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音楽経験の乏しい人が人生で初めて作曲してみた。

今回作成した曲です。

初めまして、ぽんと申します。

今回記事を書いたのは、楽曲制作真っ最中の時にこのナユタン先生の記事を読んだからです。

黎明期のニコニコ動画は視聴者と作品を投稿する人の境目がない純粋な遊び場でした。そこで僕もMADをつくっていて……MAD職人としてめちゃくちゃ成功していたんです。ミリオン再生とか。僕が投稿していた題材・ジャンルでは、自分が第一人者のような状態だったんですけど、ジャンルが注目されれば、当然新しい人も参入してくるじゃないですか。それに対して、当時の僕はすごい調子に乗っていて「入ってくるな、負けねぇぞ」「俺がこのジャンルの王者だ」と、自分だけがトップでいようとする意識が強かった。結果として何が起きたかというと、僕が息切れしてあまり作品をつくらなくなったら、そのジャンルが一気に廃れてしまったんです。自分のMADもそんなに話題にならなくなってしまいました。
逆にずっと続いているジャンルもあるんですよ。そこの第一人者は「こういう素材を使うと良いよ」とか「こういうつくり方するんだよ」って、技術や素材を周りに提供している。それで新しい人も入ってきて盛り上がりが続くんです。その経験もあって、できるだけ真似しやすい曲、新しい人が注目されるようなシステムを目指したんです。MAD職人時代の学びですね。

記事のこの部分ですね。音楽知識が全くない人が楽曲制作をしていく過程を記すことで、「曲を創ってみたいけど全くわからん!!」って思っている人がの参考になればと思います。

内容としては

・自己紹介

・可不ちゃんについて

・今回制作した曲について

・どのように作曲したのか

です。長くなる予定なので興味のある所だけ読んでください。


・自己紹介

ということで自己紹介です。興味なければ飛ばしてください。

改めましてぽんという名前で推し事をしています。Vの世界にハマってからまだ3年経ったくらいだと思います。元々ポケモンが好きでよく対戦実況を見ていました。そこでオススメにゲーム部の夢咲楓が出てきました。普通にレーティングバトルで1位を何度か取るほどの実力だったので動画は見ていたんですが、Vにハマったという感覚はなかったです。じゃあいつハマったのかというと、同ゲーム部に道明寺なんとかって人がいたんですが、その妹にここあちゃんという子がいて、歌ってみたがアップされ始めて最初の方の曲で「メルト」(カバー3曲目、消えてました。。。)と「シャルル」(カバー4曲目)を聞いてハマりました。

で、ここあちゃんのカバー10曲目くらいです。「命に嫌われている」が投稿されました。これがカンザキイオリさんとの出会いです。このカバーでここあちゃんの力強い歌声に打ちのめされたのはもちろんなのですが、曲自身のエネルギーに圧倒されて初めて原曲を聞きに行きました。

原曲を聴きに行き、カンザキさんのニコニコ動画の曲の中で再生数の多い「命に嫌われている。」「あの夏が飽和する。」「自由に捕らわれる。」はもちろんなのですが、「告白」と「音楽なんてわからない」がぶっ刺さりました。これまで音楽をほとんど聴いて来なかったんですが、この時をきっかけにして音楽を聴くようになりました。(この後の人生で曲を創るなんて微塵も思ってなかったです。)ゲーム部関連はなんか事件があったじゃないですか?あれをきっかけに一切見なくなりました。。

そして同じ頃にもう一つ出会いがありました。ニコニコ動画で曲を聴き漁っている時にオススメに出てきた2018年のニコニコ超パーティのアーカイブです。ここで全力で歌って踊るアズリムちゃんに出会いました。この時に歌って踊っていたのがナユタン星人さんの「ダンスロボットダンス」です。このパフォーマンスでアズリムちゃんに心を射抜かれました。

今ではバイクを乗り回してるのでほとんど見てないですが、今でもアズリムちゃんの動画はたまに見ると癒されます。詳しくは知らないですが、当時所属していた事務所と色々あったらしく、彼女も色々乗り越えて今では個人としてのびのび自由に楽しくやっているみたいで嬉しいです。

