見出し画像

伝えると伝わるは一字違いだが大違いあるいは自責についての考え方

ビジネスコミュニケーションの目的は相手に伝わって初めて達成される


ビジネスにおいてコミュニケーションする際、そこには必ず目的があるはず。
そして、その目的は大抵の場合、伝える相手の行動によって完了されます。

よく言われる報連相の中で、報告・連絡については伝えた相手が報告内容や連絡内容を正確に受け取ることがまずはゴールです。その上で必要あれば報告・連絡を受けた人が必要な行動を起こすという形。

相談であれば、相談を受けた人がズバリそのものでなくとも何かしらヒントになる回答を返す。
あるいは、きっちり傾聴していく中で、相談した人の気持ちが晴れるまでやって完了。

余談ですが、報連相は上長へのコミュニケーションの基本としてよくひとまとめにされますが、こんな違いがあります。

報告:過去の話を伝達→昨日こんなことがありました
連絡:現在の話を伝達→本日早退します
相談:未来の話を一緒に考える→明日こんなことしようと思うけど、どう思いますか?


逆に言えば、どんなに伝える側が(本人的に)頑張って伝えていても、
受け取り側が受け取れてなければ目標は達成されないのです。
受け取り側が忘れてたとかで、伝える側に落ち度がなくてもです。
もちろん悪いのは受け取り側なんですけど、それによって損をするのは主に伝える側です。

自責で考えるってどこまで自責なんだ問題


たとえ相手が悪くても自分が損をするのはイヤですよね。
じゃあどうするか。
答えは理不尽ですけど、伝わるまでしつこく伝えるとか、言い方工夫するとか、タイミング見計らって伝えるとか伝える側の努力だったりします。(もちろん受け取り手に自分がなる時はちゃんと伝えてもらったこと忘れないように工夫・努力する)

こんな状況があった時に、「自分はちゃんと完璧に伝えたのに、忘れてたXXさんが悪い!」というのは簡単です。
でもそれって他責じゃないかって思うのです。
別になんでもかんでも自分のせいだと思って落ち込めって話ではないです。そんなことはする必要がない。
「振り返って自分がもっとできたことはないか?」 これを考え続けることが究極の自責思考なんだと思います。

「ちゃんと伝わってるかその場で確認したのか?」
「伝えた時、相手はめちゃめちゃ多忙でテンパってなかったか?なら少し間を置いて伝えればよかったのでは?」
自分はやるべきことをちゃんとやったと日々思えるようなヒントになれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?