コロナ禍の出産(計画分娩→緊急帝王切開、出産後~退院まで)


前回のお話・・


無事に入院3日目に”緊急帝王切開”にて息子を出産した私。

帝王切開の場合は、産んでから8日目退院になります。(この産婦人科では)

ここから退院までの日はこんな感じで過ごしました。

***

入院4日目(出産日翌日)

子宮の収縮運動(大きくなっていた子宮が元の大きさに戻ろうとする)でのお腹の筋肉痛の様な痛みに加え、昨日一日じゅう分娩台の上で過ごしたことによる”エコノミー症候群”的な不快感を抱えながら、何とか夜を乗り越え、朝を迎える。(ほとんど眠れず・・)痛みは手術日当日と翌日がピーク!

9:00 am 日勤の人が到着したので、6人くらいの看護師さんによってストレッチャーに乗せられ、ようやく自分の部屋に移動させられる。

血液検査の結果、ひどい貧血(ぎりぎり輸血を免れた)で、尿の管を抜けないので、本日は一日寝たきり生活。それでも赤ちゃんは連れてきてくれて、ベッドのリクライニングを利用しながら起き上がっての母乳を与える。(母乳でた!不思議!)
赤ちゃんといる時はアドレナリンが出ているせい?か不思議と痛みがなくなる。

ちなみに帝王切開後のこの痛みを表すと・・極度に筋トレ(腹筋)をした後の様な痛み。咳、笑ったりくしゃみをしても、鼻をかむので少し力む位でも痛む。。自分でベッドから起き上がることもできない。少しでも腹筋を使う動きはNG。朝起きた後に起き上がろうとする時が特に痛む。
通常は退院までに自分でベッドから起き上がれる様になれれば良いそう。

食事は、腸などに優しいものから。昼は暖かいお茶のみ、夜はおかゆ。

痛み止めのお薬を、この日から退院まで毎食後飲む。

***

入院5日目(出産後2日目)

貧血の値はだいぶ良くなったけれど、まだ不安なので今日から個室に移動。個室ならトイレもシャワーも部屋にあるし、今後赤ちゃんと同室になった後も良いだろうとの事。

(+ 帝王切開になったので保険適用になる為、生命保険会社にお金も請求できるので個室の代金を気にせずに移動できる!)

個室に移動した後は(荷物は看護師さんが運んでくれた)、部屋の中で立って歩く練習。身体をピンと張って立つ事はできないけど、かがんでならできた!(出産日のエコノミー症候群的な不快感からの反動で動きたくてしょうがなくて頑張ってしまう)

この日から通常食。朝食はまだ食欲がなくて残してしまったけれど、その後は全部完食!腸の働きも戻ってきた。

午後は赤ちゃんを連れてきてもらっておっぱいをあげたり(昨日より出ている)オムツの替え方を看護師さんから習う。

そして待望のシャワー!お腹の傷に防水シールを貼ってある。(湯舟に浸かれるのは1ヶ月後

***

入院6日目(出産後3日目)

日中のみ母児同室開始!

リクライニング使わずベッドに横になることができる様になった!(看護師さんに驚かれる)入院中もほぼ毎日ストレッチやヨガもやっているおかげ+エコノミー症候群的な思いの反動かも。

ミルクの作り方、ミルトンの使い方を習う。

日中だけ(~19:00)の同室でも、泣き止まないので、試行錯誤。。

「何で泣いているのか分からない」と看護師さんに相談すると、「赤ちゃん自身もわかってないから、私たちが分からなくて当然。泣き止まない日もあるよ」と言ってくれる。少し安心する。

貧血なので夜は看護師さんが赤ちゃんを引き取ってくれたが、離れ離れになった後にどっと疲れがきてすぐ眠りにつく。

***

入院7日目(出産後4日目)

24時間同室開始!

明け方30分ごとに目が覚めて、寒けを感じる。分厚いかけ布団にくるまって丸く縮こまって寝る。
朝ごはん時には寒気はひいてたが、頭がぼーっとする。熱を測ると37.6度

看護師さんに聞いたら、母乳をあげていないから熱が上がっているんだろうとのこと。体温計を脇じゃなくて、ヒジに挟んで測定したら、37.2度。これくらいの微熱なら、朝ごはん後の痛み止めで治まるから大丈夫と言われる。

便秘解消のため、座薬を入れてくれる。(カンチョウと違って我慢はいらない。しばらくしてジンワリ便意がくる)

赤ちゃんと同室になって母乳をあげる。ママのおっぱいの熱を放出する為にも、赤ちゃんの免疫を付ける為にも母乳をあげる事は良いこと。

試行錯誤しながら赤ちゃんの世話を頑張るが、1時間を超えるギャン泣きの末、翌朝3時am時点でギブアップ・・(まだ貧血だから無理そうだったらナースコールで呼んで、と言われていたので甘えてしまった。。)

退院したらギブアップなんて無し。明日からは絶対24時間同室を乗り越えなければ!

***

入院8日目(出産後5日目)

今日こそ、もうギブアップなしの24時間母児同室開始!

朝7時~完全同室開始。

午前中、明治の人がきて、”ほほえみキューブ”の説明。(病院で使っているミルクのキューブ。計量いらずで使いやすい!

オムツ、おっぱい/ミルク、抱っこ、ゲップ。

一体どれで泣いているのか、試行錯誤して一日が終わる。。

泣くのを待っておっぱいやミルクあげるのではなく、”泣かれる前にやる”という考え方を学ぶ。(でも寝ている赤ちゃんを起こしての授乳は可哀そうでなかなかできない・・)

気張ってるせいで悪露(オロ)が多い。。

***

入院9日目(出産後6日目)

昨日は24時間同室を何とか乗り越えられて達成感+自信がついた!

午前中、帝王切開の傷の抜糸。10分もせずに終わる。(麻酔も何もしないけど、全然痛くない!)

赤ちゃんの体重が増えているとの事で、日中は母乳のみで過ごす事を勧められる。・・が、日中母乳チャレンジによって、一日中ギャン泣きされ疲れ果てる・・また自信がなくなる・・(^^;

***

入院10日目(出産後7日目)

午前中、沐浴(もくよく)見学。

一人で手早く入れている様子を見るが、自分でできる気がしない(^^;

沐浴は最初の一か月だけだし、その間は里帰り中で母親に手伝ってもらえるので、後でもう一度YouTube等を見てからやってみよう。

昨日の抜糸に続き、お腹のホチキスを取る。これもまた麻酔なし。

取る時の痛みはほぼ皆無!(毛を抜くよりも痛くないくらい!)

授乳とミルクを繰り返し、泣かれて試行錯誤しつつ、一日が終わる。

***

退院日

ついに退院!

朝9:30頃に清算の紙を受付の人が持ってきてくれる。

最初に支払っていた10万円 とは別に、追加料金で28万円。(後で会社の保険組合、個人で入っている生命保険 からお金がかえってくる)

帝王切開になったし、個人部屋になったし、入院日が長引いたし、貧血の薬もだされたし、悪露(オロ)用のパッドも追加で買ったりしたので、けっこう値段が上がった様。

クレジットカードで支払う。

部屋を片付けて、赤ちゃんを着替えさせて(用意してきた服とおくるみ)、荷物は看護師さんが玄関まで運んでくれる。

10:00 母と夫が迎えにきてくれて車で家へ帰る。(リアルぽぽちゃんに会えて大喜び)

想定よりもずっと長くかかった入院生活は、ここで幕を閉じたのでした。

お世話になりました~!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?