いろいろなアカシックを生きる実践

エジプト時代のように

エジプト時代には、いろいろなものに出たり入ったりして、それを楽しんでいたという話があります。私は冥想中に、文字のような型の中に、金色の液体として流れ込んだことがありますが、すると、その文字の形に沿った思考が生まれるような感じがありました。人間の形には人間の思考が、猫の形には猫の思考が、ある文字にはその文字の形に宿る思考というものがあるのだと思います。エジプト時代では、さまざまなものに出入りすることができ、それぞれ違う思考や体験をして、自分というものがころころ変わるのを楽しみとしていたのでしょう。

今の私たちは、個人の人格があり、そこから出ることはありません。「自分はこういう人間だから」という枠の中で生きています。占星術を習っても、「私の太陽はこのサインにあるから」というのを理由に、ほかの生き方を嫌う人も多いです。そのような生き方は個人の枠に閉じこもり、可能性がありません。天と繋がっていると思ってもそれは頭だけだったり、ちょっと想像してみて幸せな気がするという程度のもので、実際は何も変わっていないのです。

エジプト時代の楽しみを、占星術をやっている人がやるならば、例えば違うサビアンを生きてみるとか、ジオセントリックからヘリオセントリックにシフトする。もしくは生前日食図にシフトする。あるいは別の人のヘリオセントリック図を生きてみるということを試して、実際に人生を変えてゆくという経験をすると楽しいのではないかと思います。そうすれば、今の自分も単に1つのアカシックを選んで着ているだけで、本当はいつでも脱いだり着たりできることを実感できます。

どのアカシックを生きるか

例として、私はいま、バシャールのチャネリングをしているダリル・アンカのヘリオセントリック図に入ろうとしています。これは今までやってきた①暗闇メソッドと、②シュタイナーの後アトランティス文化期を渡り歩いて、歳差の中心軸を出すことにも繋がる話です。(noteのマガジンとしては『視覚の移行』と『道程の記録』にまとめています)

ジオセントリックの出生図は、何時何分にどこで生まれたという個人の図ですが、ヘリオセントリック図は、その日生まれた人全員に共有されているような図であり、松村潔先生はイメージの目安として、1日に地球上で生まれる人数は約20万人なので、そのぐらいの人数に共有されている図として考えると良いと言っています(あくまで地球上での1日なので、参考程度の目安)。つまりダリル・アンカのヘリオセントリック図は、ダリル・アンカ個人のものではありません。
私はダリル・アンカと同じ日に生まれたわけではありませんが、非物質界での生き方は、集合体としてさまざまな存在と筒抜け状態や、重なって生きるのですから、私がダリル・アンカのヘリオセントリック図と重なっても問題ありません。

今の私は、精神世界に身を置けば置くほど、地上での生活が危うくなっています。ダリル・アンカはチャネリングによってお金を得るという道を持っていて、このアカシックを私も着こんでみるのは面白いのではないかと思いました。お金稼ぎだけを見るなら、実業家のやりかたを踏襲すればよいですが、私はビジネスマンになりたいわけではありません。

ダリル・アンカの図に決めるまで、何人かの図を見て、正直かなり悩みました。誰かの図を生きるとき、自分はこの表現はちょっと遠慮したいなどの抵抗感を捨てる必要があります。それができそうな図を見つけるのが、最初は本当に難しかったのです。ダリル・アンカに決めた時も、最初からしっくり来ていたわけではありません。しかし、今思うに、おそらく1つの図に容易に入れるようになれば、そのあとはどんな図にも抵抗がなくなると思います。この醍醐味は、自分が変わっていくのが面白いのだと知ることです。

ダリル・アンカの図と私のことについては、松村先生の動画教材『ヘリオセントリック占星術(123) ダリル・アンカに学ぶ。ダリル・アンカのアカシックレコードを食い込ませる。』で詳しく取り上げていただいています。ご興味のある方はご覧ください。

