神武の東征 名草村、名草戸畔(なくさとべ)
>https://www.homes.co.jp/cont/press/reform/reform_01266/
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>和歌山の読めない地名の謎。神話や聖地と関係が深い和歌山の地名を調べてみた
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>初代神武天皇は (中略) 熊野あたりまで兵を引いている。
>その途中、名草村で名草戸畔(なくさとべ)という女首長と戦い、
>これをほろぼしたとある。
>「名草山」「名草浜」の地名は女首長の彼女の名を今に残している。
> (中略)
>和歌山の熊野には丹敷戸畔(にしきとべ)という女首長がいたことも記されているから、
>和歌山を支配していたのは、母系の氏族だったのかもしれない。
面白いことが書いてある。詳しく書いてあるね。
女首長だとは知らなかったよ。
「名草村/なくさむら/nakusamura」の
女首長「名草戸畔/なくさとべ/nakusatobe」
「名草山/なくさやま/nakusayama」…和歌川の河口左岸
「名草浜/なくさはま/nakusahama」…和歌川の河口右岸海浜
「丹敷戸畔/にしきとべ/nisikitobe」
名草山・名草浜はともに和歌川沿いにある。
和歌川は紀ノ川の旧河川だ。
600年前の地震と津波で流れが変わって、現在の紀ノ川に流れている、との事。
神武の東征神話では、神武はこの和歌川沿いに紀伊に上陸した事になるね。
名草村=なくさむら=nakusamura=na-kus-a-mura
名草戸畔=なくさとべ=nakusatobe=na-kus-a-tobe=女首長
名草山=なくさやま=nakusayama=na-kus-a-yama
名草浜=なくさはま=nakusahama=na-kus-a-hama
丹敷戸畔=にしきとべ=nisikitobe=nisiki-tobe=女首長
名草の kusa は kus=通る の名詞形の通路だ。
名=na は「水」というのがバチェラーにあるが、どうかな。
もう少し例がないと自信を持てない。
>a=雅語、英雄詩曲や散文物語の中で名詞や不完動詞の語頭に付き、
> 第一人称単数および複数の主格を表す。われの、われらの、われが、われらが。
> a-teke(-he)=我(ら)の手、a-kotani(-hi)=我(ら)の村…知里真志保
「tobe ← tope」だろう。
「tope=乳 milk…バチェラー・服部四郎・金沢庄三郎」
女首長と属性がピッタリでビックリした。偶然だろうか。
殺された二人は女首長でね、出来過ぎだけど。
女の事を「tope」と言ったんだろうか。
しかし「to=胸、乳頭、乳首…バチェラー・服部四郎」ともあるので
「to-pe=胸・乳首の + 人」とも解釈できる。これだと女だろう。まとめると…
名草村=なくさむら=nakusamura=na-kus-a-mura=水の/通路の/我らの/村
名草戸畔=なくさとべ=nakusatobe=na-kus-a-tope=水の/通路の/我らの/女首長
これで合ってるだろうか。
「kus=通路」を「na=水の」と、わざわざことわっている事になる。
神武天皇は「長髄彦・那賀須泥毘古・ながすねひこ」が手強くて、やられたので、
南の、女首長一族で弱そうな、和歌山紀州地方を滅ぼしたのであろう。
まあ神話だけどさ。
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