見出し画像

不穏なロマンス




先日本屋さんで脚本家の坂元裕二氏の本があるのを見つけ、
そしてそれを近所の図書館で見つけて、いそいそと借りてまいりました。



(ちょっと表紙よごれてますが、私は汚していません。。。)


2つのお話がおさめられているこの本は、
すべて1組の男女のセリフで出来ていて、過去に朗読劇として演じられているものを書籍化したみたい。


過去に演じた俳優は、
高橋一生&酒井若菜とか、
風間俊介&臼田あさ美とか。
演技力のたしかな方々が演じられていました。
(ちょっと見てみたかった)


ですが。
やはり坂元裕二脚本。
ましてや演劇ともなると、一筋縄ではいきません。


見る人が見ればロマンチックだし、私もどっちかというとそう感じたのだけど、
吊り橋効果的なロマンチックというか最初から最後まで窮地、みたいな状況が続くので、
これはメンタル安定してる時に読むものかもしれない、と思いました(笑)


これまで見た坂元さんのドラマで言うと、
「それでも、生きていく」とか
「anone(あのね)」の不穏さが
全編をとおしてずっと続く感じ。


なので、変な話だけど、写真に写ってるヒモのしおりあるじゃないですか。
しおりって、普通地味な色のものが多い気がするんですが、この本のしおりはやたらビビッドな青で、しおりが挟まってるページを開いた時に目に飛び込んできた突然の青にギクっとしてしまうくらい、不穏な展開でした。。


ただ、そうは言ってもやはり坂元さんの編み出す言葉はおもしろくて、ちょっとメンタル落ち気味だったにもかかわらず一気に読んでしまいました。
脚本家って、すごいですね。
まあでもやっぱりその後、ちょっと心を整える時間が必要でしたが。。


返却する前にもう一度読んでみます。


ということで、本日の読書記録でした!




※写真で誤解を招いたら申し訳ないのですが、私は別に不倫を推奨したいのではありません。
あくまでフィクションの話について書きました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?