ダリル・アンカのヘリオセントリック図

ジオセントリックからヘリオセントリックへ

ジオセントリックは馴染みがあるけれど、ヘリオセントリックにシフトしたくてもピンと来ない、どうしても馴染めないという人は多いです。そんなときも、違うアカシックを着ることを楽しむ姿勢が必要なのではないでしょうか。そして日常を生きるのではなく、日常に太陽の光を浸透させる生き方にシフトしていく必要があります。毎日仕事や生活のことで忙しいなら、その生き方を変えていく必要があります。変えられないなら、ジオセントリックのままでしょう。変えるのは無理なのではなく、変わりたくないのです。違う自分を生きるとは、今までの自分は少なからず失うことになります。これは深刻なことではなく、楽しいチャレンジです。

タイラー・エリソンはダリル・アンカのヘリオ図を生きている?

タイラー・エリソンというチャネラーは、ダリル・アンカのバシャールのチャネリングを見て、それを人々に伝えているうちに、自分がチャネリング出来るようになったと言っています。彼はダリル・アンカを踏襲しており、チャネリングの仕方もよく似ているので、同じヘリオセントリック図を生きていると言っても良いのではないかと思います。誰でも、あの人みたいになりたいと思って行動すると似てくるものですが、これは自分以外のアカシックに入ろうとしているのと同じことではないでしょうか。

しかし、仮にダリル・アンカのヘリオ図を20万人が共有しているとして、すべての人がダリル・アンカの量産のようになるわけではありません。チャネリングのようなことをしていても、チャネリングを前面に出さないで、でもやっていることは結局チャネリングというような人もいるでしょう。結局同じ匂いになっていき、本人たちは同類だと気づきます。

チャネリングとは

そもそも私はチャネリングに対して、あまり良いイメージを持っていませんでした。私とは相容れない、私のやり方ではないという感じが強く、興味がないし、見ていられなかったのです。だからこそ自分が取り組むのは本当に面白いことだと思います。

バシャールは、「あなた方が個人のペルソナに同調しているのも、チャネリングなのだ」と言っています。私たちは常に個人にチャンネルを合わせているだけなのに、それが唯一の自分だと思い込んでいます。ですから意識を別の方向に向かわせることで、今までとは違う自分にチャンネルを合わせることができるはずです。こう考えると、違うアカシックを生きるというのは、チャネリングでもあります。

私の変化

私がダリル・アンカのヘリオセントリック図を生きるために、いま具体的にやっていることは、以下の通りです。更に追加したり、変更していくと思います。
①ダリル・アンカのヘリオ図の惑星の夢見
②ジブリッシュ
③ダリル・アンカのヘリオ図と重なる瞑想
④私にとっての「バシャール」のような存在と一体化する瞑想
⑤毎日準備なしにライブで話す

ダリル・アンカのヘリオセントリック図を生きようとしはじめてから、幾つか変化がありました。まず、しゃべりたいという欲求が強いことです。ダリル・アンカは地球ポイントと、海王星・水星のタイトな180度があり、ビジョンを言葉にするのが得意です。私のヘリオ図には、180度は木星と海王星で8度離れたゆるい180度以外になく、水星は冥王星と5度離れた90度で、「しゃべりたい」というまっすくな欲求は今までそれほど経験がなく新鮮です。

それから毎日、10分弱のライブ配信をするようになり、タロット1枚引きやお話会なども、今後頻繁にやっていこうと思っています。先日、タロット一枚引きのビジョンで参加者さんのガイドが見えた時、そのガイドにチャネリングすれば、言っていることを私の口から喋ることになったかもしれません。

色々なアカシックを生きる会

2023年11月19日から、実験的に、「色々なアカシックを生きる会」をやります。ご興味のある方は、こちらの記事をご覧ください。

記事が参考になりましたら、ぜひサポートをよろしくお願いします! サポートは100円から可能です。