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アイデア生成機としてのAI画像(とその他雑トピック)

最近はちょっと他のAI画像生成サービスやモデルを弄ったりしてるので、記事にするほどの内容がないため箸休め的な内容で。

アイデア生成機としてAI画像生成を使用する

AIによる画像生成は「特徴を加算・減算する」ことが得意としてるので、キャラクターのデザインなんかにも使用できるかも?という試みです。

特にNAI君は衣装のデザインについてはアドリブを効かせたいい感じで処理してくれるため、例えばメカニカルな戦闘服と動物の組み合わせは非常にバリエーションに富んだ結果を出してくれます。とりあえずやってみましょう。

1girl, armored {{{sheep}}} battlesuit, mechanical theme,
UC: {{{inaccurate limb, inaccurate face and eyes, inaccurate hands and fingers}}}, no person, multipul views,
Scaleは7くらい

羊の角がヘルメットになってるバトルスーツというデザインを出してくれました。髪はおだんご?よく見ると凄い毛量。

peafowl(孔雀)

sheepの部分をpeafowl(孔雀)に変えただけのもの。

penguin(ペンギン)

ペンギンにするとアークナイツとかそれ系のソシャゲに出てくるデザインが多めなんですが、敢えて尖った(文字通りの意味)この画像にしました。

zebra(シマウマ)


spotted seal(ゴマフアザラシ)


anteater(アリクイ)

ヘルメットがそれっぽいです。

armadillo(アルマジロ)

モンハン風だったり現代ヒーロー風だったり

dolphin(イルカ)
okapi(オカピ)
platypus(カモノハシ)

カモノハシ感はないものの重量級なシルエットで妙に格好いいです。
このあたりから絵柄に飽き始めてクオリティタグをマシマシしはじめてます。

koala(コアラ)

特にむちむちにする語句は入れてないんですがむっちむちしてます。

serval(サーバルキャット)

(フレンズだこれ…)

rhinoceros(サイ)

ちょっとこれは勝てない
左みたいな下半身がセクシーなロボットいいですよね、昔のPOWER DoLLSみたいで。

specter lemur(メガネザル)
hyena(ハイエナ)
hedgehog(ハリネズミ)

これは期待通り。青いのはたぶんあのゲームの影響でしょう。

meerkat(ミーアキャット)


mole(モグラ)

たぶん後ろのマシンに乗り込むのでしょう

同じくmole

巨大な女の子がハンガーで整備されているという面白いシチュ
こういうの好きな人には凄く刺さるんでは?個人的にはクリティカル枠です

porcupine(ヤマアラシ)


owl(フクロウ)

猛禽類は目がいいのでスナイパーでしょうか。

kingfisher(カワセミ)
turkey(七面鳥)

もっちりしたスカート周りが面白いです。

red-crowned crane(タンチョウヅル)

……と、長々と画像を載せてしまいましたが動物や鳥の英語名を入れてガチャするだけでも時間が延々と溶けていくくらい楽しい。
なお虎とか狼みたいな如何にも戦闘と相性がいいタイプではなく、面白い特徴をもった動物を入れるほうがデザイン的に参考になるケースが多いような気がします。

今回はメカニカルな戦闘服というテーマにしましたが、例えばこれが戦闘機や戦車だったりモンハン寄りのファンタジー鎧でも良いわけで、色々と応用が効くのでは。

コロシテ…コロ…シテ…

なお当然の如くファンブルも出る模様。

プロンプト作りの参考になる本

NAIに限らずAI生成でもっといい画が作りたいという方に参考になりそうな本があったのを思い出したので紹介したいと思います。

ジェームス・ガーニー(James Gurney) (著)「カラー&ライト ~リアリズムのための色彩と光の描き方」

美術とかイラストの勉強をしたことがある人なら「いや知ってるってば…」って本なんで今更感ですが、たぶんそれ以外の人はまず読まない本なので。

この本は有名イラストレーターである著者が自身の絵とともに、人がものを見る仕組みである光と色の仕組みとその効果について詳細な解説がしてある本なのですが

・フォームの原理(光があたった物質に現れる拡散、反射、陰、投影などの様々な振る舞い)の説明
・人物に当たるライティングの種類
・色彩のもたらす相互の影響や印象、有効な配色
・コースティクス、水面による光の屈折・反射、空気遠近法(逆空気遠近法)などの画に印象的な影響を及ぼす光の効果

などなどプロンプトのネタに使える色々な用語が載っています。
実際この本で解説されていた言葉を拾ってちょっとNAIで使えないかなー……と軽くプロンプトに入れてみたら、結構いい感じの光の効果が得られるようになりました。

透け百合、目が惜しい

元々こういう本って絵に関する知的好奇心の目覚めを促すというか、絵やイラストを勉強しようと思ってる初心者に教養として知っておいてほしい内容が詰まってるものの、一方で「読んでも具体的に絵が上手くなるわけではない」というある種の贅沢品みたいな分類だったんですよね。

でも魅力的な画を作るには?とか光や色の原理や、光が起こす様々な現象と演出効果としての効能みたいな解説は、AI生成の画像においてはむしろ即戦力になる知識なわけで、それらを描いた作者の美麗な絵とともに定義付けされた「用語」としてしっかり解説されている点が強いです。

とはいえ高い本なので、まずは試し読みして内容が気に入ったら買うかも?くらいで記憶しておいて貰えれば。

ようやく落ち着いてきたと思ったら…

8月下旬にSDが突如現れて以降ずっと「ほぼ毎日なんらかの大事件が起こってる」というAI画像生成の界隈で、単にキャッチアップするだけでもいっぱいいっぱいな状況が10月中旬頃からはようやく落ち着いたと思ったら……

1)Midjourney V4で元々強い風景に加えてイラストの大幅強化
2)Easterモデルの登場
3)2891名の音声を学習した音声合成AI「MoeGoe」
4)Anything-V3.0モデルが登場
5)中国コミュニティが『元素同典 不完全科学の魔導書』発表

次々と新たなトピックが上がってきて、特にAnything-V3.0はNAI君にはどうしても限界があった手指を非常にいい感じに出力してくれるらしく、これをきっかけにまたAI生成画像のレベルが一段上がる期待があります。

特に意味のないペンギンまみれ

しばらくこれらのキャッチアップに集中しつつ、溜まったテーマの分の制作記録もアップしたいと思います。
しかしこの界隈の新たなトピックを網羅しながら、TIやHNの学習沼に浸かりつつ更にAUTOMATIC1111の新機能追加に付いていける人って化け物ですね。

ペンギンスーツふみふみ

また余裕が出来た頃に次の記事は公開しようと思うので、お暇があれば読んで頂ければと思います。よろしくお願いします。


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