コロナ禍の出産(計画分娩、入院3日目、最終的に帝王切開で出産!)

前回のお話・・

16:00  先生の触診で、”帝王切開にしよう!”と決まる

今まで散々痛い思いしたのに〜( ;∀;)。。という気持ちと、

これが朝方3:00まで続く(初産婦の分娩時間は14~20時間と言われているので)のを考えたら、”帝王切開してください、ぜひ!”という思い。

とりあえず、この時すでに陣痛はなかなかの痛みだし、2分毎くらいで頻度も高めだったので、帝王切開の説明中も痛み、

「長い説明は良いから、早く帝王切開で良いから進めてー!」 という感じ。(^^;

***

16:30 夫から同意を得て説明する必要があるとの事で、夫にLINEビデオ電話。

先生から直接帝王切開になった旨、説明してくれる。

夫、仕事中だがすぐ駆けつけてくれるとのことで、1時間弱かかるかも、と先生にお伝え。

私の痛みがすでにあるので、夫の到着を待たずに手術を始めることに。

(ぜひ!すぐにでも!という思い)

その後、帝王切開の流れと書類の説明。

痛いから早くーと思いながらも聞いて、サイン。

***

16:40くらい そこから一気に手術モード!

先生2人 + 助産師さんと看護師さん 6人くらいが帽子つけて器具など用意しだす。(計8名くらい。帝王切開だと、こんなに大がかりにやるのか!)

私は分娩台の上で裸になり(手伝ってもらって)、医療用の着圧ソックス、帽子つけてもらい、背中から麻酔をいれられる。(丸く胎児の様な姿勢になって、背中から注射された。そんなに痛くない)

すぐに足が温かくなり始め、麻酔がききだす。

足がじんじんする。5分以内に、すでに自分の足じゃないような感覚。

マスクは外して(今まで一応コロナなので不織布マスクを着けていた)、代わりに酸素マスクをつける。

10分くらいで、下半身(お腹半分くらいから下)は全部麻痺、その上は普通。手は動くが片手は点滴をされているままで、指先に何かつけられ(心拍数を計っている?)、意識はばっちりある

もう片手は、血圧計(頻繁に膨らんでしぼむ)で捕らわれた状態。

ちゃんと麻酔がかかったか確認されて、

***

17:15 いよいよ手術開始!

腹を切っている様子が見えないように、大きな紙のようなものが私の視界の前につられる。

以前大怪我をして手術をした時に、全身麻酔をした経験から、わりと落ち着いている自分。

不安や心配もよぎるけれど、もう医者を信じるしかない。

母子共に無事でありますよーに!と願い信じる。


ものの15分くらいでお腹を切って(切られている時、痛くはないけれど同じ皮だからか、胸とかがつっぱる感じがした)

赤ちゃんがでてくる!!

産声ー!!!!

感動して涙がでてくる。。

両腕がとらわれているので、ただ涙が頬を伝って流れてしくしくしてる状態・・

今日一日面倒をみてくれていた看護師さんが涙をふいてくれたが、その人もつられて一緒に泣いてくれていた。(しょっちゅう立ち会っているだろうに、なんて良い人!)

今までの苦労、、長かった妊活生活、辛かったことを乗り越えて、赤ちゃんが無事に産まれてきてくれた事で胸がいっぱいになり、涙がしばらく止まらない。

途中で赤ちゃんは他の部屋に退出、その前に看護師さんが私の顔に赤ちゃんスリスリさせてくれた。

可愛い我が子にまた涙。。ほんとうに無事生まれてきてくれて良かった!

泣いて呼吸が乱れるので、酸素マスク大事!(笑)

ちなみに、、赤ちゃんの首に臍の緒がぐるぐる巻かれていたらしく!これじゃあ簡単に降りてこない、との事。

結果的に帝王切開でよかったみたい!

***

17:30

産まれるまでよりも、産まれた後の傷を縫い合わせる処理の方が長かった!

