2023年2月の記事一覧
蓮台寺ミナトSS『過去と未来の物語』第二章5~8
2章1-5 察しの良い友人
「やぁ、また来たよ」
学校から帰宅してしばらくしてから、玄関のチャイムが鳴ったのでドアを開けると、せっかく暖めた玄関の中に、冬の訪れを告げる冷たい風が忍び込んでくる。まぁそんな予感は若干していたが、須崎が立っていた。悪い予感ほど当たるというものだ。
「うわ、また来たよ」
「また来たよ、とはご挨拶だな」
須崎はため息を吐いた。困り顔も妙にさわやかでむかっとくる。
「
2章1-5 察しの良い友人
「やぁ、また来たよ」
学校から帰宅してしばらくしてから、玄関のチャイムが鳴ったのでドアを開けると、せっかく暖めた玄関の中に、冬の訪れを告げる冷たい風が忍び込んでくる。まぁそんな予感は若干していたが、須崎が立っていた。悪い予感ほど当たるというものだ。
「うわ、また来たよ」
「また来たよ、とはご挨拶だな」
須崎はため息を吐いた。困り顔も妙にさわやかでむかっとくる。
「