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にじ甲MAD制作の話

1週間くらい前に、にじ甲のMADを作りました。
普段は切り抜きとかをたまに作ってるんですが、MADを作るのは初めてだったので勝手がわからず苦戦しました。

YouTubeでの再生数が3万を超えたので、主はウキウキです。
なので、時間も少し空いている今、どういうことを考えながら作ったか、苦戦した点などを書いていこうと思います。s

選曲

まず選曲ですが、結構迷いました。
MADを作ろうと思ったきっかけが、去年のにじ甲のMADを見ながら、「あ、自分もこれ作りたいなー」だったので、去年のにじ甲MADにもあった『第六感』だったり、GReeeeNの『pride』とか、ロードオブメジャーとか候補を出していたのですが、
ふと、自分が普段からよく聞くアーティストで高校野球に合う曲あったかなとプレイリストを振り返って見つけたのが、Creepy Nutsの『パッと咲いて散って灰に』でした。
この曲はセンバツ野球のテーマソングにもなっていたし、今回のにじ甲に合うんじゃないか!?と思って選びました。
あと、あんまりしんみりし過ぎてもアレだな…と思っていたので、その点でもBPMの早いこの曲は良かったなと思っています。

歌詞と各校の組み合わせ

1番と2番でA、Bリーグそれぞれを当てはめて、ラスサビで決勝という構成だったので、各校それぞれ8小節ずつっていう感じです。
サビはそのリーグの名場面を適当に置きました。

1番(Aリーグ)

誰も傷つけないで 終われるなんて
ハナから望まねぇ事だぜmy men
ヤツの願いを お前の願いで
押しのけてやっと開く狭いway

まめねこ高校。
毎回、歌詞と高校の特徴をどう辻褄を合わせるかなーって考えたのですが、ここは「ヤツ」を、まめ高に当てはめることで、育成配信中になかなか勝てないという意味合いにしました。
あとは、育成中、きっと批判的な言葉も受けたレオスが、終始明るく育成を終わらせたことから、冒頭の歌詞にも合うかなと思いました。

嫌われないで 終われるなんて
微塵も期待しちゃいけないぜmy men
引きずり倒して 蹴落として
憎まれながらはばかれ世界へ

パンパカパンダ高校。
これはもう、去年の笹木の高校名が「ヴィラン高校」だったので決めましたw
あとはvs.加賀美戦での、アルスの同点弾から火がついて勝った感じが泥臭く、格上を引きずり倒した感じがしたので、ここにパンダ高校をはめました。

その優しさってのは傍らに
優れたモノのみあの2文字
今のお前にゃ誰一人
控えめに言っても敵わない

ヘルエスタ高校。
『優れたモノのみあの2文字』を、「優勝」という言葉に解釈したのですが、このシーンを編集している時は決勝戦前だったので、まさか本当に優勝するとは思いませんでした。
また、『今のお前にゃ誰一人 控えめに言っても敵わない』。ここは間違いなくヘル高の委員長だなと思って即決しました。

そう散っては咲いての只中に
短すぎるその花盛り
無数の目に晒されるstage
今全て露に

加賀美大附属高校。
野球って実際に観戦すると、バッターが球に当ててヒットを打つシーンってそこまで多くないし、時間的にも長くないんですよね。
この歌詞は本来は高校球児が甲子園という場で輝く瞬間はあまりにも短いといったニュアンスだと思うのですが、私はここで加賀美大附の激打を連想して、1本1本は短いけど、ヒットが咲き乱れている花盛りといった解釈で、加賀美大附をはめました。

パッと咲いて散って灰に
消えてく然と
難攻不落を目の前に色気づいてる
春の風吹き荒れる土壇場で
雑音なんて消え去って静かに笑ってる

サビです。
Aリーグの各校を1シーンずつ入れています。
『パッと散って灰に消えていく然と』この歌詞は先も触れた、高校球児の一瞬の輝きを表していると思うのですが、それはそのままにじ甲にも当てはまると思います。
メタ的に言えば、それぞれ監督のswitch内の選手データって、これ以降はほぼ触れられないんですよね。言ってしまえば、この1か月だけ注目を浴びて、それ以降はない。少し寂しいですが、その儚さこそにじ甲の終わりを感動的なものにしているのだと思います。
あとは、何といっても『難攻不落』に月ノ美兎を入れたかった!