赤ちゃんの産声を聞きながら、その間に開いた傷をお医者さん2人で閉じていく。30分弱くらいで完了。

最後に看護師さんたちが、私の肌についた血とかをキレイに拭いてくれた。

終わって先生や看護師さん達がはけていく。(日勤の人達が多かったから皆すぐ帰っていったのかな)

***

18:00頃 夫が到着し、分娩室に特別に通される。

顔を見たとたん泣いてしまう私。夫もそれを見て一緒に少し泣く。

“よく頑張ったな!今日だけじゃなくてずーっと前からよく頑張った!”と涙声で褒めてくれて、もっと泣けてくる。

でも息苦しくなるから(まだ酸素マスクしているけど)あまり泣いてもいられない。

夫はもう赤ちゃんの写真や動画を撮っていたので見せてもらったり、なんだかんだ1 時間くらい話す。(追い出さないでいてくれた病院の人たちの優しさに感謝。)

***

19:00 夫に励まされ、バイバイする。

その後も私はずーっとしばらく寝たまま。(酸素マスクは外されたが、貧血のため?点滴はされ続けている。)

・・ここから私の長い夜が始まる・・

足の麻酔はまだジンジンして動かせない。

お腹の傷のあたり?をアイスノン?で冷やしていて、その上からタオル巻いて、寒くならないようにブランケットをたくさんかけられていて体が固定されている。(子宮を元の大きさに戻す為、伸縮のお手伝いをしている)

1時間くらい、その状態でずーっといて、不快になってくる。

・・足を動かしたい、動かないけれど!(まだ麻酔がきいている)うずうずする・・

お腹の筋肉痛みたいな痛み、少し寒気もするのでブランケットを増やしてもらう。

本来なら3時間くらいで麻酔が切れて自分の部屋に戻れるはずだが、なかなか足の痺れがなくならないし、出血が多くて心配だし、ということで、この体勢のまま延長。

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20:00 気持ち悪い・・不快・・でも動けないしお腹の鈍痛いたいし、、

Podcastでフワちゃんのテンション高いラジオを聞いて、30分ほど気持ち悪さがまぎれる。その間、足が動くようになる。麻酔がとれてきた!

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20:45 ナースコールで、足が動くようになったと連絡。早く部屋に戻ってくつろぎたい!

でもまだダメらしく、この姿勢のまま、今度は痛み止めの点滴をしてくれる。これは30分くらい。

不快だけどまたpodcastを聞きながら、なんとか1時間くらい過ごす。

痛みがだいぶ和らいだ!この辺でアイスノン?(子宮の辺りを冷やしていたもの)も外してもらう。出血は止まったらしい。

***

21:45 そろそろ自分の部屋に戻る雰囲気だったので、赤ちゃんを見たいと言ったら部屋(分娩室)に連れてきてくれた!

プラスチックみたいな入れものに入って、私の寝ている分娩台と同じ高さで横付けしてくれた。一気に痛みや不快感が気にならなくなる!(アドレナリン!?)可愛くて、いつまででも見ていられる。

ビデオ通話してOKと言われ、夫にLINE電話で連絡。 その後、両親にもLINE電話。結局寝たきりのまま、23:00頃まで電話していた。

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23:00 赤ちゃん、ここで別部屋に。たくさんの時間をもらえて良かった^_^

私も自分の部屋に戻って寝るのかと思いきや、今日は分娩台で寝ようとのこと。その方が看護師さん達も安心とのこと。

***

痛みも和らいだし、ここからは寝て休もうと思ったが、なかなか寝られない。腰は痛くないが、お腹の鈍痛がなんだかんだ気になる。傷口の張っているかんじ?とか 定期的に痛むし、、

そもそも今日は朝8時からずっとこの分娩台の上で過ごしている・・この不快感は、そこから来ているかもしれない・・エコノミー症候群的な・・

そして次第に体も熱くなってきて毛布を外してもらう。汗をかいている。

ヒザを曲げたりして楽な姿勢を探しながら、目をつぶるが眠りにつけず時間だけがすぎる。。

11:00..0;00...1:00..2:00..

今日は寝むれないかもしれない、と看護師さんも言ってたからしょーがないかな、と割り切る。

途中で注射や点滴の追加、血圧も測られたりして、そこでも起こされる。

でもできるだけ、明日回復していたいから(回復していたら、赤ちゃんにおっぱいをあげられる)寝むって体力を回復したい!


”コロナ禍の出産(計画分娩→緊急帝王切開、出産後~退院まで)” に続く・・



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