≠ME全国ツアー幕張公演が素晴らしかった話

※この記事は≠ME 全国ツアー2022のセットリスト、演出等のネタバレを含みます。ツアー後半戦に参加される方やこれから配信を視聴される方など、もしいらっしゃったら何卒お気を付けください。

2022年10月15日土曜日、私は武蔵野線に揺られながら幕張へと向かった。
≠ME 全国ツアー2022 「もしこれが恋ならば君しか無理なんだよ」を観に行くためである。

ノイミー単独では過去最大級のキャパシティとなるこの公演を見逃すわけにはいかないと、ファンクラブ先行で早々にチケットを確保した私はこの日を心待ちにしていた。7月に開催されたイコノイジョイ2022で全国ツアーの開催、そしてそのうちの1会場が幕張メッセイベントホールであると発表されたときから、最高のライブになることを確信していた。

当日午前10時半からは同会場でイコノイジョイ大運動会2022が開催されていた。FC先行と一般発売のどちらにおいても抽選を外した私には配信で観るよりほかに選択肢はなかった。家で配信を観てから会場へ向かうか悩んだのだが、物販との兼ね合いもあり余裕を持って会場に向かいながら電車内で観ることにした。運動会の結果はノイミーちゃんは残念だったが、バラエティーとしては完全に優勝していた。運動会については(余裕があれば)後日改めて投稿したい。

物販は余裕をもって購入することができた。公式のペンライト(2022版、かわいい)とミニフォトカード、ステッカーを購入した。イオンやアウトレットモールで適当に時間を潰しながら開場を待つ。

17時、開場時間になりイベントホール付近へ向かった。当日券の販売は無し、ナタリー等でのライブレポによると約6000人を動員したようだ。入場はアリーナ席とスタンド席で分かれており、係員の方も多数いらっしゃったため比較的スムーズに進んだ。物販も入場もスムーズに進めたのは運営様に感謝である(3周年コンサートのときは物販が全く進まずなかなかつらかったのと、入場が開演に間に合わない方が複数いた記憶)。

私は運よくアリーナ席であった。しかもA-2ブロック、すなわち最前ブロックの中央下手よりという、控えめに言っても神席を引き当てることができた。さらに、ブロック内の最後列という、後述するが今回の演出においては圧倒的に優勝することができる席を獲得してしまったのだ。

午後6時半、Overtureとともに公演がスタートした。1曲目は「まほろばアスタリスク」。個人的にはライブの1曲目というイメージが薄い曲ではあったので予想外ではあったのだが、間違いなくキラーチューンであるこの曲のパワーによって、会場全体が一気にノイミーの雰囲気に包みこまれていった。また新衣装での登場だったのだがこれが可愛すぎた。ストライプのシャツにしっかりめのジャケット、爽やかなこの水色衣装は過去トップクラスにノイミーらしさに溢れていると言ってもよいのではないだろうか。「秘密インシデント」「ポニーテール キュルン」「クルクルかき氷」「好きだ!!!」と、ワンハーフで曲の畳みかけが起こり、このブロックだけでも相当な充足感である。さらにポニキュルからはトロッコが登場し、アリーナ後方に設営されたサブステージへ行き来しながらのパフォーマンスであった。ブロック最後列、つまり通路に面した席であった私は間近でトロッコが通り過ぎるのを観ることができた。最終的にはメンバー全員近くを通ったのではないだろうか。広い会場ではあったがメンバーを近くに感じられるような演出が終始散りばめられていたことが印象的である。

MCを挟んでユニット曲ブロックへ。ノイミーのユニット曲は遊びが効いている曲が多く、バラエティーに富んでおり楽しい。やはりメンバー個々の個性がより強く楽曲に現れているので、ひとりひとりの良さを再確認することができる。特に4thシングルのカップリングに収録された「こちらハッピー探検隊」と「サマーチョコレート」は最高だった。ハッピー探検隊はわちゃわちゃ感の強さが楽しい(そして歌詞が最高に良い)し、サマチョコは2人の圧倒的アイドル性の掛け算が痺れるくらいの可愛い空間を創り出していた。この2曲もトロッコや通路、お立ち台などでメンバーが近くに来てくれる場面が多くて最高に楽しかった。

