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スマートグラスで入院生活や在宅医療はどう変わるのかを考えてみたい

本記事は「新しい働き方LAB」の研究員制度の一環として私が参加します、Lenovo社のスマートグラスを使用した実験についてまとめたものです。

実験の目的と背景

以前の職場で、入院患者さんに対してタブレット端末を貸し出すと言うサービスを検討していたことがありました。この時は、院内でのインターネット環境、価格や端末の重さなどの問題から実現には至りませんでした。また、今後増えていくと思われる在宅医療についてもスマートグラスを使用することで、どんな事ができるのか、どんなものが提供できるのかを考えていきたいです。

私が思う医療

私は、これまで大きな病気や怪我をせずにここまで元気に過ごせて、本当に幸運だと感じています。そのことに対して心から感謝しています。医療は、一般的には人の病気を治すことと考えられがちですが、私はそれだけではなく、心と体の健康を維持し、促進することも含まれると思っています。さらに、健康でいることは、私だけでなく周りの人たちの幸福にもつながると信じています。

実機を使用してみての感想

実機:Lenovo社のスマートグラス T1 (AR-6561Y)

ハードウェア面

  • 重量感: スマートグラスを装着時、重さを感じる方もいると感じました。

  • ケーブルの影響: ケーブルは運用の邪魔になると感じました。動きづらさが伴う可能性があります。

  • 便利な持ち運び: スマートグラスのコンパクトなサイズは持ち運びに便利です。

  • 接続の容易さ: スマートフォンやPCとの接続が容易です。ただし、接続する端末との相性があるので注意は必要です。

運用面

  • 操作の難易度: 一部の入院中の患者には、一人での扱いが難しいと感じました。

  • 設置の手間: 患者によっては一人で設置が不可能で、スタッフや家族の手間がかかることが考えられます。

  • 保管の複雑さ: 高価な商品であるため、保管場所の管理が難しいとの意見が出ることが想定されます。

  • 空間表現の可能性: バーチャル空間の見せ方で評価できます。特に小スペースでの広大な空間表現が可能であることの優位性は大きいです。

  • 体験型イベント/サービス向け: 体験型のイベントやサービスに非常に適しており、特に屋外で体験するイベントを屋内で体験できるという特性は高く評価できます。(リアルとリモートのハイブリット開催などもあり)

以上がスマートグラスの使用感評価となります。緻密な計画と利用される患者への導入プロセスの簡素化により、これらの課題を克服し、製品の利点を最大限に活用することが可能と考えます。


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