2番(Bリーグ)

「ここまでくれば大したもんだ」
なんて誰ぞがほざいた
耳を貸すな
振り返りゃ美化出来る轍だが

神速高校。
育成配信では、秋春夏連覇、三年目無敗という偉業を成し遂げ、誰もが『大したもんだ』と思ったはず。1年目の大会成績があまり振るわなかった(県大会決勝まで行ってるから十分凄いが…)のも『美化できる轍』だけど、去年のにじ甲で苦汁を飲んだ葛葉にとっては間違いなく本戦優勝を目指しているはず。なのでこの歌詞は神速高校一択だなと思い、当てはめました。

お前が下した お前が退かした
あの日お前の手で終わらした
いくつもの声や 願いは
そう簡単には許しちゃくれないさ

にじさんじ高校。
谷繁、長嶋を獲得し、ポテンシャルで言えば最強のにじ高。育成では、強豪相手に余裕で勝ち、勝利を量産したにじ高は、ここに入れました。
『そう簡単には許しちゃくれないさ』は言い過ぎかもですが、推しがにじ高と当たったファンはかなりヒヤヒヤしたんじゃないでしょうか。

なら行くとこまで行けその高み
転がり落ちようが構わない
今のお前らは誰一人
そこで収まるようなタマじゃない

チョモランマ高校。
まぁ…『高み』ですよね。
あと、『そこで収まるようなタマじゃない』は、育成での最後の夏に道大会決勝で、惜しくも負けたあの場面に合うと思いました。
ファンもニュイ監督ももっと勝ち上がれると思いながら、悔しい思いをしたと思います。

腐っても鯛だろ爽やかに
で頷けるほど大人じゃ無い
無数の正義が交差するstage
今全て露に

コーヴァス高校。
個人的にここの歌詞がとても好きで、
『腐っても鯛だろ爽やかに で頷けるほど大人じゃ無い』が、私的な解釈では、『「負けても俺たちは頑張ってきた・輝いたじゃないか、だから負けても爽やかに終わろうよ」じゃ納得できない、ここまで来たからには絶対に勝つ!』という泥臭さを感じて、めっちゃ好きです。
育成では、苦戦を強いられてきて、最後の夏ではまさかの一回戦敗退を喫したコヴァ高には、そんなめっちゃ個人的な思いを込めてここにはめました。

ラスサビ

パッと咲いて散って灰に
消えてく然と
難攻不落を目の前に色気づいてる
春の風吹き荒れる土壇場で
雑音なんて消え去って静かに笑ってる

2番サビ。
ここも1番と同じようにBリーグの各校1シーンずつ。
『難攻不落』には黛を入れて、決勝戦カードのエースを対立させる構図でいきました。

パッと咲いて散って灰に
消えてく然と
半透明の明日を前に
怖気付いてる

ラスサビ途中まで。
編誰のせいにも出来ぬこの土壇場で
かっ飛ばしてくれ派手に
どこまでも遠くへ

誰のせいにも出来ぬこの土壇場で
かっ飛ばしてくれ派手に
どこまでも遠くへ

ラスサビ途中から最後まで。
決勝戦8回表で3-0にまで話されてからの、裏の神速高校の攻撃で3連続つーベースヒットでヘル高に追いつく場面でのルカ・カネシロのバッターボックスに入るシーン。
私も含めた神速高校を応援しているファンはまさに『かっ飛ばしてくれ派手に どこまでも遠くへ』と思ったはず。

結果はヘル高が栄冠を勝ち取りましたが、両チームエースの投げっぷり、守備の堅さ、打線の強さのぶつかり合い、見ていてとても熱狂しました。ナイスゲーム。

編集で拘ったところ・反省点

こだわりポイントですが、歌詞と高校の組み合わせは勿論ですが、個人的には緩急を取り入れてみました。Apexやフォトナのモンタージュでよくみる急に早くなって遅くなる感じ。あれを取り入れることで、音ハメをしやすくなって見ていて気持ちいいかなって思ったんですよね。
今回のMADはアフターエフェクツを使って編集したんですが、初めてタイムリマップ機能を使ったこともあって、だいぶ拙い感じだったと思います。コメントにもこの編集がラグいように感じて鬱陶しかったという意見をもらって、自分の下手さを痛感しました。次このような編集をする時は、むしろこれが気持ちいいと感じてもらえるように精進します!

また他のコメントでは、途中に入る監督たちの声が邪魔に感じたという意見もありました。これも入れるかどうか迷ったのですが、単調に曲を流しすぎるよりも、音としてにじ甲要素を入れることで、音においてのにじ甲オリジナル要素を入れたかったので、追加しました。後悔としては、台詞選びをもっとこだわりたかったし、音量も少し大きかったかなと思いました。

後は、前々から少しずつ練習していたキネティックタイポグラフィ(文字を動かすやつ)。今回は、映像がメインでテキストはあくまでサブだったので、そこまで力を入れてなかったのですが、いろんなアイデアで文字を登場させたり消したりするのは楽しかったです。
いつかは歌ってみたやMVの動画師とかやってみたいなぁ…なんて…。

終わりに

椎名さんと司のパワプロ対決から見ていて、ここまで毎年見届けて、やっとこういう動画を作れてめっちゃ満足しました。
3万回も再生してもらえてとても嬉しいです!
来年も同じように作れるかは分かりませんが、この動画を見て今年の夏のアツさをまた思い起こしてくれれば良いなと思います!

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