S13最終41位、初手テラスアグロ〜イイネイヌを添えて〜
こんにちは、ぽんずです。
今シーズンはかなり特徴的なパーティを使って、中盤元気をしていました。
終盤は構築が上位に割れていたので勝ちきれず、そこそこという所で終わってしまいましたが、片方のロムは中盤に盛ったレートに手を付けず貯金を残していたため自身初となる最終2桁を取ることが出来ました。
また、この構築のリキキリンをタケルライコに変えたパーティでシニア最強決定戦に出場し、2位で予選を抜けることが出来ました。
注意、本構築はかなり割り切った相手が多く、初手選出時点や構築段階で勝てないと諦める場合があります。
構築経緯
昨シーズンはランクマを休止していたため、なんとなく軸を探していた所、YouTube活動されているケビンさんがトルネロス+メガネサーフゴー+鉢巻きランドという並びで100勝RTAを達成され、また、瞬間一位を達成したことを知りました。この並びは自身もレギュDで使用したことがあったので、パクることにしました。
基本的に、ランドロスとサーフゴーの2大アタッカーは受けを許しませんが、どちらかに受け出しが出来る環境上位のポケモンとして
・ゴリランダー ・ヒードラン
・ランドロス ・テツノカイナ ・カイリュー
が挙げられます。それらにまとめて強く出られるポケモンを探していると…ぴったりのポケモン、イイネイヌに辿り着きました。
ゴリランダー→ダストシュートでワンパン
ヒードラン→馬力とダストシュートでテラス前後で共に打点を持つ。
ランドロス→番犬+冷凍パンチ
テツノカイナ→格闘半減でダメージレースで有利
カイリュー→冷凍パンチが読まれない
@2は、圧倒的に重いイーユイや水ウーラオスに強いAS水オーガポンと相手の風+高速ポケモンに対してトリルで切り返しが行え、トリルとパオカイの対策にもなるリキキリンを採用することに至りましま。
個体解説
トルネロス@気合の襷
H4 C252 S252↑ テラス霊
追い風、木枯らし嵐、守る→確定枠
怖い顔→拘りアタッカー達が中速な都合、追い風+αのS操作で先手を取らないと厳しい展開になりやすいため採用。
S操作役。
襷がある分初手は追い風を張らずに突っ張りやすく、トルネミラーでも基本は初手木枯らし嵐で後打ち追い風を目ざします。
また、怖い顔によるトリル耐性やランドロスの地震を透かす要因、襷の行動保障の都合、トリル構築を含むほぼ全ての構築に選出していた。
襷トルネロスのテラスは霊で確定だと思う。
サーフゴー@メガネ
H180 B84 C60↑ D4 S180 テラス鋼
HB…特化水テラス雫水流連打でをほぼ耐え
S…風下で最速スカーフ100族+3/味方のランドロス抜き
ゴルラ、シャドボ→確定枠
気合玉→ヒードランやイーユイに打てばイージーウィンが狙えるため個人的には必須級。
徹底抗戦→サマヨールや積み構築を消し飛ばす。この枠はトリックや10万ボルトでもいいが、そんなに打ちたい場面が無いので消去法での採用。
初手置きその1
初手に出してテラスゴールドラッシュを打つのが爽快ですが、S操作で有利を取ったタイミングで裏から出す動きも強かった。
ランドロスの鉢巻き地震でよく巻き込むため、死ぬ前に一仕事してもらうためにSを結構振った。この調整はよく生きたが、サーフゴー単体ではこんなにSが欲しいことは少なかった。
トルネラオスVSトルネサーフは、追い風+テラスゴールドラッシュでトルネロスを飛ばせるので出し勝ち。
ランドロス@鉢巻き
H68 A212↑ B108 D4 S132 テラス水
A…ほとんどのカミを地震でワンパンできるライン
HB…カイリューのフルパワー神速15/16耐え
特化悪ウーラオスの暗強+不意威嚇込みほぼ耐え
S…風下で最速スカーフ100族+2
初手置きその2
鉢巻き地震のパワーが凄まじく、自由に動けば相手は一瞬で壊滅する。
トルネロス以外地震を透かせないが、相手に守るが無さそうなら味方を巻き込みまくった。
いつの間にかサーフゴーからトルネロスの隣の席を奪ってしまい、初手置きは6割くらいこいつだった。
水テラスは相手の考慮外であることも多いため、初手で切ることでかなりアドバンテージを取ることができ、初手でパオジアンや水ウーラオスと対面した時は迷わずテラスを切っていた。
イイネイヌ@チョッキ
H252 A148↑ B4 D12 S92 テラス水
