見出し画像

#05【ローソク足について学びたい人】ローソク足の中身も分析しましょう

テクニカル分析は
「何を使うか」より「どう使うか」が重要

このnoteをきっかけに少しでも多くのトレーダーの方とご縁が持てればうれしいです。

■このnoteを読むとどうなるか■
・ローソク足の基本的なパターンが理解できる
・トレンドの転換がわかる
・実践的なローソク足トレード手法が手に入る

ローソク足の歴史-世界中で使用されている日本発祥のテクニカル指標-

こんにちはかずぽんです( ´∀`)
今回はチャート分析の「超基礎編」ローソク足について解説していきます。

最後のほうに、ローソク足でトレンドの転換や手法についても解説していきます。

トレードを始めたばかりの方には必ず見てほしい記事。これを理解しないとトレードができないと思います。

チャート分析は、ローソク足で始まりローソク足で終わります。なぜなら、すべてのインジゲーターはローソク足が土台で出来ているからです✨

そんな「超基礎」だけど「超重要」なローソク足(プライスアクションともいいます)の基本について詳しく解説していきます。

★まずは歴史から📕
ローソク足の歴史は江戸時代(1724年-1803年)まで遡ります。そんな昔から今でも世界中で使用されているんだから驚きです( ゚Д゚)それは相場の本質を映し出しているからにほかならないからです。

当時「稀代の相場師」ともいわれた本間宗久(ホンマ ソウキュウ)さんが考案したといわれています。彼は、米相場で財を成すのですが『本間さまには及びもないが、せめてなりたや殿様に』といった唄が流行るほどの成功を収めたと言われています。

そんな本間宗久さんのローソク足を使った手法を書いた、林輝太郎さんの著書「酒田罫線法」は私の愛読書の1つ。読み返すたびに新しい発見ができる本なので是非機会を作って読んでみてもらえればと思います。

ファイル_000

※酒田罫線法(著 林輝太郎)

ローソク足はその形状がローソクに似ていることが由来です。というのは足取りのことで、相場の記録のことであり、グラフで描かれたものを指しています。

画像2

◉ローソク足の4つの構成について

ローソク足とは4つの値の動きを一本の棒状の足で作成したものを指します。またローソク足の種類は大きく分けると「陽線」と「陰線」の2種類に分ける事が出来ます。

■4つの値
・始値 = 最初についた価格
・終値 = 最後についた価格
・高値 = 一番高くついた価格
・安値 = 一番安くついた価格

画像3

■陽線、陰線とは?
・陽線 = 始値より終値の価格が高い
・陰線 = 始値より終値の価格が低い

ここで陽線と陰線についてもう少しお話ししていく。
陽線とは、最初についた価格よりも終わりについた価格のほうが高く終わっていることから「買われて取引を終えた」と読めます。

要するに、買われて終わったため買い人気が高いということになり、今後も買われる可能性があります。陰線はその逆です。

しかし、この陽線、陰線は出現するタイミングなどで捉え方が180°変わります。(最後に解説がありますので、必ず読んでほしい)

ヒゲについては上記画像を参照ください。

ローソク足の形状の種類と見方

ここからはローソク足形状の名称と見方についてお話していきます。少し実践的な内容です。実体やヒゲの中身を紐解くことで、精度の高い分析をしていくことが可能になります。下記は全て陽線で説明しておりますが、陰線の場合は意味が逆です。

画像4

画像5

①大陽線
端的にいうと、『大きな陽線』です。笑
どのくらいのサイズという決まりは特になくて、直近のローソク足の大きさの4~5倍以上の実体を伴ったローソク足を指します。実体のサイズはエネルギーの大きさを表していて、大きいほど力強さがあります。ヒゲの有無はあまり関係ありません。

②坊主
特徴としては、ヒゲがほとんどありません。これはエネルギーが一方向に動いたことを指します。陽線坊主の場合、上昇エネルギーが始値から終値まで継続的に動いたことを示しており、力強い動きを表します。

③下ヒゲ
ヒゲは買い方と売り方の激しい攻防があったことを指します。下ヒゲの場合、最初は売り方が強かったが、途中から買い方が参入し値段を切り上げて終わっています。よって、買い方優勢を表しています。

④上ヒゲ
ヒゲの考え方は下ヒゲと同じです。上ヒゲの場合、最初は買い方の動きが強かったが、途中から売り方が参入し値段を切り下げて終わっている。よって、売り方優勢を表します。

⑤小陰線
実体が小さいローソク足を指します。エネルギーが弱いことを示しています。

⑥十字線(同時線)
相場が転換するときに出現しやすいローソク足です。特徴としては、始値と終値がほぼ同じ値段で終わります。これは売り方と買い方のエネルギーが拮抗していることを指します。拮抗が崩れた方向に転換(トレンド)することが多いです。

※ポイント
初心者の方には少し難しくなってきてしまうと思うから、なんとなくで読み進めてほしいです。ローソク足はどう形成されたかでも意味合いが変わってきます。例えば、下記図では同じ大陽線でも意味合いは変わってきます。

画像6

右側はローソク足を形成した中身の動きを指しています。左側は始値から終値までずっと一辺倒に上昇して終わっています。これは大変力強いことを表しています。

しかし、右側の動きを見てください。これは、始値から上昇してから一度下がってます。その後、再度上昇し高値近辺で取引を終えています。

この場合だと、一度下がったということは売っている人が一定数いることを表しています。左側の値動きと比べると、買い方のエネルギーが弱く感じます。

このように、同じ大陽線でもどんな動きをして形成されたかを見ることで、より精度の高い分析をすることが可能になります。初心者の方は、なんとなくでいいので覚えておくと後々役に立つと思います。

ローソク足で見抜く!!相場転換のサイン

実践で使える、相場転換時に出現しやすいローソク足の5つのパターンを紹介していきます。少しパターンが多いのですが、覚えてもらえると必ず役に立ちます。Twitterで質問に回答してるのでわからないことふがあれば気軽にDM下さい。

♦トレンド転換5つのパターン
❶天井圏の上髭
❷底値圏の下ヒゲ
❸十字線
❹天井圏の大陽線
❺底値圏の大陰線

画像7

天井圏、底値圏を見るときのポイントはある程度長い期間で見ることがポイントとなります。期間が短すぎると、少し下げただけで底値圏になってしますので、、、

天井圏の大陽線、底値圏の大陰線について

画像9

画像8

あれ?大陽線、陰線は力強さを表していたんじゃなかったっけ?と困惑するひともいるかと思いますが、天井圏、底値圏で出現した場合は、意味合いが逆になります。そのことについて、もう少し詳しく解説していきます。

これは要するに力を使い果たしたと読み取ることができます。天井圏の大陽線はすなわち「買い手パワーの終焉」を。底値圏の大陰線は「売り手パワーの終焉」を表しています。

買い手側が力を使い切ったらどうなるでしょうか?
買い手がいなくなります。買い手がいなくなるということは、今まで買ってた人が売りを出してくるようにため、売り手が増えてその後下落して相場の転換を迎えていきます。

上記はちょっと極端な例ですが、イメージとしてはこんな感じです。

■noteのまとめ■
・形状により意味合いが変わってくる
・転換には5つの代表的なパターンがある
・大陽線、陰線は発生のタイミングに注意

気軽にコメントください(=゚ω゚)ノ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?