見出し画像

【一生使えるチャートスキル】ボリンジャーバンドの正しい使い方

テクニカル分析は「何を使うか」よりも「どう使うか」が重要である。

こんにちは@chanP_skill。今日は正しいボリンジャーバンド(以下ボリバン)について詳しく解説していきます。

ボリンジャーバンドを使用しているトレーダーさんは多いのではないでしょうか?初心者のころから私もよく愛用していました。今でも環境認識用で使用しています。

特に「3σ内に収まる確率が99.7%」を合言葉のように-3σタッチしたら買いを入れるという間違えた解釈をしていて使用し、苦い思いをしました。

ボリバンは誤った解釈をして使用をすると、トレンド発生時に逆張りトレードをしてしまうことになりものすごく損失が出ます。
(サラリーマンの年収があっ!という間に('ω')バーン)

■このnoteを読み終えるとわかること■

・逆張りで使用するための正しいボリバンの理解  
・ボリバン使った逆張り・順張りのトレード方法
・トレンドが発生しそうなタイミングの予測

まだトレード初心者だった時にネットで自分より上級トレーダーが「そろそろトレンドが出そうなんで・・・」という相場解説を聞いて「どうやったらそんな予測ができるようになるのだろう」と思っていましたが、

それがこのボリバンに隠されていました。

本noteをトレード初心者からボリバン使用者まで、少しでも多くのトレーダーのかたに活用していただけると大変嬉しく思います。

ボリバンの見方 -初心者用だけど重要なポイント-

まずボリバンが何でできているかということから解説していきます。

ベースは移動平均線です。このベースにボラティリティ、いわゆる価格変動の振れ幅を加えたものがボリンジャーバンドです。(このボラティリティがトレンドを観測する上でとても重要)

このボラティリティの幅をσ(シグマと読みます。最初読めなかった、笑)で表しているのですが、詳しくは下記チャートを見てください。

画像1

このように上から+3σ~ミッドバンド(MD)~-3σまで表示しているものがほとんどです。20日間の値動きが大きければバンド幅が拡大し、逆に値動きが小さければバンド幅は縮小していきます。

ちょっと難しいですがこれを標準偏差といいますが、難しいのでボラティリティ(値動きの幅)と覚えてもらえれば大丈夫です。

一応標準偏差のことも載せておきます。

標準偏差 ( ひょうじゅんへんさ 、 英: standard deviation, SD)とは、データや確率変数の、平均値からの散らばり具合(ばらつき)を表す指標の一つである

画像2

ここは重要なポイントなのでもう少し砕いてお話ししていきます。

例えば、20日移動平均線が500円だとします。これは20日間の終値の平均値が500円ということですが、その間に1000円で終えた日もあれば200円で終えた場合もありますよね?

この200円~1000円のばらつきが標準偏差になりバンド幅になります。これが400円~600円の値幅で移動平均線が500円であれば値幅が前者よりも小さいのでバンド幅は縮小します。

大勢が陥っている標準偏差99.7%の罠

よくよく考えたら、±3σ内に収まる確率が「99.7%]という解釈を間違えて使っているトレーダーがめちゃくちゃ多いです。言葉をそのまま鵜呑みにしてしまいー3σタッチで買い、+3σで売りというトレードしているといつか破産します。なぜなら下記の場合も3σ内に収まっているからです。

画像3

このチャートをみてわかると思うんだけど、これも3σ内に収まっているんことになるんだよね。±3σ内に収まる確率がなんていってナンピン続けたらどうなるか、、、(実体験です、笑)

この手法が通用するのはレンジ相場だけでありレンジ相場はトレンドが終焉を迎えてから形成されるもの。またボラティリティがある程度一定している状態でもあります。

狙いならバンド幅が一定で推移している状態で狙うか、拡大してから少し縮小したところを狙うのがポイントです。

画像4

ボリバンの3つの重要要素-①バンドウォーク②スクイーズ③ボージ-

①バンドウォーク
順張りで一番利益を伸ばせるのがこのバンドウォークであり見つけ方と終わり方を説明していきます。


■まずはバンドウォークを知らない人用に

バンドウォークとは?
・+1σと+2σの間の+2σよりを中心にしてウェイブしながら上昇しているのが上昇のバンドウォーク
・-1σと-2σの間の-2σよりを中心にしてウェイブしながら下降しているのが下降のバンドウォーク
・一言でいうとトレンドのことです
※下記チャートを参照

画像5

バンドウォーク = トレンドに乗るということであり、
順張りで一番儲かるタイミング。逆張りは絶対禁止

■順張りでエントリーするタイミング■
ここからは、より実践的でかつ明日から使えるようにボリバンを解説していきます。

まずバンドウォークを使った順張りの手法は主に2つあると思っていまして
❶バンドが縮小から拡大したタイミング(エクスパンションといいます)で+2σタッチした方向にポジションをとる
❷バンド拡大後の1σ~MD(ミッドバンド)でエントリー

この❶にあるバンドが縮小(スクイーズといいます)の見つけ方は便利なチャートがあるのであとで説明します。

文章だけだとわかりずらいと思いますので、下記チャートを参照ください。
こんな感じです。

画像6

それと、ここで重要なのがバンドウォークが終わったかどうかを何で判断するかということですが、私はミッドバンドで判断しています。

もう少し具体的に言うと
ローソク足の実体がミッドバンドを割り込んだ場合(髭が少し割ったとかは気にしません)をバンドウォークの終わりとして判断しています。

画像7

逆張りトレーダーの方は、このミッドバンド割り込んで再度2σタッチしてきたところが勝率が高くてオススメのポイントです。

画像8

❷スクイーズとボージ(一目でわかるチャートサイトも記載あります)
あまり聞きなれない言葉だと思いますが、両言葉ともバンド幅のことを指しています。これは覚えておくと、トレンド発生・終了のタイミングを見極めることができて便利です。

・スクイーズ バンド幅の最縮小幅地点 = トレンド発生シグナル
・ボージ バンド幅の最拡大地点 = トレンド終了シグナル

ここから先は

534字 / 2画像

¥ 2,980

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?