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赤桃猫大嵐(石川ミニGP優勝※)

0.はじめに

2021.4.11に石川県金沢市で行われたゲートルーラーミニグランプリで優勝しました!
(※参加人数3人+αの大会でした)

今回はその構築意図と調整過程についてお話しします


1.大会概要

開催日時:2021年4月11日 午後1時〜
開催場所:石川県金沢市
大会主催:まるこめクラブさん(@gateruler_mc)
参加人数:3人(+まるこめクラブさんチーム)
大会形式:スイスドロー(という名の総当たり戦)


2.大会成績

1戦目
vs桃黄ドラゴン W ◯
2戦目
vs青桃OWL K ◯
3戦目
vs青黄深淵 K ◯

2戦目はグイベルさんが1、2回しか仕事しなかった、3戦目は一度も深淵されなかったという、割と運にも助けられた結果でもありました


3.構築意図

実際に大会で使用したレシピがこちらです

いろいろありますが、何点かポイントを説明していきます。

まず、ベースはこの猫ナルマガドンです

2弾で登場した1枚が2枚にも3枚にもなるダルマゲドンを主軸に、破間呼ぶ子ダニークリステルでセットカードを供給し、あわよくば猫セット→3コストの動きなど、リソース差で圧殺するという2弾のトップメタになり得るデッキです。

自分の構築も基本的にはその考え方です。

そこに、セットが溢れた時や低ATKのシステムユニットを4/4/1のアタッカーに変換できるバックパッカーも採用しています。

また、余ったCNT枠に、セットサーチやダルマドライブの質を上げるために縁結びを採用しました。


そして、このデッキ最大の特徴が

突発性ブラックホール

清き明き心

の2枚です!


これらの採用理由に関して、まずは現環境のお話をします。

2弾が発売されて、採用がガクンと減ったCNTのひとつがZAPです。

理由としてはいくつかありますが、
低コスト優良CNTが増えたこと
②全体的にユニットの質が上がり、ZAP1枚では複数体のユニットを処理しづらくなったこと
③天魔覆滅の登場により、0コスト一枚で防がれるようになったこと

などが考えられます。

その中で注目されているのが「破壊」です。

現状、「破壊」を回避する手段は皆無と言ってよく、確実に相手のユニットを処理できます。

また、Aではダルマ、KやWでも深淵創生等の強化により、盤面が重量級ユニットで埋まることも珍しくありません。

特に、Aでは毎ターン2枚しか使えないため、一度ペースを握られた相手を返すことが難しくなっていました。

皆さんも2弾環境で、
片方の盤面はフルに埋まり、もう片方はボロボロ
みたいな場面に遭遇することが増えたと感じませんでしたか?


そう言ったワンサイドの状況をリセットできるのが、今回採用した突発性ブラックホールなのです!

また、Wの台頭やダニー、ダルマによって、ユニットだけでなくセットゾーンが埋まることも多くなりました。

はい、清き明き心をプレイしながらこう言いましょう。

「ハーピィの羽箒です」


こうした劣勢盤面を一旦リセットできるということで上記2種を採用しました。

特に、ブラックホールはダメージ落ちからのシュレ猫である程度タイミングを選んで発動することもできるため、割と現実味のあるロマン砲に仕上がりました。


4.初期案

まず最初に組んだ構築がこちらです

呼ぶあぶダニクリステル16枚体制のいわゆるガン伏せアプレンティス型です。

お岩でダメージのカードを少しいじりつつシュレ猫→ダルマやブラホしていく狙いです。


この構築、実戦で何点か問題が発覚します。

① ダメージを与えられない

STK2以上がダルマとオーマイガーのみのため、相手へのダメージがなかなか与えられません。
さらに、ATKもその2枚に加えバックパッカーくらいで、守備突破もキツくなります。

こちらは盾札を呼び込むので耐久力があるのですが、こちらの攻め手もなかなかないわけです。

これは次の問題点にも繋がります。


② ライブラリアウトで負ける

上述の通り耐久力があるが攻撃力が薄いため、長期戦になります。
そうなると、デッキ回復手段もない、自分はセットサーチやダルマドライブでデッキを掘り進めるため、5割くらいの体感でライブラリアウトになってしまいました。


