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2020年、フリーランスの生きる道。

2020年。冒頭から世界中がコロナウイルスに振り回されていた。
野球部が高く打ち上げたフライを眺めるように、なんとなく毎日更新されるコロナのニュースを見ている自分がいる。不謹慎だろうか。いや同じ感覚が多数派だろう。

自宅で淡々と仕事をして人間に会わない生活を送ることが自分にできるコロナ対策の唯一の策なんだろうなぁと、それもまたなんとなく考えながら、少し値の張る人間工学に基づいた快適イスをamazonでポチって自宅環境を整える。

会社員たちが一斉に出社をやめてしまい、世の中に”リモートワーク”という言葉が急速に浸透し始めた。
ついには”リモワ”という略語が友人との会話の中の頻出単語となった。

ZOOMやWherebyなどのWEB会議ツールが意図せぬ形で頭角をあらわし、着実に自宅で作業できる裁量・環境が増えている。
フリーランスの働き方にリモート会社員が迫ってくる。

リモートを推進できるような施策を考えたりデジタルで物事を解決しようとすると、何かにつけて”コロナビジネス”と揶揄される。しかし、実際にリモート促進は必然であり、そしてまた、ただの通過点なんだろう。

フリーランスとしてはこの状況を迎合すべきなのか畏怖を抱くべきなのか。これを機に自分の仕事をしっかり見直すことが必要なフェーズに来ているのは明らかだった。

初めまして、ぷーさんと言います。
北海道で調剤薬局薬剤師として従事し、東京の広告代理店で3年働いた後に一昨年からフリーランスになり、組織に所属しない働き方をしています。
メディカルライターとWEBサイト制作、そして広報PRコンサルの3足のわらじを履いています。

趣味はどこでも働けるライフスタイルを生かした海外旅行。


窓から見える景色に桜が映り込むようになってから、季節の変わり目として今後の身の振り方を考え直そうと思い、色あせないようにここに記します。

今回のコロナ騒動で、私たちフリーランスは世の中の急激な変化による働きにくさを感じ、急に仕事がなくなる恐怖を植え付けられた。

イベントに関連する仕事は軒並み無くなった。
商品のプロモーション方法をがらっと変える必要があり、従来通りのやり方ではすでに立ち行かなくなっている。予算振りも大幅に修正をしている会社も多数ある。

影響があまりなさそうな業界の案件でさえも、社員たちの働き方の変化によって変化が訪れた。半分以上の仕事がクライアント会社の就業時間が終わるちょっと前の夕方に来ていたが、今では1日中随時入ってくるようになった。
そのせいで、一日中気を張ることになった。


逆に、変化に対応しやすいのもフリーランスの特徴。
時代の流れを読んで、クライアントとその先のお客さんが本当に欲しいものを提供できれば仕事がなくなることはない。

私事では、デジタル寄りの広報PRコンサルを始めたり、リモート社員が潤滑に仕事を流せるような施策や工夫を凝らしたことで、仕事が非常に増えた。嬉しい悲鳴だ。

その裏で、今まで惰性で働いていた先輩フリーランスたちが一掃されていくのを目の当たりにした。怖い。

「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである。」

ダーウィンが『種の起源』でそう発信した。
まさにこの過渡期こそ、変化に適応できる人にとって好都合な世の中なのだ。今まではゆっくりとした変化が多かったがそんなことも言ってられない時代だ。変化を恐れてはいけない。諦めるな。


それではどうすれば変化に適応することができるのだろうか。

新しいスキルを身につけるか、手持ちのスキルを組み合わせて何ができるかを日頃から考える、もしくはその両方だろう。

自分の場合は器用貧乏なのと好奇心旺盛な特性を生かしてスキル獲得に重きを置いてきた。
幸いにも新しいことができるようになることに喜びをおぼえる人種だ。

ちなみに、自分の手持ちのカードは、


人脈
ギター
アロマ
企画立案
文章編集・執筆
WEBサイト制作

それぞれのスキルは大したことないけれど、すべてをある程度こなせる人はほとんどいないのではないか、と自負するほどには興味の赴くままにスキル習得してきたつもりだ。

スキルの組み合わせを最大活用してお金を稼いでいる。もとい、人の役に立てている。
仕事は誰かの役に立つために存在するのであって、その結果として相手が享受したモノやサービス、気持ちの対価にお金を貰う。

結局のところ、仕事はGIVEの精神で成り立っているのではないだろうか。現に周りのフリーランスの9割がGIVERだ。必須条件。

いつ死んだとしても後悔しないように、ととあるワニがそう教えてくれた。
日本国民に対して、死について深く考えるきっかけを与えてくれた。
それと同時に「何のために生きているのか」という問いにまで派生した人は少なくないはず。
驚くほど多くの人の琴線にふれたのは、それだけなんとなく生きている人が多かったことの現れだろう。

後悔を減らすには間違った選択をしないのではなくて、選んだ選択を正解にしていくだけ。後悔をせずに反省をしよう。反省をするために過去の行動をつまびらかにし、要素分解していくのは好手だ。

そうやって後悔を減らして幸せを増やすしていくしかないのだ。
みなさん、幸せになりましょう。

僕にとって、僕が幸せになるための僕の理想の姿は、
先頭に立ってみんなを鼓舞するような人よりも、涙こらえて立ちつくす人の背中をそっと押してあげれる人。
そんな自分でありたい。
そして、好きな人たちに囲まれて死ぬまで駆け抜けたい。

2020年。昨日の自分に負けない自分を目指します。

#個の時代の入春式


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「#個の時代の入春式」という共通のタグをつけて、noteでフリーランスとしての自分を表現する記事を書き、「この春宣言したいこと」として自分の想いについて自由に発信する企画です。

気持ちを入れ替えることができるようなイベントがないフリーランスの僕たちが「気持ちを一新して自らの想いを宣言し、祝い、そして高め合える場があれば」という想いのもと、同じフリーランス友達たちが発足した企画にび便乗しました。

フリーランスとして活動されている方には是非参加して頂きたいです。フリーランスではない方には、フリーランスってこういう働き方と想いを持っているんだなー、となんとなく思ってくれるだけでも嬉しいです。

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本当に本当に、励みになります。 ありがとうございます!!!