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【ポケモンSV】シーズン12使用構築ー眠れぬ森の珍獣【385位】

こんにちは
スミス(TNぽんぽんちい)です。
シーズン12、皆さまお疲れ様でした。

私はレート2000を超え、最高順位も更新できる、満足のシーズンでした。いつもは爆死しがちな最終日に運に恵まれ、レートを大きく伸ばすことができました。
結構面白い型のポケモンを採用できたと思うので、読んでいただけると嬉しいです。※構築経緯がかなり長くなってしまったので、型だけ読みたい場合は読み飛ばしてくれて構いません。

結果です。最高順位更新でき嬉しい!
サブも3桁にのこりました
レンタルとして残しておく気はあまりないので使いたい方はお早めにor連絡ください

【構築経緯・コンセプト】
(1)ゆるい展開要素のある対面構築
ここ数シーズン「対面構築の2番手は数的優位を取ることが必ずしも重要ではない」と考えていた。
対面構築で先発のポケモン同士で打ち勝つことは重要(自分は相手の2番手に対して有利なポケモンを2番手に選べるため)だが、2番手で打ち勝っても最終的にラス1の殴り合いになるので、そこの勝ち負けは実は勝敗に直結するわけではない。
相手の3番手を削ることはできるが、逆に積みの起点になって敗因になることすらある。
というわけで、2番手のポケモンで、従来通り数的有利を取りに行く動き、先発の出し負けの不利を捲る動き、3番手の積みアタッカーに繋ぐ展開構築のような動き、この3つを使い分けられる構築を目指した。

(2)後発のハバタクカミ+ウーラオスの強さ
対面構築では初手にテラスタルを切る(切らされる)ことは結構多いため、テラスなしでの対面性能の高いハバタクカミとウーラオスを裏に置くのが強いと考えた(今回は水ウーラオスを採用)。
陽気ウーラオスは麻痺した最速ブーストエナジーテツノツツミより速いというところにシナジーを発見してしまったため、ハバタクカミはブーストエナジーの電磁波採用型、ウーラオスは最速のビルドアップ型で採用した。

(3)初手スケイルショットカイリューの対面性能
前期対戦相手に何度かやられた初手スケイルショットカイリュー選出が強いと思ったので、上記のウーラオス、ハバタクカミとあわせて基本選出とした。
初手のカイリューはテラスタル込み対応範囲がかなり広く、ステルスロックも痛くないため動かしやすかった。

基本選出が強かったので、厳しい部分を残り3体でカバーすることを意識して構築を完成させた。
最初は高耐久水や受け崩しができる電気テラス珠パオジアン、鋼を牽制しつつ火力を押し付けられる眼鏡イーユイ、雑に広く殴り合えるチョッキガチグマで回していた。

パオジアンが受け以外に出しにくかったため襷になり、イーユイはサイクルしない構築でこだわり眼鏡が動かしにくいことと、瞑想ハバタクカミが全体で重いことからチョッキテツノドクガに変更になった。
ガチグマはほとんど選出していなかったが、他のポケモンに変更するとなぜか極端に勝率が落ちるため苦手なカバルドン入りピンポイントのかなり変な型に変更になり構築が完成した。

これは構築段階で意識していたわけではないが、結果的に今期の勝利に貢献していたと思うので、コンセプト4つ目として下記を挙げておきたい。

(4)適度な上振れ要素や地雷要素を仕込む
前期の構築が割とテンプレなポケモンが多く、相手に読まれていると感じたことが多かったため。
普通に戦っても強く、その上でイージーウィンできる要素を多めに盛り込んだ。

【個体紹介】

最強

カイリュー@イカサマダイス
テラス:鋼
特 性:マルチスケイル
実数値:167(4)-204(252)-115-**-120-132(252)
技構成:スケイルショット、アイアンヘッド、神速、けたぐり
調 整:ASぶっぱ

主に先発で出して場を荒らすのが仕事のカイリュー。
飛行テラバーストカイリューを初手置きする構築と近い発送かもしれない。
嘴飛行テラバーストより火力は低いものの、スケイルショットのS上昇が強いのと必ずしもテラスを切らなくていいのが強み。
先発想定をすると竜の舞を積む暇はなさそうなのでフルアタにした。
けたぐりは打つ機会が結構多く優秀だったが、代わりに地震がないためサーフゴーに打点がない点だけ玉に瑕。


電磁波は結構打ちました

ハバタクカミ@ブーストエナジー
テラス:電気
特 性:古代活性
実数値:151(164)-**-84(68)-180(196)-156(4)-181(76)
技構成:ムーンフォース、祟り目、電磁波、瞑想
調 整:C振りハバタクカミのシャドーボール+ステルスロックを耐え、110族抜き前後のハバタクカミ意識のCSライン(耐久無振りハバタクカミをムーンフォース2発で中乱数くらい)

電磁波、瞑想を採用した欲張りハバタクカミ。
特殊相手は殴り合って突破を目指し、物理には電磁波を打って裏のウーラオスに繋ぐのが主な仕事。
電磁波持ちのハバタクカミはHBのことが多いが、物理を倒す型ではないため、ミラーを意識した調整にしている。
テラスタルは鋼と飛行を半減にしつつ、電磁波も拒否できる電気。