③ セットカードが渋滞する

このデッキのキモは、シュレ猫でダルマとブラホを狙った時に出す!ということです。

つまりある程度ダメージを受ける必要があります。

つまり、序盤は優良カードがダメ落ちするまでエーテル等は温存するのですが、その際にあぶよぶ系統をドライブしすぎると、セットカードが飽和状態になってしまう場面が発生しました。

そうなると、守備は万全でもユニットは低スタッツばかりになり①、②の状況に…という展開でした。

そこでそれらを解消するため、若干の調整を行いました。



5.調整その1

その結果がこちら

単純に破間→ジョーに入れ替えただけですが、これだけで安定感がぐんと増しました。

山田2種、ダニー、お岩など採用率の高いHP5ユニットの処理が一枚でできるため、
「ルーラーでルーラーにSTK3点」
と言える数が圧倒的に増え、ライブラリアウトまで長引くことが少なくなりました。

また、厄介な大型ユニットもジョー+呼ぶクリで7点作ることで処理できたりと、試合の中での選択肢が一気に増えました

実際に相手の壁処理のためにシュレ猫でジョーを引っ張ってくる場面もあったりして、かなり好感触でした。


6.調整その2

ミニGP当日の朝、ふと思いました。

「大祓えが浮いてるなぁ…」

あのリストを見ると、余ったCNT枠にいれた大祓えがものすごくノイズに感じました。

そこで大祓えに代わる0コストCNTを探していたところいいカードがありました。

このカードです。

そう、「縁結び」

このカードは呼ぶダニクリのODを補助したり、ダルマの能力を実質千年桜にしたり、ミニ鬼の宮になったり、CNTで次ターンのドライブブラックホールを仕込んだり、このリストだとどの場面でもかなり役割を持ってくれるカードでした。

これだ!!と思い、調整した構築がこちら


前回と変わったのは、まず、ブラックホール:清き明き心=2:2の比率を、3:1にしました。

これは、清き明きをドライブした際にできることが

①安全なユニット処理
または
②安全なルーラー殴り

であり、特に①は「これブラックホールでよくね?」となります。


また、それによりCNT枠に1枠空きができました。
そこを縁結びに変えています。

実際には、
大祓え、お岩(1枚)→縁結び2枚
にしています。

セットカードとダニーのおかげで守りは割と硬いため、お岩の役割はそこまで大きくないと判断し、入れ替えとなりました。

実戦でも縁結びでブラックホールドライブを成功したり、縁結び→呼ぶ子ダニーOD→猫→ダルマなどかなりいぶし銀な動きをしてくれたため、この採用は大当たりでした


7.採用したかったカード(調整案)

構築段階で抜けていったカードたちを紹介します。

もちろん環境によっては採用されるカードたちです。

①龍鬼大禍津日

通称マガちゃん

ダルマ同様1枚で2枚分仕事するカードです。
ダルマが自分のリソースを増やすのに対し、この子は相手のリソースを削ります。
(たまに自分のリソースを削っちゃうお茶目なところもありますが)

清き明き心との入れ替えが現実的です。

清き明きでセットカード1枚しか破壊できないような場面では、この構築では貴重なアタッカーになれ、処理されなければ次ターンも発動できるこのカードの方が圧倒的につよいです。


でも清き明き心でセットカード3枚焼却するの気持ちいいんだよなぁ


②絶対爆発!宇宙ミミック


性格悪いカードです。

①の大禍津日や、深淵のポルヴィス、キモカワクマによるセット割り、ディスペルCNTなどわりと2ダメージヒットする場面が増えたと思います。

ただ、逆にいうと相手にそういうカードがなかった場合、ミミックの分デッキパワーがガクンと落ちるため採用見送りになりました。

他の0コスト非CNT枠に優秀なものが増えたのも向かい風でした。


8.最後に

個人的には今回のデッキは、ロマン砲と最低限環境で戦えるパワーを両立した面白いデッキができたと思います。


いよいよ今日から2弾発売後初のもぎせんが始まりますが、このデッキをちょこちょこいじったもので出ようと思います。

同じグループになった方、私の右手に震えてください笑


以上、自己満足記事にお付き合いいただきありがとうございました。




(リクルーターくん、すまん…きみはこの環境じゃ厳しかったんだ…)

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