こんな感じで他にも部活の後輩の影響もあり、カンザキさんとナユタンさんを中心にDECOさん、n-bunaさん、蝶々さん、orangestarさんとボカロにハマって行きました。そして、いつものようにポケモン動画を見ていたそんな時にあの娘の広告が流れました。いつもなら5秒経ったらスキップボタンを押すにもかかわらず、最後まで観させられリンクを踏まされチャンネル登録してしまった運命の動画です。この記事を読んでいる人には知らない人がいないであろう「過去を喰らう」です。

人生を変える花譜ちゃんとの出会い、私の観測者人生の始まりの曲です。よくよく見ると作詞作曲がカンザキさんで、カンザキさんの曲を聴き始めたばかりの当時の私に刺さって当然だったかな、と。記録に残っている限りだと2019年6月24日22時13分36秒にチャンネル登録しています。1stワンマンライブの記憶はないので少し時差があり、1stアルバムの「観測」が発売される頃には神椿ワールドに頭の先まで浸かってしまい今があるわけです。もっと早く出会いたかったって気持ちはありますがすべての出会いはタイミングなので、もっと早く出会っていたらハマっていなかった可能性もあります。そういう意味では最適なタイミングで出会ったんだと思います。この一期一会の出会いを今後も大事にして観測活動をしていきたいと思います。

花譜ちゃんについてもっと書いてもいいのですが、今回は音楽にどれくらい関わってきた人が作曲したのかを知ってほしくて、このパートを設けたので、花譜ちゃんやVALIS、他の推し達の好きポイントについては省かせていただきます。私の中でVにハマった=音楽の始まりなのでハマるまでの過程を書かせていただきました。

聴く以外となると、歌と楽器になりますが、カラオケはV(特に花譜ちゃん)にハマるまでは別に歌いたい曲が無かったので、高校大学時代はほとんど行ったことはありませんでした。そして楽器に関しては小中学校のリコーダーくらいです。

まとめると、曲を聴くようになった、歌うようになったのは3年ほどで楽器経験は義務教育のみです。この程度の音楽経験の人が作曲しました。この人ができたなら自分にもできる気がすると思ったそこのあなた!ぜひやってみて完成させてください!きっとできます!!

前置きが長くなってしまいましたが、次から今回作成した曲について書いていこうと思います。

・可不ちゃんについて

今回創った楽曲は可不ちゃんに歌ってもらった訳ですが、可不ちゃんって誰だ?って人もいるかもしれないので簡単に紹介しておきます。可不ちゃんは神椿スタジオ(神椿については省略します)から発売されたCeVIO AIという合成音声の一種です。このソフトのすごいところは公式サイトのホームにも記載のある通り「最新のAI技術により人間の歌い方や喋り方をよりリアルに再現。」というところです。

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AI技術でリアルの人間が歌った歌声から学習し、再現できるソフトです。このCeVIO AIを使って神椿スタジオの看板アーティストである花譜ちゃんの歌声から生まれたのが今回使用した可不ちゃんです。この可不ちゃんをCDも付いてるし、簡単な曲で遊べたらいいかなと思い、推し事の一環として購入しました。この時は曲を創る予定が無かったので、本当に遊んでいただけでした。実際に遊んだものがこちらです。

こんな感じですね笑

かえるのうたは調声しておらず、しゃべるものはタイミングとか結構いじりました。CeVIOのソフトの中には喋ってもらう機能歌ってもらう機能があるのですが、可不ちゃんには喋ってもらう機能は入っていないので、喋ってもらうときは音程や発声間隔を調整して、喋っているかのように歌ってもらいます。可不ちゃんの調声という意味ではかなりいい練習になると思いますが、練習よりも実際に曲を歌ってもらう方が身に付くのは速いと思うので、そこまでオススメはしません。暇なら遊んでみてください。

可不ちゃんについてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

この可不ちゃんは発売記念RTキャンペーンをしていました。このRTキャンペーンはフォロー+RTで10名様に可不ちゃんをプレゼントというものでしたが、それだけでなく3000RTでイラストコンテスト、4000RTで楽曲コンテストを開催するというものでした。結果として5000近くのRTが集まりどちらも開催されることとなりました。

何と言っても、この両コンテストはどちらも景品がとてつもなく豪華です!

