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#マリブ・カクテルとオージー英語

今日の夕食はSurfrider Cafeという、木で作ったサーフボードや同じく木で作ったシーカヤックが天井に飾られているような、とても洒落たレストランに連れて行ってもらった。

ココはクラブ・メンバー御用達らしく12人ぐらいのメンバーを紹介された。1人だけ少し日本語を話せる子がいて『これはこの店のオリジナル・チキン!』『これはサラダ風ビーフ!』という具合にメニューを説明してくれた。

オレは、チキンパスタというのを注文して食べたが・・・量が少なすぎて、お腹が満たされなかった。

レストランを出てから2人のオージー・・アンジェとジュリアンというクラブ・メンバーとホットドックを買って食べた。2人は『美味しいんだけど・・オレたち食べ盛りには量が少ないよ!』って言ってた。あれだけ体鍛えてれば腹減るよな。身体が資本のクラブ・メンバーだもん。物足りないなぁ〜!って思ってたのはオレだけじゃなかったわけだ。

偶然にも昨日みんなで飲みに行ったバーで一緒だった女の子たちと遭遇した。小さな街なので食事や酒を飲む場所は、大体決まってきちゃうみたいだね。

ティム、キニー、オレ。そして女の子たちとクラブハウスに立ち寄ってから、車でGeelong(ジーロング)にあるディスコに連れていってもらった。

実はこのディスコでは、昨日一緒に遊んだロイがDJ(ディスク・ジョッキー)として働いているのだ。この日、60年代70年代の懐かしいソウルミュージックやR&B(リズム&ブルース)をガンガンに流しているのは・・・ディージェー・・ロイ!

ロイの友達ということで、入場料やドリンクをフリーにしてくれた。サンキュー!ロイ!

これ美味いからってすすめられたのが『マリブ』っていうカクテルだった。オレの大好きなココナッツの香りが”ふわぁ〜”と鼻腔をくすぐった。

『えっ!?これジュースじゃなくてお酒なの?』マリブとの出会いは衝撃的だった。

こんなに良い香りのするお酒があるなんて・・マリブはパイナップルジュースで割るのが一般的らしいが・・『オレンジジュースで割っても、グレープフルーツジュースで割っても美味しいぞ!』って言われ次々にすすめられた。調子に乗って飲んでたら完全に酔っ払ってしまった。

慌ててトイレに駆け込みしばらく動けなかった。悪酔いだぁ〜!

あとから聞いた話しだけど、マリブって口当たりが良いのにアルコール度数がけっこう強いらしく ”甘くて良い香りにつられて飲みすぎちゃうとこんな風になっちゃいますよ”  ってことを身をもって学んだわけだ。

ロイが心配してトイレまで彼女と見にきてくれた。冷たい水を飲んで休んだので少し回復したように思う。

それにしても、ロイの彼女って、モデルさん!?ってくらい綺麗な人だった。髪の毛は黒くてどこか東洋的な雰囲気。それでいて背も高くてすらっとしていた。もちろんスタイルは抜群!ロイとはこのディスコで知り合ったらしい。

初めて海外に来て西洋的な美しさと格好良さを目の当たりにして、自分の中の価値観がガラッと変わっていくようだった。日本にいる間は、東洋的な美しさや格好良さしか知らなかったわけだから。

ロイの仕事上がりの時間が近づいてきたらしい。このあと、ロイを中心とした何人かのクラブメンバーで別なディスコへと移動することにした。

っていうか・・すんげぇー体力だよ!オージーって!!

『英語教えてやるよ!』そう言ってティム、ロイ、キニーがお手本を見せてくれた。『ヘイ!グライテッツ!』『ヘイ!ファンタスティク!』って女の子に言うんだぜ!って3人が真面目な顔で言うもんだからてっきり挨拶だとばかり思っていた。しかも・・・

ティム、ロイ、キニーの3人は片っ端から女の子に声かけて・・

『こいつ日本から来たんだ。今、英語教えているんだけどチョット聞いてやって!』って、わざわざ前振りまでしてくれて・・・オレが『グライテッツ!』『ファンタスティック』って言うと女の子たちは恥ずかしそうに『やだぁ〜!』みたいな反応だった。それを見てティム、ロイ、キニーの3人は大笑い!

これ、絶対にあいさつの言葉じゃないだろ? いじられてるなぁ〜!って思いながらオレも大笑い!その夜はずぅ〜っとそんなことして、みんなで大笑いしてた。

クラブハウスに戻ってきたのは夜中の25時!?さすがに2日続きは眠い💤

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