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Liella!の始まり、青空に影は見えるか

こんにちは、ぽまえです

待ちに待った日常回、過去最高に朗らかな気分で視聴できました。
朗らか太郎。

ということで、今回のnoteはTVアニメ『ラブライブ!スーパースター!!』第9話の感想記事となっております。

前回(#8 結ばれる想い)の記事はこちら

第9話にして、漸くの日常回が来ましたね...!

無印やサンシャイン!!でも、グループメンバーが全員揃ってからシリアスの少ない所謂日常回が始まったのは同じく9~10話でしたが、Liella!は歴代と違いメンバーが5人と少人数、そしておそらく全12話構成であることからこれまでのアニメシリーズよりも早い話数で全メンバーが集まるものだと思っていましたが、蓋を開けてみれば話数的にはこれまでと同じペースで展開されていましたね

ただメンバーが少ない分、キャラクター1人1人に深く焦点を当てた展開ができているので、個人的には5人構成にしたのは成功だったな、と感じています。

さて、今回は日常回ということで、いつもより短めの感想記事になっています。
ちなみにまた10話放送ギリギリで書いています。

前回、前々回も痛い目を見たはずですが、またもや学んでいません

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愚か

例の如く時間がないので早速感想に入らせていただきます


動画配信媒体の変遷


今回Liella!がチャレンジしていた動画配信(生配信)。
動画配信や生配信に関する演出は無印・サンシャイン!!・虹ヶ咲とシリーズのアニメ全てに出てきていますが、時代と共に配信媒体が変化しているのが面白いな、と思いました

例えば2016年放送のサンシャイン!!にて善子が行っていた生配信サイトはニコニコ生放送モチーフ、2020年放送の虹ヶ咲にてかすみをはじめ同好会メンバーが自己紹介動画を投稿していたサイトはYouTubeモチーフでした。

一方、今回登場したLiella!の生配信のUIがこちら。

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横画面UIやコメントの枠取りはYouTube Liveのように見えますが、スマホ一台で配信していることやコメントの流れる方向、時代柄などを鑑みるにアプリ完結のインスタライブTikTokライブが最も近いように思えます。

「結ヶ丘通いたいな~」「結ヶ丘最近きてるよね」といったコメントも多く見受けられ、Liella!の活動により着実に風向きが変わっていることが感じられます
また、""やグソクムシなどのネタに対する視聴者の認知度も高く、意外とLiella!メンバーはSNSなどでも積極的に活動し認知を広めているのかもしれませんね。

また、恋ちゃんは家庭の教育方針により、現在までインターネットに殆ど触れずに育ってきたとのこと。
今後スクールアイドルとして活動していくので本名や顔出しはあまり問題ないとしても、インターネットリテラシーを持たない人間をパブリックな生配信に出すのはかなり恐怖を感じてしまいますね
恋ちゃんが未知を恐れる慎重な性格でよかった...。

3話にて千砂都がかのんの写真を勝手にSNSに投稿しようとしていた辺りなども、良くも悪くも高校生らしいリテラシー感でリアリティがありますね。

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ラブライブ!なので 第11話『住所特定!?』 ...なんてことにはならないでしょうが、やはりインターネットにある程度触れている人間からするとヒヤヒヤしてしまう場面が多い。爺特効。

Dreaming Energy


第9話にて最も好きだった演出。
駆け出すかのん、そしてDreaming Energy

とてもふわっとしたニュアンスの形容になりますが、私は『始まりは君の空』は誕生、そして『Dreaming Energy』は始まりの曲だと思っていて、それぞれの想いを持って生まれた5人の繋がりが"Liella!"として始まる9話の展開に『Dreaming Energy』は最も相応しい楽曲だと感じ、既存曲が挿入された衝撃と共に「考えてみればここはこの曲しかないな...!」と膝を打ちました

じっとしていられない
街はこんなにも いい天気
何かが起こりそうなんだ
だんだん駆け足になってしまうね
聞いて 聞いてよ!
今日から始めたいけど
ああまだ うまく言えない

まさに。まさに9話といったリリックです。
本当にこれ以上ないベストマッチ。
ラブライブ!の劇伴と挿入歌に関する演出にはいつも驚かされます

そして、この演出を受けて『私のSymphony』がアニメに登場する可能性が出てきたのが個人的にとてもワクワクしています。
リリイベ「始まりはみんなの空」にて『私のSymphony』に破壊された人間なので...。

生まれたLiella!、そして...


「結ぶ」という意味の言葉から作ってみた、と"Liella!"を提案するかのん。
こちらは"Liella!"の考案者であるとらさんが込めた意味をそのまま取ってきたものです
(「brillante」は省略されていました)

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こうして改めて見てみると、Liella!というグループ名(とそれに込められた想い)がいかに彼女たちとスーパースター!!に適したものだったかを感じますね


詩先曲先のゴタゴタはあったものの、無事グループ名も決まり詩も完成。
ラストでラブライブ!にエントリーが完了し、次回予告もギャグ回の様相を呈しており、かなり前向きで平和な終わり方でした。

しかし。

これはラブライブ!です。
私は恐怖の只中に居ます

というのも、ラブライブ!スーパースター!!はおそらく全12話構成、つまり残る10,11,12話で1期を完結させなければいけません

そして、覚えていますでしょうか。
クゥクゥ回がまだ来ていないこと。
覚えていますでしょうか。
クゥクゥの家族からかかってきた電話...。

当番回が未だ来ていないキャラに回収されていない要素が残っている、そんな状況下でここまで明るい終わり方をされると、かえって姿の見えない恐怖が襲ってきます

10話終盤にて、5話退学届EDのような展開が待っているのではないかと気が気ではありません

行く先明るい青空に、見えないはずの影が見えてしまいます

なにが「チェケラッ!!」だ(疑心暗鬼)


最後に

今回、日常回ということで2.600字余りと記事は少し短くなりましたが、漸く5人の仲睦まじい様子を観られて嬉しかったです。
Liella!としてのスタートを切った彼女たち、そしてラブライブ!出場。
これからの展開が全く予測できませんが、クゥクゥちゃんが私の胃を破壊してこないことを祈るのみです。






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