A…抜群ダストシュートでH252ヒードランを確一
ゴリランダー、悪ウーラオス、ヒードランなどに受け出しからの対面処理が可能で、パーティの穴をしっかり埋めてくれた。
また、このポケモンを先頭に配置することで、サーフゴー視点できつい相手のヒスイウインディの先発を抑えることができたと思う。
ゴーストタイプに何も出来ないことと、案外火力が出ないため、カミ、イーユイ、テツノツツミあたりがワンパンできないことには注意がいる。
テツノカイナよりHPが低くBDに寄った配分なため、ドレインパンチでの吸収が美味しい。
テラス水はパオジアン、水ウーラオスの意識
水オーガポン@井戸の面
H60 A252 B4 D4 S188↑
S…最速化身ランド抜き
蔦棍棒、ニードルガード→確定枠
ウッドホーン→威力が低く、ウーラオスをギリギリ落とせないものの場持ちを良くする働きが大きく採用。
アンコール→寿司と積み構築やその他有象無象を完封しつつ、追い風ターン枯らしの守るを逆手に取ることができ、更には詰め筋にもなる優れもの。ウーラオス非採用の追い風構築に入れるオーガポンには優先採用すべきとまで思う。守るに対して先制でアンコールする動きが強すぎる。
この構築の裏エース。
等倍なら結構なんでも耐える耐久を持ち、テラス蔦混紡でかなりの高打点を叩き出す事が出来るハイスペック。
かなり厳しい暁ガチグマやコータスに抗える貴重な駒。
アンコールでカイナに一生腹叩かせて、コノヨザルに一生筋トレさせて、クレセリアに一生祈らせます。
リキキリン@お盆
H4 B20 C252↑ D52 S180 テラス妖
S…風下で最速135族抜き
D…珠グレンアルマのWダメテラス手助けフィールドワイドフォース81%耐え
トリックルーム、封印→コンセプトなため確定
ハイパーボイス→範囲技で雑に削りを入れたい
マジカルシャイン→当初はサイコキネシスを採用していたが、圧倒的にトドロクツキが重い構築なため、気休め程度にフェアリー技を入れた。
この構築で一番後悔が残ったポケモン。
当初はBC振りで使っていたのを風下で強く使えるようにCSベースに変えたが、意外と耐久に振っていないリキキリンは柔らかく、トリックルームでの切り返しという役割をこなすには若干物足りなさを感じ、無意識に対追い風への選出を避けてしまったことが勝率の低下に繋がっていたと思う。(これに早く気づけていれば終盤も勝てたと思う。)
イエッサンでも同じような事が出来るが、先制技から守りたいトルネロスとランドロスが浮いてしまっているためリキキリンを採用した。
テラスフェアリーは悪タイプ達とレジドラゴに抗うため。
選出
対カエールパ
トルネ+サーフ、イイネイヌ+リキキリン
初手ヒスイウインディは負けなので諦めます。
対トルネ化身ランド
トルネ+ランド、オーガポン@1
or
トルネ+オーガポン、ランドロス+イイネイヌ
大抵トルネランドという先発をしてくるので選出を合わせにいきます。
対カミカイナドラン
トルネ+サーフ、ランド+オーガポン
トルネを大事にしながらランドロスを裏から死に出しして、オーガポンで詰める。まず負けない。
対ツキバレル
トルネ+ランド、サーフゴー@1
ランドロスのとんぼ返りで辛うじてサイクルを回すことでなんとかトドロクツキを弱体化させたい。
対ゴリラサフゴドラパウイン
トルネ+ランド、イイネイヌ+オーガポンorサフゴ
ランドロスに全てがかかっています。交代読みを決めまくらないと若干きつい。
その他の追い風
トルネ+サフゴorランド、ランドorサフゴ+リキキリン
トルネで圧をかけて相手に追い風を貼らせながらリキキリンで切り返し
対パオカイカミユイ
トルネ+ランド、イイネイヌ+リキキリンorオーガポン
ランドでなんでも出し勝ちできます。
対寿司
トルネ+ランドorサフゴ、オーガポン+サフゴorイイネイヌ
勝ち筋は一つ、オーガポンで守るをアンコールすること。チョッキ、鉢巻き系は知らない。
再戦では普通にアンコール読まれて終わりなので諦めます。
対純正イエアルマ
トルネ+ランド、オーガポン+リキキリン
初手木枯らし地震で吹き飛ばす。ワイガトリルに対しては、2ターン目に味方怖い顔+地震で大抵吹き飛んでいきます。
対鎧アルマ
選出は純正と同じ
グレンアルマor蜻蛉役に怖い顔+地震。最速グレンアルマにはランドロスより先に動かれるので負けです。