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パッと見だと賞金に目が行ってしまうかもしれないですが、イラストコンテストで注目すべきはPALOW賞で花譜ちゃんのサイン入りグッズが手に入ります。(これ単純に10万円より価値あると思いませんか??)そして楽曲コンテストはどの賞もすごいです。大賞の賞金30万円は置いといて、MV作ってもらえます。そして花譜賞は花譜ちゃん本人がカバーしてくれます。また入賞でも花譜ちゃんから音声感想コメント貰えます。はい。。やばくないですか!!??何かしらの賞がもらえたらこの世から浄化する気がします。。笑

・今回制作した曲について

ということで、今回の曲を創るキッカケの一つが可不ちゃんの楽曲コンテストであるのは間違いないです。ただ今回の楽曲のテーマというか指針になったのは、この記事のヘッダーや動画の中で使わせていただいているmer(https://twitter.com/mer_rr12)さんのイラストです。

20210722_めるさんの可不ちゃん

このイラストはめるさんのイラストコンテスト用の作品なのですが、めっちゃ可愛くないですか!!!!!!!めるさんらしい優しい色遣いが本当に大好きです🥰🥰そしてこのイラストからはめるさんの可不ちゃんに対する色んなメッセージが感じられます。私がこのイラストから受け取り楽曲に盛り込みたいと感じたのが次の3点です。

-優しさ

-同じだけど違う

-わたしを選んで

1つ目の「優しさ」はめるさんのイラストの一番好きな部分で、私が花譜ちゃんに対して持っているイメージに世界一マッチしています。本当に最高で素晴らしいイラストばかりなので、ぜひめるさんのTwitterに行っていいねとRTをしてください!!!!!!!!!!!!曲の全体的な雰囲気として優しい感じにできたかなと思います。もちろん音楽について深いところはわからないので、曲のここの音の流れがあるから優しい雰囲気がするみたいな事は一切わかりません。音を置いてみて違うと感じたら音を動かす、良いと感じたらその音でいくという流れで創りました。(感覚ですが短い音をほとんど使わなかったのが優しい雰囲気に影響しているのかなと...詳しくはわかりません)

2つ目の「同じだけど違う」はめるさんのイラストをよく見てもらうとわかるのですが、どの可不ちゃんも持っている花が異なります。これは可不ちゃんが生まれた時点では同じ製品なので同じではあるんですが、使う人の調声次第で可不ちゃんの個性は千差万別、十人十色になると解釈しました。歌詞の"今の私は何色にも 染まっていないからさ これからあなたといっしょに たくさん歌いたい"は歌詞が行き詰った時に、このイラストを見て浮かんだフレーズです。

3つ目の「わたしを選んで」は真ん中の可不ちゃんだけ目を開けてこちらを見ているところから感じました。ボカロ黎明期であれば合成音声といえば初音ミクonlyだったと思います。今となっては合成音声はたくさんあるので、観測者としては新しく曲創りをする人に、可不ちゃんを使って少しでも多くの曲が作られると嬉しいそういう気持ちを込めました。歌詞の"偉大な 先輩が たくさんいるけれど その中でこのわたしを選んでくれると嬉しいな"もこのイラストを見ながら、歌詞を考えていたかなり初期で使いたい!となったフレーズです。

この曲ができるキッカケとなっためるさんのイラストの紹介でした。めるさんにイラストコンテストのイラストを使わせてほしいとお願いしたところ快諾してくださりました。その上表情差分まで描いてくださると言っていただきました。本当に嬉しかったです。なので本当は動画制作にも時間を取りたかったのですが、コンテストの締め切りもあり、動画としてはイラストを背景に歌詞が表示されるだけと簡素なものになってしまい、めるさんには感謝とともに申し訳なさもとても感じています。なので動画編集の技術も磨いていつか自分の実力がめるさんのイラストに追い付いたら、いつかお願いしてリベンジしたいと思います。それまではめるさんの1人のファンとして人一倍今まで以上に応援させていただきます。本当にイラストの使用許可を下さりありがとうございます。感謝してもしきれないです。。

めるさんのイラストの紹介ができたので、かなり満足しているのですが、他の曲に込めた想いを紹介させてください。

1つ目、1回目のサビの"絡まる糸も喰らう過去も わたしにはないけれど  これからあなたと出逢って たくさん創りたい"でこの曲の一番最初にできた部分です。観測者の方なら知らない人は居ない花譜ちゃん最初のオリジナル曲「」と花譜ちゃんのオリジナル曲の中で最大の再生回数を誇る「過去を喰らう」から貰った歌詞です。花譜ちゃんのオリジナル曲から引用した理由は、楽曲コンテストのテーマに可不をイメージした楽曲とあり、可不ちゃんと花譜ちゃんを対比させたかったからです。画像5

