見出し画像

困頓生活 5 / tohoho次郎

text by tohoho次郎
posted on 2021.5.12



愛知県にまたも緊急事態宣言が出されるとの事ですが、去年の緊急事態宣言の時もそうでしたが、私は仕事が休みになるでもなく、リモートが出来るわけでもなく、全く変わらない生活です。何となく「うーん、これで良いのかな?」と思ったりするのですが、ただ仕事が無くなって困っている人達もいる訳で、これはこれでありがたいのかな?オリンピックってそこまでしてやる事なのかな?皆様はいかがお過ごしでしょうか。
それでは日々暮らしの箸休めにどうぞ。

私はバンドをやっていますが、そんなにすごく音楽に詳しいわけではないです。でもそんな私でも「あぁこの曲知ってて良かったなぁ」と思う瞬間があります。
先日ミモザという木を始めて直に見ました。大きな木で、黄色い花がほぼ満開。凄く綺麗。
おぉ、これがミモザかぁ〜。あ、ミモザってそう言えばアカシアって言うんじゃなかったっけ?と思った時頭の中に流れてきたのがこの曲


西田佐知子 「アカシアの雨がやむとき」

好きなんよなぁこの曲。やっぱり良いよなぁ悲しいよなぁ、生きるのは。としばし頭の中で曲が流れた後、あっミモザってそういえば…と次に流れたのがこの曲 

カネコアヤノ 「Sezon」

あぁそうか、やっぱりこの季節の歌なんやなぁ〜。この人って感情を言葉にするのが凄く上手やよなぁ〜。言葉が綺麗やし。うまく言えへんけど、例えば汚い言葉とか、荒々しい言葉を使っていても言葉がしっかりしてるというか、やっぱり綺麗という表現が1番しっくりくるんやけど、そういう人の歌は良いんよなぁ〜、考えてみたら好きな人は皆んなそうやもんな〜。あと、詩の中にただ「花」って出てくるのより、具体的な種類が出て来る方が圧倒的に良いよなぁ。リアリティがあるというか。
と思いつつ、暫くミモザを眺めました。こんな時にあぁこの曲知ってて良かったなぁと思うんです。何となく気持ちが良い。
因み調べたらミモザはオジギソウの学名でアカシアがヨーロッパに持ち込まれた時にオジギソウに似たアカシアという事で「ミモザアカシア」と言われ、そこから「ミモザ」と言われる様になったそうです。そのアカシアの中でもミモザと呼ぶのは黄色い房状の花をつける種類の物だそうです。で「アカシアの雨がやむとき」に登場するアカシアはアカシアではなくニセアカシアとの事。えっ!違うやん、折角気持ち良かったのに!と思いましたが、そういう事も知れて良かったです。
次はニセアカシアを見つけようと思います。

あっ違うわ!探すんじゃなくて、偶然花や物、それだけじゃなくてシーンを見つけた時に「あっ!これは!そうか!」とか「こんなん…あの曲やんけ…」と勝手に曲が流れ出すのが気持ち良いんです!
もっと音楽を聴いているともっと沢山のこういうシーンに出会えるんでしょうね。それって豊かだな〜と思います。音楽もっと聴こう。



tohoho次郎_profile
愛知県の名古屋近郊で活動しているtohohoというバンドでベースと広報を担当しています。普段は犬山市の農機具屋で修理をしてます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?