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#弾丸ツアーズ セブ島 ラプラプ‼️

せっかくなのでラプラプのこと少し語ります。

ラプラプは16世紀の🇵🇭フィリピンマクタン島の領主でイスラム教徒の部族長だった人。
こともあろうに世界一周航海で、途中フィリピンマクタン島に立ち寄ったマゼランが、そのラプラプにイスラム教を捨ててキリスト教への改宗と服従を迫ったから大変!ラプラプはカンカンに怒ってマゼランと戦うことになった。

この戦いで、双方に多くの戦死者を出してしまったが…主戦場となった岩場での戦いではラプラプ軍が有利だった。そして、数的に圧倒的不利な条件をくつがえしてマゼラン軍を破り国を守ってくれたラプラプは英雄として語り継がれている。そして、4世紀以上経った今でもセブ島の人々の心の中に生きているかのようだった。

話しをしてくれたタクシー運転手の顔はどこか誇らしげだった。”自分の国を守ってくれた英雄を今も忘れずに胸を張って人に語れる“って、なんだかとってもカッコイイと思った。

セブ島の人たちの地元愛を強烈に感じた‼️

近年になって発展してきた経済至上主義、拝金主義では到底及ばないだろう“ソウル”がセブ島の人々の心の中にはシッカリ根付いていた。

タクシー運転手の案内で…ラプラプ像を見て、モニュメントを見て、ラプラプ軍とマゼラン軍が戦った主戦場の岩場も見せてもらった。

その岩場は引き潮になると現れる広い岩盤だった。その日はちょうどフルムーン(満月)だったので月明かりに照らされながらその場所にたたずんでいると…400年以上前の闘いが、VR(仮想現実)のように目の前で繰り広げられているようだった。

すると、何処からか香ばしい香りが漂ってきて一気に現実に引き戻された。

ぐぅ〜! オレのハラの虫が鳴りだした。

運転手さんに説明のお礼を言って…
『どこかでフィリピンらしい食べ物たべられるとこって、ないかなぁ⁉️』って聞いてみるが…

『この時間じゃレストランは何処も閉まってるなぁ!それに今日は週末だし…屋台の食べ物で良ければオススメがあるんだけど…どう⁉️』

『いいねぇー‼️』即答である。

早速、屋台を案内してくれた。
一店一店まわりながら…ここでは、こういうものを売ってるんだ。と説明してくれた。Tシャツやお土産、雑貨など!

お目当のフードコーナーへ来ると3人のテンションはマックスになった。まさにお預けを食らっている犬のようにヨダレが出てきた。
一店づつ吟味しながら見ていく。どれもこれも美味しそうだ。

運転手さんオススメの屋台に着いたようである。

『これこれ、これ是非食べてみてもらえるかなぁ⁉️』と薦めてくれたのが…“レチョン”という食べ物だった。

この“レチョン”はフィリピンの人たちが、お祝いの席では必ず食べるローカルフードだ。

豚の丸焼きから削り取った豚肉に、フィリピンのしょうゆと酢、唐辛子を少々加えたタレにつけてご飯と一緒に混ぜながら食べる。

オレたちは早速買って食べてみた。すると…香ばしい旨味が口の中いっぱいに広がって、なんとも言えない美味しさだった。

このご飯もチマキの葉のようなもので蒸してあったし、豚肉もケバブのように豚の丸焼きをジックリ焼き上げていくので余分な油が落ちて、意外と脂っこくなく、それに酸っぱ辛いタレを混ぜるんだから…美味しいに決まってる‼️

レチョン最高‼️

オレたちは一瞬にしてレチョンの虜(とりこ)になってしまった。おかわりまでして食べていたので、その食いっぷりに屋台の人も大いに喜んでくれて、少しサービスしてくれた。

ナオとマミちゃんにとっては、おそらく初めて口にしたフィリピンのローカルフードだっただろうから…感激もひとしおだったに違いない。

『そうかぁ!そんなに気に入ってくれたかぁ!オススメして良かったよ!』

そんなオレたち3人の姿を、タクシー運転手さんは終始やさしい笑顔😁で眺めていた。

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