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vol.32 自分を合格に導く予備校、講座、問題集をどう見つけるか?前編

こんにちは!ぽんぽんです😊
いつもお読み頂きありがとうございます🌿

『司法試験cafe room』では、
ともすれば焦りや不安につながりがちな司法試験勉強に関する情報を、
『カフェでゆったりくつろぎながら読めること』をコンセプトに発信しています🫖
今日ものんびり読んでいただければ幸いです🍀

0.はじめに

最近、Twitterで予備試験受験生や法科大学院入学希望者を見かけることが本当に増えました…!

初学者の人にとっての最初の壁は
どうやって勉強しよう?」ということだと思います。


ひと昔前は独学派も一定数おられたように思いますが、
最近ではオンライン予備校等の隆盛もありますので、
合格までの過程の中で一度は予備校を利用する人がほとんどではないでしょうか👀

私自身、司法試験の勉強を本格的に始めて合格するまでの7年間、
数多くの講座や問題集を試しては挫折してきました。

金額は数えたくはありませんが…
実家暮らしであることを良いことに給料のほとんどを司法試験関連につぎ込んできましたし、それが合格にとって必要なのだと思っていました😇💸

ところが、

合格した4回目の年に新しく購入した書籍は5冊以内、
使用した講座は辰已法律研究所の西口クラス(答練第1・2クール+全国模試付き)、
BEXAの中村充先生の4S講座(民法・刑法)のみで、

8科目の論文+短答で使用した全書籍・プリント類はカラーボックスの本棚2段で十分収まる程度だったのです。

この経験から、
『どうやら、司法試験に合格するためには、単純にたくさん勉強すればいいという話ではないらしい』ことに気付いたのでした。


上記の気付きを踏まえて、
『どうやって予備校、講座、問題集を選ぶべきか?』ということについて
『ぽんぽんの最終解』を2回に分けて記録しておこうと思います。

ご参考になれば幸いです😊🌿

⭐️本日は前編です⭐️


1.『合格率100%の予備校も講師も問題集もない』


合格率100%の予備校も、講師も、問題集もありません。
これが意味することは、
『予備校や講師や問題集は、自分が合うのなら何でもOK』ということだと思います。

このこと自体は自然とわかると思うのですが、
私が困っていたのは
『その、自分に合った予備校や講座や問題集の見極め方がわからない』
という点でした。

私は司法試験勉強を始めた当初、
自分自身と向き合って自分の弱点を直視することから逃げてしまい、
SNS等を通じて得た情報や、優秀な周囲の人のやり方等を鵜呑みにし、
それを片っ端から試した結果、
何ひとつとして身につけられずに合格街道から大きくそれてしまいました。

幸い、西口先生という恩師に偶然出会うことができたので、
なんとか軌道修正すること自体はできましたが、

「もっと早い段階で、自分にとって本当に必要な予備校や講座や問題集を見極めることが出来ていたら、すんなり合格したのだろうか

と考える日は今でもあります。

6年間、迷走に迷走を極めたぽんぽんの
「自分にとって本当に必要な予備校や問題集を見極める方法」を
ここから記録していきます。

それでは早速書いてみます✍️!


2.自分に合った予備校・講座・書籍を見極めるー⓪自分の弱点を徹底して分析する


自分に合った予備校・講座・書籍を見極める前の大前提としていたのは、
『自分の弱点を徹底して分析する』ことでした。

自分は何が弱いのか?を考える際に重要なことは、
苦手科目を探すのではなく『全科目の勉強に共通して苦手なこと』を探る視点だと思います。


この『探る』段階では、これまでの受験経験(大学受験等)も割に参考になりました👀


例えば、私の場合、
・文章を読み飛ばしてしまう(速く読めるけど、大事なところを見逃したり勘違いしてしまう)
・長ったらしい冗長な文章になってしまう
・インプットが苦手(反復して同じ教材を読むのが好きでない)
・集中力がない
等の弱点がありました。
   ↓
ここから、
①添削がある(大事なところの見逃しや長ったらしい文章を指摘してもらう機会を設ける)
②定期的かつ強制的にインプットせざるを得ない環境がある
③集中する練習ができる
   ↓
一定期間予備校の答練を受けて、合格実績のある講師等に添削してもらえる予備校に通おう!

