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あの敗戦からの、日本一

こんばんは。
アスレティックトレーナー日記 担当の尾下です。

自分は今、大学のフットサル強化クラブに契約をして頂き、アスレティックトレーナー(以下、AT)として活動しております。
どのようなタイミングで契約まで至ったのかについては、改めて記事にさせて頂きます。

今回は、8月末に大阪で開催された大学フットサルの全国大会で、見事日本一になれた時のお話をします。

今まで、自分の契約しているチームが、日本一になるチャンスは2回ありました。いずれも、準優勝という悔しい結果で終わり、試合後にはスタッフ陣で『何が原因で優勝を逃しているのか?』とミーティングをしていました。
内容としては、
・選手の技術レベルの差?
・筋力・ボールトレーニング内容?
・戦術理解度?
・捕食などの栄養面?
・給水方法?
・気持ち(モチベーションや部活動に対する取り組み方)
など、あげればたくさんありましたが、結局は2回とも【勝てば官軍負ければ賊軍】
で、話が集結してしまうことばかりでした。

【ミーティング内容の一部抜粋】
・優勝したチームは栄養士がついていて、大会期間中もサポートしてくていた。
・体格差(体重比が約5㎏も重い)があり、フィジカルコンタクトで差をつけられた。
などですね。
勝ったチームの環境や指導方法に目がいきがちになりますが、優勝したチームの選手達はと言うと、
・夏のインカレを優勝して、冬の全日本フットサル選手権大会(フットサルのプロチームも出場する大会)に出場する。
・インカレを優勝するのは当たり前で、そこからステップアップしてプロフットサル選手になって大学を卒業する。
・インカレで◯◯点以上取り、得点王になる。
あくまでも、夏のインカレは通過点であり、次のフットサルの目標まで計算に入れている事が分かりました。

要するに、気持ちで負けていた。フットサルに対する取り組み方に違いがあると言う事です。そんな意識の選手達が揃っているチームは打たれ強いし、1つ1つのプレーに対して必死さが見ていて伝わります。(こう言うチームを間近で見れて、肌で感じる事が出来るからATという仕事は面白いんですw)

今回、自チームは3月に東京で開催された大会に出場しました。
そこでの結果は3位でした。いつもインカレの決勝で当たっているチームに負けました。。。(3・4位決定戦は勝ちました。)
敗戦後から、数名の選手の気持ちに変化が表れ始めたのです。そして、フットサルに対する行動が変わり始めました。
具体的には、
・プロを目指す気持ちの選手が増えた。
・目標設定を更に具体的に言うようになった。
・学校生活などの変化(遅刻をしない・提出物の期限を守る・お互いに悪いところは注意し合える)
監督の助言もあり、フットサルに対する取り組みに変化が出てきました。
そうなれば、チームとしての成果が見えるのは早いですよね。

そして、題名にもある通り、8月の全国大会では見事日本一に輝く事が出来ました。
気持ち(目標設定の仕方)1つで行動や結果が変わることを、改めて感じることが出来たAT日記でした。

AT理論試験を受けられる皆さんも今一度、目標設定について見直してみてはいかがですか?AT筆記試験の合格は、あくまでも人生における通過点の1つに過ぎませんよ!!

アスレティックトレーナー
尾下 雅徳

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