本構築のMVP

ウーラオス(れんげきの型)@パンチグローブ
テラス:毒
特 性:不可視の拳
実数値:189(108)-168(140)-121(4)-**-81(4)-163(252)
技構成:水流連打、ドレインパンチ、ビルドアップ、冷凍パンチ
調 整:最速、ハバタクカミの半減ムーンフォース+シャドーボールを耐え、あまりA

基本選出ラストの最速ビルド型のウーラオス。
最速ウーラオスより速いポケモンが実は現環境かなり少ないため、広い範囲に上からビルドアップを積むことができる。
選出率もおそらく1位で本構築のMVPだと思う。
冷凍パンチの採用が珍しく、基本カイリューにしか打たない技であるが、逆に言うと「カイリューに打つ技」でもある。
相手視点で考えれば、ビルドアップを積んだウーラオスが冷凍パンチを打ってくることをケアするより、テラスして水流連打が等倍になることをケアする方が明らかに勝率がいいので、とにかく刺さった。
テラスタルは鋼、電気、水なども候補で正直迷った。電気テラバーストのパオジアンが重くないなら水の方が強そうではある。


多分この型を使っていたのは私だけだろう

ガチグマ(暁)@喉スプレー
テラス:毒
特 性:しんがん
実数値:220(252)-**-141(4)-198(196)-90(36)-75(20)
技構成:ブラッドムーン、大地の力、騒ぐ、真空波
調 整:ハバタクカミのムーンフォース2耐え、C11n、ミラー意識で少しS

最高に意味不明な構成のガチグマ。
元々はチョッキで運用していたが選出機会が少なく、それなのに抜くとなぜか勝率が悪くなったため、苦手なカバルドン展開を倒すピンポイントな型になった。
騒ぐを打つとお互いのポケモンが眠らなくなるため、あくびに後出しから対処することができる。これは挑発型やあくび型にはない強み。
さらに喉スプレーでCも上昇することができるため、次ターン以降の騒ぐが実質ブラッドムーンになる。副産物としてアンコールを持った耐久カイリューにも強く出ることができるようになった。
カイリューが出しにくい時の初手要員としても活躍してくれて、一発芸ではない強さがあった。


電気テラバーストを打つ瞬間が大好き

パオジアン@気合いの襷
テラス:電気
特 性:災いの剣
実数値:155-189(252)-101(4)-**-85-187(252)
技構成:氷柱落とし、氷の礫、うっぷんばらし、テラバースト
調 整:ASぶっぱ

マリルリ、ヘイラッシャ、ドヒドイデなどの耐久水絡みの構築を崩す枠。
当初は珠でそれでも強かったが、スタン系統にも出しやすいようにタスキに変更した。
うっぷんばらしは甘えるハバタクカミや威嚇などを意識した。
襷なら噛み砕くよりは強いと思う。聖なる剣やサイコファングなどは選択かなという感じ。


色違い、カッコいい!

テツノドクガ@突撃チョッキ
テラス:草
特 性:クォークチャージ
実数値:165(76)-**-81(4)-209(236)-132(12)-153(180)
技構成:炎の舞、ヘドロウェーブ、アシッドボム、サイコキネシス
調 整:C11n、準速100族抜き、あまりH(ハバタクカミのシャドーボール3耐え)

補完枠として採用したチョッキのテツノドクガ。
サーフゴーを牽制する枠であり、あらゆる型のハバタクカミに強い。
また、現環境ではブーストエナジーを持った方が多いため、型の誤認も狙えたかもしれない。
どくびしテツノドクガ+耐久カイリューの並びや、ハバタクカミの眼鏡orスカーフをケアしないといけない。この枠がイーユイだとウーラオスは流石に水にしか見えないが、テツノドクガだとギリギリ悪に見えなくもなかったり、独特のサイクル性能と受け出しの難しさから相手すると結構厄介なポケモンなので、選出回数よりも貢献していた枠かなと思う。

【選出】
カイリュー+ハバタクカミ+ウーラオス
基本選出。3回に2回はこれだったかもしれない

ガチグマ+ハバタクカミorテツノドクガ+ウーラオスorパオジアン
カバルドンやランドロス入りなど、初手にカイリューが出しにくい時
相手のハバタクカミが重くなりそうな時は裏にテツノドクガをおく

パオジアンorテツノドクガ+2
ドヒドイデなどがいる時

テツノドクガが条件付きで〇〇に勝てるという状況が多く(サイキネ通れば水ウーラオスに勝てる、カイリュー後出しタイミングでアシッドボム打てば勝てる等)、選出にテツノドクガを絡めるかは結構悩む場面も多かった。

【終わりに】
ここまで読んでいただきありがとうございました。
最後になりますが、シーズン中、構築相談に乗っていただいたlazyさん、ガウスさん、色ドクガをくださったさかみかづきさん、対戦してくれた皆様ありがとうございました。


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