と決定するに至りました。
(※実際に辰巳法律研究所を選んだのは、その他の理由も多々ありますが😂)

このように、
自分に合う予備校・講座・本等を選ぶ際には、
まず『己を知り、よく把握する』ことを念頭に置いて頂ければと思います😊



3.自分に合った予備校・講座・書籍を見極める―①対試験有効性の観点から

司法試験の合格に向け、予備校・講座・書籍を選ぶとき、
次に重要なことが『①対試験有効性』を考えることだと思います。

①対試験有効性とは、
簡単に言うと『自分が合格に必要な知識やノウハウ等をその予備校・講座・書籍から身に付けられるか』ということです。

ただ、ここでの『自分が』には注意が必要です。

『司法試験は相対評価である』とよく言われますが、
この文脈の中での相対評価とは、
『平均的合格者がほぼ全員身に付けている知識やノウハウ等を身に付けている=他の受験生に書き負けていない』こと、と言えると思います。

出題予想や全国模試を受けるべき理由として司法試験講師の方がおっしゃることの1つに、
『多くの受験生が出題可能性があると考えて準備している論点を、出題予想や全国模試を通して把握しておかないと、本当に出たときに書き負ける』ということがあります。

『自分にとって』必要な勉強=自分の弱点や苦手を正確に把握し、それを克服することであって、自分の好みの勉強をすることではありません。

これが予備校・講座・基本書にもまさに当てはまり、
『トレンド』にある程度は乗って、
他の受験生が知っていることは自分も知っている状況にすることが重要だと感じていました。


もっとも、YouTubeで頻繁に流れる予備校やTwitterでフォロワー数の多い司法試験講師=トレンド、と考えるのは早計です。


『トレンド=傾向』と訳されることを念頭に、

○Twitterや YouTube等で情報発信されているため、受講者が多いこと(ニッチすぎない) に加えて、

○合格実績がある=対試験有効性の客観的証拠がある

この点も確認した上で、

⓪で確認した自分の弱点を克服できるか?
○実際に予備校のパンフレットを熟読したり予備校の受講相談を受ける
○無料公開されている動画はなるべく多く確認し、ちょっと体調が悪い日でも勉強できそうか試す
○本屋で立ち読みし、その本を最後まで使い切れそうか?脳内でシュミレーションする
などを行い、対試験有効性を主観面(自分にとって役立ちそうか)から確認
しました。


4.前編のおわりに

春に司法試験予備校に通い始めた方から、

ちらほらと弱音を聞くようになりました。

「スケジュール通りに勉強が進まない」

「前進はできているけれど、頭に入らない」

「自分には無理な気がしてきた」

どれもこれも、

ほとんど全員の合格者が経験し、通ってきた道です。


司法試験は、はっきり言って持久戦です。

もちろん、ごくごく稀に、

元からの才能で恐ろしいスピードで走り抜けるボルト選手のような方もいらっしゃいますが、

ほとんどの合格者は、平均速度だけれども、せっせと最後まで走り抜けてきた人たちです。

あなたが今苦しんでいるなら

それは正しい道、合格への道に他なりません。


ツイートを見ていると、

『勉強が楽しくて仕方ない✨✨』

という人がいますよね。

正直に言いましょう。

私は、司法試験の勉強を楽しいと思ったことは、おそらくただの一度もありません。
(そのせいで、法律に向いていないんじゃないか、と何回も悩みました…)

平日は10時間以上働いて、プライベートは全て勉強にあて、それでもなかなか合格できない…

楽しい要素なんてどこにもありませんでした。

それでも諦めなかったのは、そうせざるを得なかったからです。

『合格して、人生を変えるんだ』
『合格から私はもう一度人生を始める』
と固く決意し、実際に、受からなければ変わらない環境にいたからです。


しんどいということは、あなたが頭を使って、必死でインプットなりアウトプットなりを頑張り、勉強と向き合っているからに他なりません。

その苦しみが報われるように、自分で自分を支え、
目の前の勉強を数年かかってでもやり切りましょう。
その先には、合格が見えてくる日がいつか来るはずです。
今は信じられなくても
勉強をやめることさえしなければ、
そして、自分自身を常に振り返る視点を持てば、
必ずゴールに辿り着けるはずです。

この際、堅苦しい理由なんていりません。
なりふり構わず、
しんどい!苦しい!!なんで出来ないんだ!!!
叫びながらでも良いから、
前進しましょう。

私は勉強の内容面については特にお伝えできませんが、
○勉強が苦しくなったときのメンタルの持ち直し方
○勉強スケジュール
○勉強の細かい方法 など、
受験生のつらさや悩みを少しだけ軽くすることを考えながら、これからも情報発信していきます。


私もまだまだ道半ば、
皆さんとともに頑張っていきたいと思っています。

この夏もともに、頑張りましょう🌻


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⭐️後編は7/18(日)に公開予定です。



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