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アルケスの夢

コップ座のアルケスに関しては、今までバイノーラルビートによる探索は何度もしたことがありますが、夢探索は初めてです。
アルケスは私のヘリアカルライジングです。
最近はずっと、カードの1枚引きで、夢探索する恒星を決めています。

息子を殺した先生

夢では、私は小学生中学年ぐらいの年齢で、友達2人と私で遊んでいましたが、トラブルが発生したために担任の先生に電話を掛けました
すると先生は、こちらの話を聞くよりも先に「息子を殺してしまった!」と言いました。先生の話によると、これから後始末に向かうので、誰にも言わないでほしい、とのことでした。

友達と3人で、先生が怖いのでどうしようと話していると、先生の息子と遊んでいた男子2人が来て、「先生は自分の息子を殺しかけた。先生は遠回りをしている。」と言いました。私はこの男子たちといると、先生の秘密をばらすと疑われるかもしれないと思い、女子3人で別の場所に逃げようとします。

裏側にあるものも受け取る

アルケスは正当な後継者や、神聖な意義のあるものを受け取るという意味があると言われています。
そう言われると、何かきらきらとした感じや、勝ち組のような印象もあるかもしれませんが、後継者は全てを受け取りますから、一般人には見えない裏側も全て知ることになります。
例えば誰でも知っている大衆向きの経典などはエクソテリック(exoteric)と呼ばれ、部外者にも理解出来たり、一般公開されているものを言いますが、より秘教的なものはエソテリック(esoteric)と呼ばれ、一般的に理解されにくく、奥儀的であり、エクソテリックからエソテリックの門をくぐることができるのは、限られた人々になってゆきます。
そして、エソテリックの中でも、ごく限られた者にだけ伝えられるものがあります。それはキラキラもしていませんし、むしろひっそりとしているものでしょう。
エソテリックに限らず、会社を受け継ぐという場合でも、内部事情はキラキラしていません。(しかし表向きには、王位継承権や、歌舞伎の襲名など、地位のある頂点に見えるものもあると思います。)

夢では、アルケスのそういった裏側の部分を表しているように思いました。担任の先生は息子を殺しますが、それはエクソテリック的には受け入れがたい内容です。しかし、エソテリック的には秘儀、奥儀の象徴であり、殺されるとは上の段階に上がるということです。
例えばブッダは妻子を置いて出てゆきますが、そのことについて現代の常識や倫理観を当てはめて考えては、エソテリック的なものが見えてこないのと同じです。夢の中では、私はこういったものを守らなければなりませんでした。

男子たちは「先生が遠回りをしている」と言っています。これは道路の道の話ではなく、哲学的な話です。しかし男子たちは先生を非難をしているのか、それともただ事実を述べているのか分かりません。どちらにしても、私は「遠回り」という部分的なものに着目しては、担任の先生の信用を失いそうで恐ろしかったので、男子たちから離れました。

妻は行ったことがある

夢の続きです。
男子から遠ざかっている途中で先生に見つかってしまい、仲間の女子が機転を利かせて、「〇〇ホールに行こうとしているけど道が分からないんです」と言いました。
先生は「僕も分からないなぁ、妻は前に行ったことがあるんだけどね」と言いました。
私たちは、じゃあ親戚の家に行くことにすると嘘を言って、先生と分かれました。分かれ際、私は先生の秘密をばらさないと信じさせたくて、恐る恐る先生に抱きつきました。
そして私たち女子3人は、親戚の家に行くふりをして、電車に乗りました。

天・人・地

今回の夢ではやたらに三位一体の象徴が出てきているのですが、天・地・人と言う時、実際の並びは天・人・地であり、これを家族に置き換えると、父(夫)・子・母(妻)です。
先生の妻は地であり、妻は地上の道には詳しいけれど、先生は分からないと言っています。

恐怖

夢は始終恐怖に包まれていて、私は先生に秘密を打ち明けられることになってしまった自分の立場を恐怖していましたし、先生を裏切ることも恐怖していました。逃げたいけど逃げられなくなったのです。
しかし、そもそも先生に電話を掛けたのはこちらからなのです。つまりこちらからエソテリックの門をたたいています。
先生から打ち明けられた殺人を、誰にも言ってはいけないのは当然です。

先生の秘密を受け取って震えた女子3人は、電車に乗って少しホッとしますが、アルケスには秘儀を守るとともに、受け継いで運んでゆくという意味もありますから、電車に乗るのは、そういった意味も含まれていたと思います。

乙女座24度

アルケスは現在乙女座24度「メリーと彼女の白い羊」辺りにあります。
私は夢の中で、担任の先生を裏切ると思われたくなくて、恐る恐る抱きついたわけですが、思ったよりもべったりとしてしまい、自分でも驚いたのですが、先生も少し驚いていました。
これは、メリーさんにくっついて回るヒツジと同じで、中心性のものに対して、その周りにまとわりつくものということになります。
アルケスが乙女座24度にある間は、メリーさんのことが大好きな白い羊のように、継承するものをしっかり受け取ろうとする、ということになります。

注がれるものをカップで受け取るというのは、24は6の系列だということを考えるとより分かりやすくなります。
先生チーム(父母子)の三角形(▲)に対して、
女子3人の三角形(▼)が、
杯(コップ)のように受け取る(六芒星)と考えることができます。

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