花譜ちゃんには色んな過去・経験があるけれど、声がどれだけ似ていても可不ちゃんは生まれたばかりでまだ何もない。でもこれから色んな人の元へ行き、色んな歌を歌うことで可不ちゃんの過去になっていく、その過去になる未来を創る人が観測者から1人でも多く出てくると嬉しいです。

2つ目、"誕生に障害が たくさんあったけど 織姫と彦星に見送られ 神椿(おうち)から旅立った"の部分で曲の2番目にできた部分になります。可不ちゃんが初めて告知されたのは花譜ちゃんのワンマンライブ「不可解弐Q1」だったと思うのですが、その時点では2020年冬デビュー予定となっており、11月14日に可不ちゃんが花譜ちゃんのオリジナル曲の「雛鳥」を歌ったMVが投稿されました。そして12月25日に初の可不ちゃんオリジナル曲として煮ル果実さんの「ナイトルール」が公開されました。

可不ちゃんの声を決める際にアンケートを取るなど色んな試行錯誤をしながらここまでは順調だったと思います。そして花譜ちゃんのワンマンライブ「不可解弐Q2」で3/14予約開始の告知があり、当初は5/31発売となっていました。

しかし、色々なボカロPの人に配って使ってもらうことで発覚したソフトの不具合なのか、付属品の生産でトラブルがあったのかわからないですが、発売が7/7に延期されました。という発売までの経緯があり、七夕から連想される単語を使いたいなと考えて書いた歌詞になります。これも楽曲コンテストのテーマ可不をイメージした曲ということで、この要素を入れさせていただきました。

最後に3つ目は、全体的に2人称の「あなた」を多用しています。このあなたはもちろん曲を聴いてくださっている方を指しているのですが、その中でも特に作曲してみたいけどわからない、私には才能無い、私は普通の人だからできないと思っている人を指しています。実際、音楽を聴くということをしている人はたくさんいる、ほとんどの人がそうと言ってもいいと思います。ただ、曲を創るとなるとよくわからない世界です。私もそうです。1曲創ってみましたが、不可解さが増しました。でもそんな私でもできたので、ちょっとでも作曲をしてみたいと考えている人(特に観測者)には、とりあえず作曲にチャレンジしてほしい。自分の可能性に蓋をしないでほしい。最初は何も考えず人の真似をしてみたらいいと思います。音楽についてわからないことだらけですが、今回作曲して一つだけわかったことがあります。音楽に正解は無いです。これは音楽に限らず創作活動全般に対して言えることかもしれないですが、完成したものが正解で、上手くても下手でも正解です。普通の人、むしろ普通よりも音楽に出会うのが遅かった私にできました。きっとあなたにもできます。やってみたいという気持ちが少しでもあるなら一歩踏み出してぜひ正解のない正解を創る旅に出発してみてください。(1曲創っただけで偉そうですね笑)
noteのhelpに良い事が書いていたので記載しておきます。どんな形でもいいと思います、ぜひ一緒に創作しましょう!

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今回の曲は可不ちゃんがテーマということで、観測者ではない人には響かないかもしれないです。でも、少しの観測者に届けばそれでいい。その中から作曲やってみよ!って思う人がほんの少しでも居たらそれだけで嬉しい。そんな気持ちです。

・どのように作曲をしたのか

ようやく本題です笑

音楽経験が無い私がどうやって曲を創ったかについてです。注意点ですが、音楽について知っている人には参考にならないと思います。作曲する前の私と同じレベルの音楽知識で作曲してみたいと考えている人向けになります。

まず、インプット(勉強)については、Ozashinさんのコード進行音楽理論というシリーズの再生リスト(YouTubeで「コード進行」で検索すると上の方に出てきます)と和音からのメロディ作成講座です。

