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未来は風のように

こんにちは、ぽまえです

遂に、遂に始まりました。
5人のスクールアイドルの物語が動きだしました。

ということで、今回のnoteはTVアニメ『ラブライブ!スーパースター!!』第8話の感想記事となっております。

前回(#7 決戦!生徒会長選)の記事はこちら

もう前置きで語ることもないし第9話放送まで6時間を切ったので早速感想に行きます(計画性無し)


高校1年生らしさ


7,8話で、葉月恋という人間の高校1年生らしさが浮き彫りになったな、と感じました。
主な理由として「経験不足から来る視野の狭さ、対応力の無さ」があります

恋ちゃんにもう少し対応力があれば、(元)同好会メンバーや生徒との軋轢は生まれなかったかもしれません
恋ちゃんにもう少し落ち着きがあれば、花さんとのすれ違いも起きなかったかもしれません。

前提として恋ちゃんは自分の中での第一目標に「結ヶ丘女子高等学校を存続させる=生徒を集める」を掲げており、私としては、公約違反などの強引な手段を使ったとしても最悪その第一目標を達成できれば副次的に起こる事象(生徒の反発など)はある程度仕方ないと思っています。(勿論恋ちゃんの自分勝手ではありますが)

ですが現実は、在校生の過半数を占める普通科生徒からの強い反発を受けてしまったり、リコール騒動にまで発展させてしまい、結果として在校生を蔑ろにした上で入学希望生徒を集める為の学園祭の開催まで危ぶまれてしまう本末転倒な状況になってしまったのは、偏に恋ちゃんの経験不足による失敗だと言えます


8話内で「生徒は事情を知らないから、葉月さんはずっと誤解されたままになる」という旨の台詞がありましたが、そもそもこの「誤解」というのは"恋ちゃんがどうしてああいった行動をとったのか"という行動原理に対するものであり、すみれの「私たちには何の関係もないものね」という台詞にもあるように普通科生徒からすれば誤解が解けようが解けまいが「音楽祭に出られない」という本質は一切変わりません

勿論「亡き母が遺した結女を守る為」という情報を開示すれば多少なり普通科生徒からの印象も変わるでしょうし、それを知った以上はそれまでのように強く反発することは難しくなるでしょう。
ですが、それは果たして健全な状態だと言えるのでしょうか。

端的に言えば、 普通科生徒に一方的な負担のある難策を同情で押し通す というものになってしまいます。

生徒からの理解を得ることはとても大事ですが、生徒会長の行動としてはあまり評価できるものではありませんよね。
おそらく恋ちゃん自身もそれを理解しており、自らの境遇を知ったかのんたちに「今日話したことは、一切口外しないでくれませんか。」と釘を刺したのにはそういった理由も含まれていたのだと感じました。

強硬手段をとる反面、そういった筋を通すことを譲らない頑固さも高校1年生らしくて良いな、と思います
「なんとしてでも学校を建てる」という心が見られた花さんにも同じものを感じますし、恋ちゃんのそういった頑固さは母親譲りなのでしょう。

今までは学校に恋を支えてくれる人間が居なかったので良くも悪くも周りが見えず突き進んでしまっていましたが、それを真正面から受け止めて大事なものを一緒に背負ってくれる仲間ができた恋ちゃんが、今後生徒会長として、そして人間として成長していくさまが本当に楽しみです。

あと、サヤさんはどんな感慨で恋ちゃんのステージを観てたんでしょうね。

澁谷かのんの成長


しすぎ。
しすぎしすぎ。

成長しすぎ。

今回かのんちゃんに関して最も印象的だったのが、全校集会にて噴出する生徒の怒りにたじろぐ恋ちゃんの元へかのん率いる同好会メンバーが乱入し、理事長許可のもと壇上に登るシーン。
全校生徒の目を憚ることなくマイクを手に取り恋と対話します。

数ヶ月前まで他人の目を畏れ、失敗を畏れていた人間の雄姿です

かのんが他人の目を気にしなくなる、というより全く視界に入らなくなる「ゾーン」のようなものは1話『未来予報ハレルヤ!』でもありましたが、あれは気分が昂ったり限定的な状況でのみ発生するまさにゾーンのようなものであり、根本的に他人の目を克服できた訳ではありませんでした。

しかし今回は、上記のほかにも学校の玄関前で恋を勧誘するシーンなど多数の目に曝されている時間がそれなりに長かったのにもかかわらず、今までのように照れたり委縮してしまうこともなかったので、完全に克服できたといえるのではないでしょうか。

ですが忘れてはいけないのは、かのんの素はそもそもクゥクゥや詰め寄ってくる生徒などの強い圧に対して気圧され気味で謙虚、自分を過小評価しがち...という性格だということ。
人の為に、むしろ人の為であるからこそ性格に見合わない行動を起こせるその姿に、クゥクゥの熱心な心に打たれ一歩目を踏み出す前の、嘗てのか弱い彼女の影は見えず、人の背中を押せる器へと成長した彼女にとても感慨深くなってしまいました

ラブライブ!は基本的に作品を通して誰かの成長物語ですが、特に澁谷かのんの著しい成長スピードには目を見張るものがあります
たまに見る親戚の子どもくらい成長が早い。

想いは風になって


全校集会にて花の想いを知り、堰を切ったように泣き出してしまう恋ちゃん。
その姿に今まで独りで背負い込んでいたものの重さを痛いほど思い知らされます
Wish Song「消えないように震えながらキミが握りしめてたもの 一緒に守るよ」というリリックが刺さります

その後かのんからグループへの勧誘を受けるも、今まで対立していた負い目もあり差し出された手を握れずにいる恋。

その背中を押すように吹いた一陣の風...

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「想いは風になって 明日を動かすんだ」


8話視聴時、このシーン以降ずっと涙ながらに視聴していました。
これに関してはわざわざ口に出して事細かに語ることも野暮なのでこれ以上は言及しません。

最後に

今回の記事、書き始めるのがまたギリギリになりあまり書く時間が取れませんでしたが、かといって第8話の感想記事を第9話放送以降に仕上げようとするとまた第9話以降の感想記事が総崩れになってしまうのでなんとか第9話放送までに仕上げました。
なのでいつもと比べて短めになっていますが、まぁ第8話で最も印象的で好きだった「恋の背中を押した風」に関しては上にも書いたように語れば語るほど野暮になってしまうのでどちらにせよ短めの記事になっていたことでしょう。
あ、もうそんなこと言ってる間に第9話まであと1分。
良い感じのことを言って〆る時間もありません。


第9話の感想こそは余裕持って書け、私!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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