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vol.27 ぽんぽんの趣旨規範ハンドブック使い方まとめ

こんにちは!ぽんぽんです😊
いつもお読み頂きありがとうございます🌿

『司法試験cafe room』では、
ともすれば焦りや不安につながりがちな司法試験勉強に関する情報を、
『カフェでゆったりくつろぎながら読めること』をコンセプトに発信しています🫖
今日ものんびり読んでいただければ幸いです🍀


0.はじめに

最近、なぜか『趣旨規範ブックをどう使いましたか?』というご質問をよく頂くようになりました👀
※実際に頂いたご質問のひとつです🍀↓

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私が本格的に司法試験を目指し始めた7.8年前は、
市販の論証集といえば趣旨規範ブックが代表かつメイン的立ち位置で、使用している人も非常に多かった印象があります。

当然、私も購入して持っていたのですが、
開いても全然使いこなせず…orz

『覚えにくいし、内容も間違っているところが多いらしいからやめよう!』と、
お門違いの責任転嫁の末に使用をやめてしまったのです😂

その後、4回目の司法試験受験の際に辰巳の西口先生にお世話になることが決まり、
授業の中で趣旨規範ブックを用いるということで再度購入、
結局、その年は7科目ぶんの趣旨規範ブックを使い倒して無事に合格できたのでした。

そこで、今日は私が実際に使用した趣旨規範ブックの写メを見ながら、
どのように使っていたかを簡単に振り返っていこうと思います👀📚


1.趣旨規範ハンドブックには『対象年齢がある』?!

趣旨規範ハンドブックについて、
司法試験講師の先生方はおおむね好意的ですが、

司法試験合格が見えた年の、暗記事項の最終確認に最適」という趣旨のことをおっしゃる方が多いように思います。

この理由は、趣旨規範ハンドブックの『基本的に論証を三段論法で書いていない(キーワード抜き出し記載)』という記載方法の特殊性にある、と私は考えています。

司法試験合格が見える年とは、
基本事項が網羅的に整理できており、
自分の実力が足りない分野を把握している+ある程度論文を書いたこともある、
つまり司法試験への経験値が合格水準に達しつつある状況を意味すると思うのですが、

この時点にもなると、
趣旨規範ハンドブックの記載のほとんどについて、「そういえば見たことあるor聞いたことがある、なんなら書いたこともある」状況なので、
ハンドブックのコンパクトな網羅性が記憶の整理にもってこいなのだと思います。


2.ハンドブックをどう使ったか?


私はとにかく基本事項のヌケがひどかったのですが、さすがに7年近くも司法試験の勉強をしていましたので、
ちゃんと理解&暗記は出来ていないけど見聞きしたものが多い=上記の状況には達していました。

ここから合格レベルの確実な知識に持っていくために、
とにかく毎日できる限り条文+ハンドブックを開くことを意識しました。

具体的には、

〇どんな勉強をする場合でも六法とハンドブックを手元に置いておく

〇論点等が出てきたら、たとえその部分が正解or理解していても必ず条文とハンドブックを併せて確認

〇当該論点だけでなく、周辺論点まで網羅的に読んでいく

〇今日読んだ部分に付箋を貼っておき、その日のうちにもう一度読む。1分でもいいので復習する

ということを約1年かけて毎日着実にこなしていきました。

さらに、論証を覚えやすくするひと工夫として、

〇論証の言葉を自分流に整える

〇気に入らない論証←は付箋を貼って書き換える

〇判例に基づく比較的長めの論証は、百選を開いて事案概要→判旨まで一度確認し、答案で書かなければならない重要なキーワードにマークする

というように、ひとつでも多くの論証が記憶できるよう工夫をしていました。


最初は覚えられず辛い時期が続いても、
とにかくブレイクスルーが来るまで毎日毎日やり続けた点が一番の成功ポイントかと思います😊
(もっとも、この点さえ押さえていれば、正直どの論証集でも合格できると思います😂😂‼︎)


3.ぽんぽんの趣旨規範ハンドブックを見てみよう

今日は民事系の一部を載せてみようと思います。

司法試験論文700番台合格の人の趣旨規範ハンドブックがどの程度のものか?

どんな風に書き込みをしているのか?

参考になれば幸いです👀🍀

※なお、内容の正解不正解に関してはスルーでよろしくお願い致します😂疑問を持たれた方は、申し訳ありませんが、ご自身で調べてみてください🙏


表紙は100均で買ってきた透明カバーを付けていました✨↓


各科目の扉には、最後まで覚えられなかった事項をまとめて書いて貼っていました。会場でさっと確認用です🤔↓


苦手な分野は、記載を自分でかみ砕き、一定の理解を書き込んでいました↓


ものすごく書き込んでいるページもあれば、ほぼノータッチのページもあります(覚えていない20%)↓


差し込み付箋で論証の整理もしていました↓


答練の解説などで図を使って説明された場合には、その図も書いておきました↓


細かい書き込みも結構あります↓

付箋は結構ピラピラさせていました🤣↓


4.最後に

いつもお伝えしていることではありますが

全体1位合格を輩出している予備校にも不合格者は存在するように

私がこちらに書いているのはあくまでも『司法試験合格者のやり方のひとつ』に過ぎず、

「これをやらなければ合格しない!」というわけではないのはもちろんのこと、

「これをやったから合格する!」というものでも残念ながらありません😢😢


もっとも、私は趣旨規範ハンドブックを可能な限りやり切った自覚はあり、

そのことが司法試験合格に直結したと感じています😊

※なお、趣旨規範ハンドブックの完成度(暗記量)は、科目にもよりますが、約80%程度かと思います。


司法試験は『法的思考力』という単なる暗記では対応できない能力を測られる試験ではありますが、

『法的思考力』は、多くの人にとって、文章力等一部の能力だけではどうにもならず、

盤石の基本事項があってこそ初めてスタートラインに立てるのだと思います。

最適な論証集で、ぜひ基本を盤石にしてくださいね😊🍀
応援しています✨

全種類一気買いしたのが懐かしいです👀📚
高かったですが、、
私にとっては合格までの大切なパートナーなので、
修習の今でも使っています😊🙏✨↓


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☆次回は6月5日(土)に更新予定です。





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