカリで手札1枚から2体ユニットを供給できるというのはかなり強いです。
そして、それはゾンビにしかできません


④ゾンバリアにより、相手のビートを止める手段が確保できる。

これもゾンビを選択する大きな理由になりました。
一弾でトップメタだったビート環境を終わらせたカードといえば、そう、スペース・ケイブですが、ゾンバリアはそれとほぼ同じ(最後のアタックならユニット残るからワンチャンそれ以上)の仕事をしてくれます。
実質ケイブ8枚体制になるわけですね。

しかも、ダイナマイトゾンビを蘇生できれば相手のユニットを破壊できる(かも)というおまけ付き。


これは、ウルヴァリンやラグドールなどでも似たようなことができますが、ゾンバリアの場合、素引きでも使えることや、攻めにも使えるという点で勝っています。
散々言ってますが、ビート環境を想定しているため、上記のような攻撃の質が悪いユニットを積むのは構築的に弱いということもあります。

以上4点が、ゾンビを選んだ理由です。


4.構築(採用カードについて)

ということでゾンビを選んだ理由は上記の通りですが、次は中身の話です。

といっても、構築自体はごくごくシンプルです。

ゾンビの動きの要となる
ゾンカリ
ニューテック
ゾンバリア
はフル採用。

また、その蘇生先となるユニットとして

メインアタッカーのゾンビライダー
1コストの戦車スタッツゾンビエフ
ケツ5を処理できるソルジャー

はビートの要であるため各4投

蘇生していやらしく動けるダイナマイトゾンビもフル投入

STKのゴブリン、手札交換できるトロールは枚数の関係で3枚ずつ
(蘇生時にATK3とSTK2の選択肢を持てるよう、片方に偏るのは避けました)

ちなみに、トロールでニューテックを捨てることもできます。
ゾンカリはできません笑
一応小ネタテクニックです。


ウィンウィンはゾンカリ、ニューテック、ゾンビライダーと2コスト以上に強い動きがあるので、それをサポートするカードとして余った枠に採用しました。



実際に2コスト→ウィンウィンと使う場面もありましたが、そういう時に限って高コストカードが無く、エナジー余りがちだったため、これが良かったのかは分かりません笑

手札交換カードとしてはこれ以上ない破格の性能なので、入れ得だとは思います。

そしてここに、桃の0コストパワカを添えます。

ワンチャン後攻初手壁のお岩。
上でも述べたが貫通がほぼいないため入れ得感あり。
CNT試行回数を増やすため、ダイナマイトゾンビを墓地に準備できたり、ゾンカリ・ゾンバリアが捲れればアド


攻めに使うゾンバリア
な立ち位置のキャプチャービーム

お岩でワンチャンCNT掴みに行ったり、ユニット処理したい時にダイナマイト蘇生→踏み潰ししたり、ダメ押しとしてSTK確保のためにゴブリン蘇生したりとわりとなんでもできる。

ナイト的には召喚権使わず盤面増やせる貴重なカード



エーテル、ケイブ
この環境で桃なら入れない意味がないパワカ。
もはや説明不要


ちなみに他のゾンビカードはビート的には微妙なので不採用となりました。
以下不採用理由

・ゾンビカイザー

盤面減るのはナンセンス
ビート環境ではATK7は過剰
2コストで出すにはコスパが悪すぎる。

・食べ過ぎゾンビ

劣化ゾンビエフ


・研究者ゾンビ

スタッツ弱者
ライダーのバフにしか使えない
STK2のゴブリンの方が強い


・チアリーダーゾンビ

ATK、HPの上昇は強そうに見える
が、ビート環境にATKは重要度低かつ基本的に顔殴りが偉いためHPバフもイマイチ噛み合わない


・ゾンビキャノン

盤面減るのはナンセンス(2回目)
CNTだと強制発動なのでワンチャン負け筋になる
そもそもCNT枠が空いていない

ということで、最終的にあのようなリストになりました。


そして、(当初アプで組んでいて)リスト構築中に気づいたのが、
「コストめっちゃ余るやん」
ということでした。

なので思い切ってナイトにして、初手分のリソース差と蘇生札で相手より多くユニットを供給して殴り勝つという1弾終期に見られたナイトの低コストビートのような形を目指しました。


5.使用感

正直かなり良かったです。

蘇生札のタイミングやゾンバリアの使い所などの選択もあるためかなりカードゲームしてる感がありました。
また、CNTのパワーや盤面構成力も高いため、盤面押し付けて、そのまま殴り勝つ試合が多かったです。
(グランギャラックを一体も出されなかったというのも大きかったですが笑)

使っていて意識していたのは

基本顔を殴る(ユニット処理は最小限にする)

ことです。

そもそものコンセプトがビートダウンのため、顔を殴らないと勝てません
脳内で作った顔殴り高校校歌を歌いながら顔を殴り続けましょう。

特に最終戦では、序盤のザルベリオス×2は処理したが、中盤〜終盤のゾルター×2は無視して顔を殴り続けた選択が勝ちにつながったと思います。

 これは、ザルベリオスはこちらの攻撃一体で倒せるが、ゾルターは二体以上の攻撃が必要なこと。お互いにダメージも溜まっていたので、盤面処理よりも殴り勝つことを優先した選択が結果的に良かったです。

ちなみに、上でトロール効果でニューテックを捨てられるという小ネタテクニックを書きましたが、もう一つのテクニックとして知っておくと良いのは、
お岩プレイ時のゾーン選択です、

なぜなら、CNTで
ゾンビカリプス(攻撃ゾーンに特殊召喚)
ゾンバリア(守備ゾーンに特殊召喚)
という2つの可能性があるからです。

その時の場及び墓地の状況、上記CNT2枚の見えている枚数を考慮して、できるだけロスの可能性が低い方または踏み潰すことになっても痛くない方に置きましょう。
お岩はケツ5も優秀ですが、STKも1あるためワンチャン殴りにも使えます
手癖の脳死で守備ゾーンに置くと、ゾンバリアがCNTして泣く泣くお岩を踏み潰す悲劇が起こり得ますので気をつけましょう。


6.おわりに

今回運良く優勝できましたが、このデッキで次回も優勝できるとは限りません。

どこかでクソ上振れされて捲りきれないところも出てくるだろうし、三仙姑や雫姫等のメタカードで全く動けなくなります。
(そのカードを採用するのかというのは置いておいて)

ただ、このレギュではゾンビは間違いなくTier1に入るテーマだと思います。

みんなもゾンビ使おう!
(当の本人は他のデッキ考えたくなってるけど笑)

以上、サークル運営及び大会を開いてくださったフューチャーメンさん、参加されたサークルメンバーの方に最大限の謝辞をお送りして、本記事を締めさせていただきます。

ありがとうございました!


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