夏の前戯みたい

今日は新調したてのサンダルを履き、水色のジーンズを買ったから、夏の前戯みたい。
気分がいいから、そのまま身に付け、自転車も漕いでしまった。

運動しても程よく夜風が冷やしてくれる季節。
ふと周りが眩しく見えることもあるけれど、私はポンコツだ。守備範囲が狭いのと、心身を使い過ぎるとオーバーヒートする。
いい歳なので、自分向けの負荷は理解し、やりたいこと・やらねばいけないことも、酒量をコントロールするみたく、少し足りないくらいでセーブするのがいいのかな。

昼間はロクに何かをする気になれず、ゆるやかに時間が溶けた。
洗濯をして、すこし日記を書いて、ベイスターズの試合を追ったり、カブスにいる今永のインタビューの動画も見たかな。

3月、岐阜に行った時に着ていたGAPのパーカーは、しばらく着ることもないだろうから、改めて洗濯し、クローゼットへ。
くたびれたTシャツは2軍落ちを検討して、年始から5キロやせたぶん、サイズの変わったジーンズの替えも検討して、特別予算をいくら組めばいいんだ。


オヤツとして、数日前、旧友とハマスタに行った時に分けてもらった「ベビースター・ラーメンおつまみ」をつまみ「自分が普段選ばない食べ物もいいな」と余韻に浸る。
カロリーメイトを選ぶにも、私は延々とチーズ固定で、保守的というか「すきなものへの忠誠心」が強い傾向はある。
でも人に手を引かれ、別のものに触れるのはいいと思うし、そういうのは、知らない駅で何となく途中下車するくらい楽しい。


夕方、結果的には出かける前か。
昼食兼夕食で、家にあった蒙古タンメン中本のカップヌードルを食べた。
何もしてない一日だから、そこまで食費をかけようと思えなかったけど、納豆とニラキムチも入れて、すこし栄養分を増強した。
「野菜も食べなさい」「たんぱく質は大事だよ」
自分の中に複数いる自分がミーティングしながら、明日に向かって歩いていく。

「夏物の服を買ったら、明日の外出も楽しくなるよ」と、それはまるで夏の前戯だから。