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24年2月第3週の買付銘柄・決算シーズンを終えて(増配の威力)・雑感



〇今週の買付銘柄

2月13日(火)~16日(金)に買い増しした銘柄と株数は以下の通り。

【買い増し銘柄】
・KDDI×2
・BTI×2
・ヒューリック×1
・クボタ×1
・明治HD×3
・ライオン×9


〇決算シーズンを終えて(増配の威力)

今週をもって主要企業の3Qor本決算がひと段落しました。私のポートフォリオ(PF)内の銘柄では、一部を除き、総じて良好な決算内容となりました。

以下、私のPF内で増配を発表した銘柄(日本個別株)の一覧です。

【増配を発表した銘柄】
・JT:188円→194円(102株)
・住友林業:125円→130円(14株)
・花王:150円→152円(50株)
・キリン:69円→71円(100株)
・森永製菓:52.5円→55円(200株)
・日清オイリオ:120円→150円(100株)
・INPEX:74円→76円(12株)
・日本電気硝子:120円→130円(80株)
・ヒューリック:48円→52円(138株)
・ヤマハ発動機:48.3円→50円(18株)
◆年間配当金増加額:5,888円

増配により年間配当金は5,888円の増加。買付によってこれだけの配当金額を増やそうとすると、利回り4%と仮定しても、14万7,200円ものキャッシュが必要となります。私にとっては大金です。企業増配の威力を実感するとともに、ありがたいことだなと感じています。


〇雑感

さて、今週の日経平均も非常に強い、いや強すぎる展開となりました。先週末の終値が3万6,897円で、昨日の終値が3万8,487円ですから、週間では約4.3%上昇。昨日は一時、日経平均最高値の3万8915円まで「あと50円」まで迫る場面もありました。ちなみに、23年末比では現時点で約15%上昇中。昨年1年間(23.1月~23.12月)で既に約28%上昇していたことを踏まえると、今年に入ってからの日本株の凄まじさがよく分かります。

PF内の個別銘柄を見ても、損保株の狂い上げ(上場来高値更新。好決算&政策保有株売却報道)や総合商社・メガバンクの上場来高値更新など勢いがとどまることを知りません。大型の主要企業の大部分が少なくとも積極的には買えなくなった(私見)という印象です。

ここでもう一度、日経平均の上昇率をおさらいしておくと、2023年の年間上昇率は約28%、24年の上昇率は現時点で約15%となっています。一般的に、株式の年間平均リターンは約4%~7%と言われていることや、社会科学の原則たる「平均への回帰」(※)という概念が株式市場にも当てはまることを踏まえると、いつかどこかで揺り戻し(反動)が来るだろうとは思っています。

ただ、各種報道などを総合的に見ると、ドル建てで見ている外国人はまだまだ安い(これだけ上昇しても、日本は諸外国と比べてバリュエーション面でもさほど高くない)と思って買っていそうな為、最高値更新は時間の問題かつ通過点で、短期的にはまだ上値を試すのかなと感じているところでもあります。

【※平均への回帰】
1.どういう意味?
 簡単に言うと、良いことも悪いことも最終的には平均へ戻っていくということ。時間をかけて常識的な平均値に向かおうとする動きとも言える。投資に限らず、ビジネス・スポーツ・学業成績・天候など人生における様々な場面で考慮すべき重要な概念とされている。
2.たとえば?
 例えば、会社の業績を見ると、他社に比べて著しく成長している会社が、この先もずっと他社より成長し続ける可能性は低いなど。
3.投資家にとって重要な概念なの?
 チャールズ・エリス著「敗者のゲーム」では、長期投資家にとって、平均への回帰は覚えておくべき重要事項だとされている。昨今の変化の激しい市場では、この原則を知っていれば「冷静沈着」でいられるからと説明。

「敗者のゲーム」を参照

資産形成期で株数を増やしていきたい私にとっては、今のような相場状況は手放しで喜べるものではありませんが、焦る気持ちは以前と比べるとほとんどなくなってきました。バフェットさん効果などを受けた昨年の春から夏にかけての大幅上昇時の方が焦る気持ちは強かったです。

今の方針としては、「業績がいまいちで売られているorあまり上昇していない。だけど、株主還元意識が高く減配可能性の低そうな銘柄」を中心に一株投資での積み上げは継続する。同時に、しっかりと働き、適度な倹約に励むことでキャッシュも積み上げていく。「今」だけを見て焦ったり前のめりになったりせず、「長期的な視点」に立ってどっしりと構え、少しずつ勉強も重ねながら、自分の投資方針を貫いていきます。




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