まずコード理論の動画ですが、この中の基本編であるパート1~10くらいまで見るとコード進行とは何かが何となくわかります。それ以降も観るとよりレベルの高い楽曲を創れると思います。
私の解釈・感覚にはなりますが、簡単に和音(コード)とは、3音や4音(場合によっては2音)の音を重ねて鳴らすことで気持ちいい音になる、曲の土台になるもの。そのコードの繋がりがコード進行です。また、一般的なドレミファソラシはト長調と呼ばれています。こういった7個の音の組み合わせをスケールと言い、基準になる音(ト長調でいうド)をルート音と言うそうです。そしてそれぞれのコードには役割がありトニック、ドミナント、サブドミナントの3つで、またそれぞれに主要コードと代理コードがあります。同じ音で構成されたコードでもスケールが変わると役割も変わります。詳しくはコード理論の再生リストの#2~5をご覧ください。
インプットを踏まえて、以下の4つだけ考えてコードを並べました。
・代理コードの後ろに主要コードを置かない
・トニック→サブドミナントorドミナント
・サブドミナント→ドミナント
・ドミナント→トニック

最低限これだけ意識すれば変にならないらしいです。

次にメロディ作成ですが、これも私の解釈です。単語としては内音と外音とか刺繍音とか順次進行とかいろいろ出てきましたが、結局今回作曲するうえで意識したことは、それぞれのコードの鳴り始めは内音(コードに使われている音)を使うだけです。これを意識してれば変にならないらしいです。
実際に創っていた過程を説明する中でこの2つをどのように意識したのか説明したいと思います。

そして使用したソフトとアプリですが、
CeVIO AI可不ちゃんボイス
Bandlab(楽器演奏ソフト)
音程チェッカー(音程確認アプリ)

の3つです。使うときにそれぞれの機能は紹介しようと思います。

今回の私の作曲までの手順ですね。次の流れで作成しました。
歌詞→歌う→可不ちゃん→楽器演奏アプリ→可不ちゃんと楽器を合わせる
この順番になったのは、この順番でしか曲のイメージができなかったからです。たぶん一般的につくる順番とかなり異なってる気がします。
(もちろん、一般的とかわかりません。。)
イメージですが、コードやテンポが先でそこにメロディが乗って歌詞をメロディに合わせて書いていく。これが私のイメージする一般的な曲のつくり方です。家を建てることに例えると、家の基礎にあたるのがコード、柱や壁がテンポ、外装や内装がメロディや歌詞で、一般的には基礎から順番に建築していくと思います。私の場合はこんな内装にしたいからこの壁、この土台という決め方でした。(なに例えてるんでしょうね。)もう一度言っておきます。私のイメージです。よくわかりません

ということで、具体的なアウトプット作業の説明に入ります。

作業1:歌詞を書く
歌詞を書くときはLINEに個人用のチャットを作成し、ノートに書いて編集しながら電車の中で書いていました。一応こんな感じです。この単語使いたいなとかこの文字使おうとか考えるのは楽しかったです。

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作業2:歌う
次に歌詞ができたところから自分で歌ってみます。何となくで自分で歌ってみて、音程チェックアプリで音程を確認します。画像は"絡まる糸も"のところを自分で歌ってみた時のものです。これを見て実際にCeVIOに打ち込んでいきます。この音程チェッカーを使わないといけないところが音感の無いが故に大変でした。
使い方と言うほどではないですが、画像に見えている左端のバーがマイク感度を調整するものです。下に行くほど感度が良くなりMAXの100%だと外の虫の小さい鳴き声とか遠くを走る電車の音とか拾います。10%調整し90%くらいまで上げるとほとんど雑音拾うことなく使うことができます。また、右上の歯車から流れる速さも変えることができます。

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作業3:可不ちゃんに歌ってもらう
作業2で確認した音程チェッカーを見てCeVIOに打ち込んでいきます。実際に打ち込んだものがこちらになります。こちらも画像は"絡まる糸も"のところです。音程チェッカーの高低差とCeVIOの高低差の幅が違ったり、音の長さがわからなかったりと、一回でイメージ通りになることは無かったです。一度音を置いてみて可不ちゃんに歌ってもらいイメージと違えば、もう一度歌いながら音を上下させたり、長さを調整したりしました。
これも音感が無いが故にかなり時間がかかりました。(´;ω;`)ウゥゥ
ちなみにCeVIOはスケールを変更すると、そのスケールの音程が虹色になり、ルート音がピンク色です。今回ルート音がソのGメジャースケールというスケールを使用しているのですが、決め方はメロディがある程度完成してから、スケールを適当にいじってみてメロディとなる音が一番重なったからです。

