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pacific ocean park #2: dansa med digについて


0. はじめに

 明けましておめでとうございます! pacific ocean park主催の管です。今年もよろしくお願い申し上げます。
 2月17日(土)新代田FEVERにて開催のpacific ocean park #2、ほんとうは12月末から出演者紹介を行う予定だったのですが師走とはよく言ったもので仕事が妙に忙しくなってしまい……。遅ればせながらまずは今回の企画の軸になったdansa med digからご紹介させていただきます!

1. dansa med digとは?

 2016年始動の仙台を拠点とするプロジェクト、dansa med dig。中心メンバーはギターのお2人で、サポートを迎えてライブ活動を行なわれているようです。80年代から現在にいたるまでのUKロックやシンセポップに影響を受け、多彩でスケールの大きいサウンドを鳴らしています。ちなみにバンド名はスウェーデン語で、「あなたと踊る」といったような意味合いみたいです。その印象もあってか、個人的には北欧的な凛とした温度の低さを感じます(仙台が拠点というのもあるかもしれません)。
 個人的な推し曲は2023年リリースのEP『After The Last Light』の冒頭を飾る「The Last Light」(このEPタイトルで1曲目の曲名がこれなのめちゃめちゃかっこいいですよね)。ソリッドなリフと澄んだ歌声の対比が美しいです。

2. 昨年最大の衝撃的な出会いのひとつ!

 実はこちらのdansa med dig、存在を知った経緯がいまひとつ定かではないのですが恐らく昨年なにかしらの形でSNSで目にして気になったのだと思います。折しも先述のEPがリリースされてからそう月日も経っていないタイミング。なんとなくの直感でSpotifyで聴いてみたところ、一発でぶん殴られました。透徹した音像と力の抜けたナチュラルな英語の発音、広がりのある空気感……いまどきこんな言い方をするのはダサいのは百も承知ですが、海外のドリーム・ポップの最良のアクトが鳴らすサウンドそのものでした。「こんなバンドが日本にいたのか……」といういたってベタな衝撃を受けました(そしてこの衝撃はのちにエイプリルブルーのメンバーにも共有されました笑)。
 dansa med digの音楽はめちゃめちゃバランスが絶妙だと思います。ヘヴンリーで耽美な音像だけれどCocteau TwinsやBeach Houseほど彼岸っぽい感じではない。80s由来のポップさはあるけれどM83やPostiljonenみたいにノスタルジックな憧憬として完結させるのではなく、あくまでもエッセンスだけを抽出してアップデートしている。ビートはソリッドだけれど圧は強くない。ポストパンク的なストイックさは根底に感じるもののひねくれてはいない。そしてなんといってもあまりに美しいメロディとハーモニー。ルーツは確かに見えどもぴったり同じ存在があまりいないような感じがします。
 次にイベントを組むときは絶対このバンドを呼ぼう、と決めたのが#2の企画の発端にもなっているので、今回ご一緒できてほんとうに嬉しいです!

3. 今現在ライブ未見! でも間違いなく最高!

 イベント主催者としてあまり褒められたものではないのは重々承知しておりますが、知ったのがごく最近ということもあり、恥ずかしながらdansa med digのライブは現時点では未見です(今月18日に西永福JAMにてライブがあるようなので順当に行けばこの日初めて観ることになりそうです)。

 しかし、間違いなく素晴らしいアクトであることは既に確信しています。なぜならこちらのライブ映像があるから。

 40分弱のあいだ、美しい音しか鳴りません。必見です。

 そんなdansa med digを含め全アクトが40分のロング・セットでたっぷり演奏するpacific ocean park #2、詳細は以下の通りです! ぜひお越しください!

pacific ocean park #2
17th Feb (Sat) 2024
Shindaita FEVER
Open 17:30/Start 18:00
Adv. ¥3000/Door ¥3500 (+1 drink)
U-23 ¥1500 (+1 drink, ID required)

エイプリルブルー
dansa med dig

D.B. Inches
EASTOKLAB

ご予約:各出演者またはpacificoceanpark2023@gmail.comまで

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