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#04 人は一瞬で変われる②

プレイボール。

先程、監督と入念にフォームのチェックを繰り返していた少年が、マウンドに上がっている。

一人目の打者は、外角低めに良いボールを決めて、三振に打ち取った。

だが、二人目の打者には、真ん中高めに抜けてしまった甘い球をジャストミートさせられ、ホームランとされてしまった。

少年は、やってしまったという表情を見せながら、腕の振りを確認し始めた。

まだ、フォームがしっくりきていないのだろうか?

さて、人は変わりたくても、変わりたい動機が自己否定から来ていると変わる事は難しいという話は前回したと思う。

今回は、どうしたら変われるようになるかという話。

答えは簡単。

「ありのままの自分を受け入れる事」


人間の本質として、安定を求める傾向がある。

実は、安定≒中途半端とも言われており、安定を目指す行動は、結果的に中途半端な状態を作り出してしまう事が多い。

今の仕事が辛い・・・でも、今の仕事をしないと収入が安定しない・・・でも辛い・・・でも収入が・・・

というような人間が今の世の中にどれだけ溢れている事か。

では、ありのままの自分を受け入れている人間は、どういった行動心理になるのか。

今の仕事が辛い・・・まあ、自分が選んだ就職先だから結果仕方ないし、自分はまだまだ実力と経験が足りないから周りに迷惑かけて仕事量増やしちゃってるからなぁ、辛くなって当然か。でも実際に働いてみて、この人についていこう!って思う人もいないし、そういう人がいないと自分は楽しく仕事が出来ないというのが分かった。このままのモチベーションだと給料も上がらないし、最近の世の中見てると普通に働いてくのも不安だなぁ・・・今より楽しく仕事して今より稼ぐにはどうすればいいのかなぁ・・・取り敢えずそういう生活している人に会って話を聞きに行くか・・・そういえばこの間読んだ本の著者がまさにそういう生活送ってたなぁ・・・ダメ元で連絡取ってみるか。

このように、ありのままの自分を受け入れている人間は、ポジティブな方向に自分を持って行こうとするので、ネガティブに引っ張られず、引き寄せる現実も変わる。

例えば、人生ドン底の人間がいるとする。

そういった人間はスーパーチャンス。

なぜならば、もうやるしかない状態だからだ。


お、ピッチャーの少年が監督からのアドバイスを受けて、何かに気づいたようだ。

少年もホームランを打たれ、大ピンチの状況。

だが、この状況でも少年はプレイするしかないのだ。

さあ、少年はどういうプレイ(行動)を披露するのか見ものだ。

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