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作業4:メロディを演奏アプリに打ち込む
可不ちゃんにどのように歌ってもらうか決まったら、次はそのまま演奏アプリの楽器(今回はピアノ)に打ち込みます。ここは間違えないように慎重に打ち込めばいいので楽です。可不ちゃんがメロディを歌うのでメロディのピアノはいらなかったかもですね。はい。よくわかりません

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作業5:メロディに合わせてコードを並べていく
ここでインプットした知識を使います。コードの順番コードの鳴り始めは内音(コードに使われている音)を使うでした。"絡まる糸も"のところは音程チェッカーの結果から始めることになったので、コードにソを含むものを置きます。ソを含むコードなのでG(ソシレ),C(ドミソ),Em(ミソシ)の中から1つ選びます。さらにこの時の条件として、一つ前にサブドミナントの主要コードC(ドミソ)があります。なので、トニックかサブドミナントの代理コードを選びます。この2つの条件を満たすのが、トニックの主要コードであるG(ソシレ)とトニックの代理コードであるEm(ミソシ)なので、今回はこの2つからGを選択しました。この作業でもコードを置いて、実際に音を鳴らしてみて、違うなって思ったらEmに変更するということをすることもよくありました。といった要領でパズルを解くようにコードを置いては聴いてみて調整を重ねていきます。

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パズルのようにと言っても、もちろん私は慣れていないので、「今Gを置いたから次はサブドミナントにしようかな、あれ?何があったかな」と言うことばかりでした。それを解消するために、PowerPointでオリジナルの表を作り、この表を見ながらコード進行(らしきもの)をつくりました。

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作業6:コード進行を調整する
コード進行ができたら、コードの転回形を使って調整します。転回形とは同じC(ドミソ)でも、ソだけ1オクターブ下げることで、C(ソドミ)にすることで、コードの最低音を変更したものです。実際に人が演奏する時に最低音の上下が少ない方が弾きやすいらしいです。なので、作ったコード進行の最低音があまり動かないように調整しました。詳しくはコード理論の再生リストの#7,8をご覧ください。
こちら同じく"絡まる糸も"から始まる部分ですが
G(ソシレ)→Em(ミソシ)→C(ドミソ)
とコードを並べました。最低音がソ→ミ→ドとかなり上下しています。

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これを転回形の形にして
G(ソシレ)→Em(ソシミ)→C(ソドミ)
にすると最低音がミ→ミ→ミと揃いました。このような感じです。

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この調整を毎回した方がいいのかはわかりません

作業7:楽器の音源をエクスポートする
こうやって歌詞ができた部分から作業6までを繰り返し、曲がすべてできたらファイル→トラック→ミックスダウンからwavファイルをダウンロードします。

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作業8:可不ちゃんと合わせる

こちら最後の工程になります。CeVIOにオーディオトラックを追加し、エクスポートした楽器のwavファイルをCeVIOに取り込みます。

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取り込んだら一度可不ちゃんに歌ってもらいます。ここから調声しようと思っていましたが、はい!調声しなくてもいい感じ!ということで、特に発生タイミングやビブラート、ピッチなどは触らず終了。CeVIOさん最強です!!

・おわりに

私の今回の曲創りはこのような感じでした。比較的最低限のインプットで曲を創れた気がします。作曲したことのない人の参考になれば幸いです。また、「1曲作ったくらいで偉そうなこと言ってんじゃねえよ」って思った方もいると思います。そんな方は、こんな作り方したらいいよとか、アドバイスを頂けると嬉しいです。今回の曲が優しい雰囲気になった理由を解説していただけると勉強になるのでこれも嬉しいです。有識者の方よろしくお願いします。

拙い駄文をここまで読んでいただきありがとうございます!
今回の曲を聴いてまたはこの記事を読んで、私にもできそう!曲を創ってみたい!曲創っちゃった!って人が1人でも居ればそれで充分です。

今チャンネル登録しておくと最古参アピールができます。
次の曲はいつになるかわからないですが、、、、笑

最後にもう一度こちらが今回作成した曲です。

ピアプロにもアップしています。YouTubeか動画公開のツイートのリンクを掲載していただければ、無断使用で大丈夫です。(歌ってみた報告とかもらえたら飛んで喜びます!!!!!!)



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