🐍月食サロス128番の旅 36/71(5)


さあもっと遠くまで行こう


(4)でセドナなんて言いましたけど、

セドナはとても遠いんだ

軌道を全部入れようとすると、こんな縮尺になる。惑星全然見えません。

https://ssd.jpl.nasa.gov/tools/orbit_viewer.html

ここまで拡大しても、まだ火星以内はよく見えない。

太陽系もなかなか広い。
太陽系でも広いのに、恒星になればずーーっと遠い。

それでもえーい、同じように見てしまえー、ということで、無茶でもなんでもやってみなきゃ始まらない。

黄経で近い恒星のピックアップ

なんとなく気になるのは、
海王星とミザール(おおぐま座ζ)、木星とアゲナ(ハダル、ケンタウルス座β)、地球とピーコック(くじゃく座α)

そして、ピーコックのウィキペディアを見ていて、ここが気になった。

気になったなら調べてみよう。

天測航法、57恒星

2等星までだから、見つけやすそう


アメリカ海軍のWebサイトには、この57恒星が載っている星図がありました。

https://aa.usno.navy.mil/downloads/navstarchart.pdf

日本でも海上保安庁が天測暦を発刊していましたが(2022年版で廃刊になったけれど)、もとは海軍でしょう。陸地だったら他に目当てもありそうだけど、海の上では太陽と月と星が頼り。星をちゃんと見れないと、行きたい所に行けません。生死が関わる必須技術。

今はGPSが整備されたから、使わなくても済むらしいけど、

2015年10月、ハッキング環境下でのGPS測位の信頼低下性から、アメリカ海軍兵学校の練習航海において天測航法の実習が再開されることとなった[3]。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E6%B8%AC%E8%88%AA%E6%B3%95

そういう便利なものは、悪用される可能性もあるらしい。

まあ、1935年ならもちろん天測航法でしょう。
このへんの話もおもしろい。


全然月食と関係ない話になってますが。
覗き込んだスコープってのは、六分儀のテレスコープだったのかな。
いちおう入口を回収しておくと、これの歌詞ですね。




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