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集合的無意識の夢

私がはじめて「女」の性的な部分を知ったのは、小学3年生の時に見た夢の中ででした。それまで、私の周りには性的な雰囲気の女性はいなくて、みな「お姉さん」でした。

夢では、その時担任だった女性のS先生が、給食で私たちの班に来て一緒に食べていました。先生は両乳が伸びて結ばれていて、マルセイユタロットの「皇帝」の足や、「吊られた男」の足のように、「4」の数字になっていました。班の中の男子たちは全員先生に夢中になっていて、先生の言いなりのような雰囲気がありました。先生は女ボスのような感じで、性的な雰囲気がありました。

私はそれまで、そういったものを見たことも感じたこともなかったので、夢ではじめて性的なものを目の当たりにして、あまりに不可解で、強烈に印象に残っていました。

これは、ユングが言うところのアニマだろうと思います。
小学3年生の私の経験の中にない未知のものでも、集合的無意識の中にある原型アニマが、象徴として現れてきたのです。アニマは主に男性の中にある女性的な面と言いますが、小学3年生の私はアニマを獲得しているわけもなく、異質で恐ろしいものとして映りました。

夢の中で、自分の知らないことが出てくる時は、主に2通りあるかなと思うのですが、このように集合的無意識の中にある神話原型が表れる場合と、それからちょっと調べればわかることが出てくる場合です。
なぜ、知らないことなのに調べると分かることが出てくるのかというと、夢の世界では時間や空間の制限がないので、過去の歴史を知覚したり、また未来に自分が知っていることを引用したりするからでしょう。

先日、306号室の牡牛座っぽい夢を見て、双子座の6度にある恒星を調べると、おうし座ガンマ星があったというのは、このパターンだと思います。

もう1つ、後者の例でいうと、以前デヴィ夫人に、使っているアイシャドウのブランドを聞いたら「コラーダよ」と言われた夢を見ました。
コラーダを調べてみると、エル・シドという貴族が所有していた二振りの剣のうちの1つ、伝説の剣だという事が分かりました。もう一つはティソーナと呼ばれ、火を表すそうですから、コラーダは風でしょう。
目の上、つまりアジナチャクラあたりに風のコラーダ化粧品を塗るというのは、土的な情報ではなく「知」をそこに置く、司るイメージで、とてもナチュラルです。そもそも剣自体が風の象徴ですし。

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