見出し画像

アナハイム カリフォルニア Day3 #1

Day3(3日目)・・
エンゼルスvsレンジャース(デイゲーム) / イーストサイドへ移動!

ホテルのベッドはとても快適でした。
昨日1日、出来事が色々とあって脳みそも身体も大分お疲れなようだったのか、良く眠れました。

あらためて振り返ってみると・・昨日のナイトゲームは延長戦だったんです!
惜しくも2−3でエンゼルスは負けてしまったんですが、延長10回表レンジャースの攻撃でホームベース上でのきわどいクロスプレーなんかもあって見応えのある内容だったようです!

寝て起きてみると記憶が整理されたのか、少しづつ思い出してきました。

今日は日曜日です。
日曜日のメジャーリーグのゲームは昼間に行われるデイゲームが多いようです。
これは、日曜日のゲームがキッズ達を中心に組み立てられているからなんです。
家族との時間を大切にするアメリカ人らしい発想です。
こういう良いところは見習いたいですね。

今日のアナハイム・スタジアムは開場前から大行列でした。
やっぱりキッズが多かったです。
入り口ではスタッフが何か配っていました。
昨日は、バブルヘッドでしたが、今日は何をもらえるんだろう!?
なんて淡い期待を抱(いだ)いていましたが・・
キッズ限定でエンゼルスTシャツを配っていました。当然、大人はもらえません。
キッズのためのデイゲーム(日曜日)ですからね。納得です!

今日の座席は、3塁側の真ん中ぐらいの位置でした。
昨日は上空からゲームを観戦したような感じでしたが、今日は比較的、選手目線よりも少し高いぐらいでのゲーム観戦となりそうです。

最前列まで行って、近くの人にお願いして写真を撮ってもらったり・・まだ無人のエンゼルスベンチを覗き込んでみたりして、にわかエンゼルスファン丸出しでした。

ベンチのすぐ隣には報道関係の方々の報道ブースがありました。
この場所で、今日のゲームの決定的瞬間を写真や映像でとらえて、それが世界中に配信されるんだなぁって思うと感慨(かんがい)深いものがありました。

報道ブースにも屋根はないので、カリフォルニアの強烈な日差しをまともに受けながらの作業となるみたいです。仕事の機材、特に使い込まれて年季の入った望遠レンズの装着されたキャノン(Canon)一眼レフカメラが、何ともいえずカッコ良かったです。

自分たちが座る場所を確認したら、スタジアム内を探検しにいくことにしました。

昨日、回ることがなかったヤクルトの看板のあるレフト側後方から、三塁側後方をぐるりと回ってみることにしました。

ヤクルトブースで、ヤクルトのサンプルを頂いたり、あちこちで近くの人にお願いして写真を撮ってもらったり、ゲーム開始時間ギリギリまでスタジアム内をウロウロしてました。
とにかく大きくて広いスタジアムには、ファンを飽きさせない仕掛けがいっぱいです。おそらく退屈することはないでしょう!
”ボールパーク”と呼ばれるのも納得がいきます。まさにその通りだと思いました。

青空の下で見るスタジアムって何でこんなに輝いているんでしょうか?
近年、ドーム型のスタジアムが増えてきたとは言え、今後も、屋根なしのスタジアムを大切にしていく文化が未来永劫に続いていく事を・・
”やっぱ野球は青空の下でしょ!” 派のオレは願っていきたいです。

そして・・いよいよ、ゲーム開始です。今日は三連戦の3試合目!
初戦は、レンジャースのコロン投手を打ちまくって6−0で快勝しました。
2戦目の昨日は、延長10回 2−3で惜しくも負けてしまいました。
3戦目の今日はどうなるのでしょうか?
スタンドから声援を送っていきましょう!

大谷翔平は5番DHで出場でした。
海を渡ったばかりの若武者は、地元エンゼルスファンからは、まだまだボーイやベイビー扱いでした。大谷翔平のプレーに一喜一憂するエンゼルスファンの口から時折、漏れるのは⁉︎
打てなければ・・『オォーベイビー!』
チャンスが回ってくれば・・『レッツゴー!ボーイ!』
まるでリトルリーグでプレーする少年に声をかける親御(おやご)さんのようでした。いくら日本のプロ野球で活躍していたとは言え、メジャーリーグでは、まだ実績のない若者か少年としかみられていない事を痛感しました。
そういうところは、アメリカ人はシビアに見ています。
ただし、結果さえ出せば・・言わずもがな!ですね。

2021年シーズンの大谷翔平の大活躍を知っているので・・今なら、思い出話しとして語ることができますが、そうでなかったら・・この時の地元ファンの目付けが正しかったことになってしまいます。

余談ですが・・
このテキサス・レンジャーズとの三連戦後から、大谷翔平の右肘の違和感が発覚し、辛く長ぁ〜いリハビリ生活が続いていくんです。
そこから立ち直っての2021年シーズンですから本人はもちろん、エンゼルスファンの喜びも凄かったと思っています。CPやブライアンさんも喜んでいたはずです。

詳しくは、書籍『SHO-TIME/ジェフ・フレッチャー』を読んで頂ければと思います。大谷翔平が野球にどれだけ愛されているのか!? が詳細に書かれています。

話しをゲームに戻しましょう!

結果的には3−1で勝利したエンゼルス。

今日の試合、1番の盛り上がりは3点目を叩き出したアップトン選手のホームランではなくて・・
9回表2アウトランナー無しから、エンゼルスのストッパー(抑え投手)のアンダーソン投手が乱調で自らピンチを迎えたシーンでしょう。

連続でファーボールを3つも出し、2アウト満塁となって一打逆転の大ピンチ!を迎えてしまいました。

ここでエンゼルスファンがとった行動が・・・
ファン総立ちでアンダーソン投手に大声援を送っていたのでした。

”GO! Angels! ゴー!エンゼルス!”
”GO! アンダーソン!GO!  GO!  GO!”
”GO! Angels! GO! GO! GO!”

この大声援がスリーアウトになるまで延々続いていました。
メジャーのファンは声出し応援ってしないんだろう!という先入観が木っ端微塵に砕かれてしまいました。
ここぞという時のアメリカ人の団結力には凄い迫力がありました。

この大声援を受けてスリーアウト!ゲームセット!となった瞬間のスタジアム内の大歓声は地面が少し揺れていました。
大柄のアメリカ人が一斉に飛び上がればコンクリートの地面と言えども揺れるもんですね。

ゲーム終了後は、キッズ・デイにちなんで・・キッズ達のベースランニング・イベントがありました。これは一塁ベースからスタートして、二塁ベースを回って、三塁ベースも回って、ホームベースでゴール!という、ただ走るだけの催しだったのですが・・
そのキッズの数がスゴイ!次から次に一塁ベース上に子供が現れます。

裏を通って、同じ子供がもう一周してるんじゃないか?って思いたくなるぐらい子供の数が多かったです。実際は、2周することはできないみたいですが!?

昨日のナイターゲームの終わりかたが花火ドンドン!でしたが、今日のデイゲームの終わりかたはキッズ達の笑顔と笑い声で幕を閉じました。

”ほんわか”と温かい気分の日曜日でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?