対ロンゲ系統
サフゴ先発、トルネ、ランド、オーガポンから先発を選択。
サフゴのテラスゴールドラッシュでオーロンゲを飛ばし、オーガポンのアンコールで積み技をロックしてゴリ押しする。
対ディンラッシャ
トルネ+ランド、サフゴ+オーガポン
木枯らし+蜻蛉ラッシャ方向でオーガポン出し。アンコールで行動を縛りつつ、交代先にサーフゴーのゴールドラッシュを打って負荷をかける。
重いポケモン
この構築をは絶望的にトドロクツキが重いです。
飛行+悪で構築に一貫があり、オーガポンのウェポンを両半減し、悪タイプなため怖い顔が効かず、地震を飛行テラスで透かしてくることもある厄介な相手です。隣を無視してでもまず先にこいつだけは仕留めるという意志を持たないと一瞬で4縦されます。
ドラテラドドゲザン
テラス無しで対面で勝てるのがイイネイヌのみ。
巧みサフゴ
基本積み、居座り系統のポケモンはオーガポンのアンコールでかき乱すものの、サフゴ相手には無効化されるため、ランドロスなどの高火力で頑張ってゴリ押すしかない。
鉢巻きラオス
こちらの耐久調整を貫通されるのに加え、ラオスより遅いポケモンが多く、猫騙しで誤魔化すことができないため勝てません。
ガラルファイヤー
徹底抗戦で一撃で沈める。まともに戦うと崩壊します。
怖い顔やアンコールが通りにくい相手と、ドラゴンテラスのポケモンが大抵きついです。でも集中狙いをしていれば意外となんとかなります。
チョッキイイネイヌの考察
チョッキイイネイヌの強みは高い耐久数値と優秀なタイプ、豊富な技範囲にあります。
テツノカイナは数値で戦うポケモンなのに対して、イイネイヌは範囲で戦うポケモンといった印象を受けます。
チョッキイイネイヌの有用技一覧
・ドレインパンチ→ダメトレ最強のメインウェポン
・毒突き→命中安定の一致技
・ダストシュート→ゴリランダーなどをワンパン可能だが、命中不安
・冷凍パンチ→ランドロスへの打点。
・サイコファング→カイナ、水ラオスへの打点。壁割りも割と便利。
・10万馬力→ドラン、ヒスイウインディをワンパンすることが可能。役割対象への遂行速度を上げる。
・はたき落とす→一致技両半減のゴーストタイプへ打点となる。道具無効化と型判別も割と便利。
・疾風返し→先制技や猫への対策となるが、パオジアン横のノーマルテラスカイリューへの疾風返しが乱数なため、パオカイ対策としては信用できない。来月からはガオガエン対策として使えるかも。
・アイアンヘッド→ハバタクカミへの打点。
・ハードプレス→HBカミでも飛ばせる
・インファイト→最高打点。
・噛み砕く→ゴーストへの打点
・カウンター→耐久が高いため、一発耐えて返しで倒すことができる。上手く使えば寿司対策にもなるかも。
個人的な技のランク分け
SSドレインパンチ
Sダストシュート
A毒突き、冷凍パンチ、叩き落とす、サイコファング、疾風返し
Bアイアンヘッド、ハードプレス、10万馬力、噛み砕く、カウンター
Cインファイト
技選択
格闘技 基本ドレインパンチ。この技が優秀過ぎるのと、インファイトはイイネイヌの鈍足高耐久の数値にあまり噛み合っていないため、変える意味はほとんどない。
毒技 毒突き↔ダストシュートの選択ですが、仮想的となるゴリランダーやテラス後のヒードランに毒突きでは7割ほどしか入らないため、ダストシュートを採用するメリットが外しのデメリットを上回ると思います。
サブウェポン パーティとの相談です。技選びによって、勝てる対面か手も足も出ない対面かが変化します。
この構築では仮想的のランドロスを倒す冷凍パンチと、サーフゴー、カイナへの打点となりつつヒードランやヒスイウインディへの遂行速度重視の10万馬力を採用時しました。
疾風返しはリキキリンがいる都合先制技が抑制されているため非採用としました。
終わりに
この構築は割り切りが多く、重いポケモンも多いためマッチングで時点で有利不利が大きく決まりやすい、メンタルに悪い構築でした。予選では安定しなさすぎてこの完成度では使えそうにないので、勝ち切れる構築作りができるようになりたいです。
TNぽんず、最高R1940、
TNポンズ、最高R1948、最終41位
レギュFはもっと勝ちたい。
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