オラこんな村いやだぁ 世間の声とファンの声
いやぁ、フジロック良かったです。
個人的には、RADWIMPSが最高でしたね。
世間の声とファンの声との間で、ミュージシャンの皆さんは悩みながらメッセージを発信してくれてましたね。
世間の声とファンの声ってことで、僕がちょっと思ったことを書きたいと思います。
いまや世間の声は、インターネットのSNSにおける意見の集合体になりました。
昔はテレビなんかが我が物顔で世間代表のような態度をとっていましたが、いまは良くも悪くもSNSで炎上するかどうかを軸に彼らも態度を決めています。
インターネットはいまや自由な空間などではなく、昭和時代のド田舎のコミュニティーのように、村の秩序を乱す者を徹底的に排除する村八分システムが機能しています。
まずは、ネットは単なる田舎の村のようになったと、認識をアップデートする必要があると思います。
2021年における世間の声とは、単なる近所の目です。
一方で、ファンの声は、世間の声とは別に存在するコミュニティーです。
世間体を気にする口やかましい村の連中に対して、ただ一緒に居て楽しい友達。
これが、ファンの声のコミュニティです。
最近はミュージシャンのライブも少しずつ開催されるようになってきましたし、特に大きな問題になることもありません。
一方、音楽フェスとなると、親やら近所のおっさんやらがやってくる運動会のような状態となり、彼らは関係者でもないのに色々と介入してきます。
「オラが村で勝手なことをやってもらったら困るど #フェスの中止を求めます 」
インターネット村で声がでかいことで有名なハッシュタグおじさんも登場します。
こうなってくると、ミュージシャンは世間の声に耳を傾けつつ、ファンの声にも応えなければなりません。
今はそれが大きく矛盾している状態で、ミュージシャンは何が正しいのかを模索しなければいけません。
しかし、今回フジロックを観ていた限りでは、そこに明確な答えを出して表明できていたミュージシャンはいなかったように思います。
全部、観たわけではありませんが。
となれば、僕はもう村を捨てるという選択もありだなと思います。
無責任に抑圧してくる人達は一旦放置して、賛同してくれる人達と一緒に歩んでいくほうが正しい選択なのかもしれません。
オラ、こんな村いやだぁ。オラ、こんな村いやだぁ。
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