続くダンストラック、ここもライブ全体を通して強く印象に残っている。きらりんのダンスの圧倒的さを観ることができてすごくよかったし、ソロダンスも個性が出ていて大変見ごたえがあった。とくにももきゅん×きらりんのパートが好きだった。そしてその流れからの「チョコレートメランコリー」「P.I.C.」とかっこよさで魅せる曲が続くのも良かった。以前どこかの記事か何かで指原さんはコンサート全体の流れで必要になるような曲を考えてつくる、といったような内容を見たことがあるが、確かに公演全体でアクセントとなるような曲が複数あるのは緩急もつくしメンバーの表現力の幅も観られるし良い。

ももきゅん主演のミニコント的なVTRを挟んでからはイコラブのカバーで「CAMEO」が披露された。このときの場内のどよめきはなかなかすごかった。私もCAMEOはイコラブの中でトップクラスに好きな曲なのでとても嬉しかった。そして「す、好きじゃない!」。この曲良いですよね、、、(唐突な呼びかけ)。アニメタイアップという点でも注目されたがシンプルに曲も振りも良いしパフォーマンスも良い。あと後方スクリーンの映像は絶対にどこかで公開するべきだと思うので運営様何卒ご検討のほどよろしくお願いします。

ここからライブ終盤であるが私の涙腺は徐々に決壊へと進んでいった。「君と僕の歌」はノイミーが大きいステージに向けて一歩ずつ進んでいることをメンバーとファンで共有することができる曲で毎回泣ける。「君はスパークル」は演出となつみんへの思いが相まって涙が溢れてしまった。「僕たちのイマージュ」は前へと進む12人の力強さを改めて感じてさらに泣けた。

そして「虹が架かる瞬間」で本編の幕が下りた。この曲はスクリーンにMVの様子と、MV撮影当時は休養していたももきゅんのソロカットが映し出されており、12人揃った瞬間が私には確実にみえた。この曲はノイミーにとって祝福の曲だと感じていて、ここまで歩んできた道のり、そしてここからのノイミーの物語が希望で満ち溢れたものになるための地図になるような曲だと思う。またいつか12人でこの曲を歌う日が来ることを心から願う。

アンコールが始まる前に、5thシングルのMV公開のサプライズがあった。MVの前になんかちゃんが美容室に入るシーンが映し出され、すべてを察した客席のどよめき、ざわつきが凄まじかった。爽やかな冬の青春ソングである「はにかみショート」はノイミーらしさが溢れており、冬もノイミーの勢いが止まらないことを確信した。1サビでショートカットになったなんかちゃんが映った瞬間の会場の盛り上がりはなかなかすごかった。実際に私も「かわいい、、」と独り言ちてしまった。

そして私の心が大きく揺れたのは2サビ後半、最初は幻聴かとも思ったのだが、間違いなく永田詩央里さんの歌声が聴こえた。以前ももきゅんが休養していた際も歌唱のみ参加してくれていたので、もしかしたらあり得るのかなと思ってはいたが、、。忙しい合間を縫ってレコーディング等参加してくれたのだと思うと本当に感謝の気持ちと、シンプルに声がきけて嬉しい気持ちが入り混じってまたも涙が堪え切れなくなってしまった。どうしようもなく好きなんだなぁ。。

アンコールでは新曲の初披露もあり、爽やかでキュートな冬衣装に身を包んだメンバーは一段とかわいらしかった。ラストを≠MEで閉めるのも良かった。≠MEはまだまだ続くし、まだまだ大きくなるし、まだまだ私たちに青春を、夢をみさせてくれる。いつか頂点にたどり着くその日まで、応援し続けたい。そう改めて感じたコンサートだった。

今回のツアーはこの幕張公演が私にとっては最初で最後だったので、今後しばらくまた現場の予定がないのが寂しいが、おそらく来年2月頃に開催されるであろう4周年コンサートには何としてでも行くという決意を固めた。5thシングルの発売ももちろん楽しみである。また3周年コンサートのBlu-rayも購入したのでしばらくはこれで我慢するとしよう。

帰宅してグッズを開封すると、ステッカーはなつみんのメッセージ入りのもので、またミニフォトカードはミラクル!MVのしおりんを引くことができた。ここでもちょっぴり泣いた。


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