🐍月食サロス128番の旅 33/71(4)
1881/06/12 の皆既月食。ドラコニックなジオルナ(黄道に対する白道の昇交点を♈0にして、月と地球は中心にまとめてしまう)
しし座に5つ
地球トロピカルのヘリオセントリックではおうし座に4つの天体がありました。その地球トロピカルのまま、ジオセントリックにすれば、おうし座に5つの天体が入ることになります(下図)
なぜトロピカルではなく、ドラコニックを使っているのか。についての再考察
私の考え方としては、ヘリオセントリックにおいて、地球の自転による赤道を使った地球トロピカルというサインの基準があるのであれば、当然他の惑星においても、その惑星の自転を使った惑星トロピカルのサイン基準が作れますよね、と考えます。
ただ、このヘリオ図を使うのは地球に住む私たちですから、各惑星の中から地球を選んでいったということになるでしょう。ならば、ヘリオセントリックで地球トロピカルサインを使うのも妥当なのかなと思います。
(ですから、他惑星の私を考ようとするなら、他惑星でのトロピカルサインを考えてみるのも面白いと思います。惑星の位置も、サインの位置も、地球とはだいぶ違う私がいるはずです。という記事は以前書きましたが 、https://note.com/polock/m/ma670da62cea6 有料にしちゃったし、めんどくさい話だし、それはさておき)
だったらなんでジオセントリックでも地球のトロピカルを使わないの?って話ですが、太陽から見ると、地球も月もいっしょくたになっていると思うのですよ。月込みの地球系というカタマリがあって、一番目立つのは地球です。
でも近くに寄ってみると、地球系というのは地球と月に分離できることがわかってくる。(おそらく太陽系というものも、遠くからはそのように見えていそうに思います)
地球の輪郭がモヤモヤとしていたのは、月によるモヤモヤだったんだね、と見えてきそうです。そうなると次にすべきは、月のモヤモヤと地球の輪郭の区別でしょう。
だとしたら、月の軌道と、地球の軌道を見比べた、ドラコニックチャートを使ってみるのも面白いのではないか? と思ったわけです。
そして見わけがついたら、いよいよ地表へ向かうわけですが、その時にはハウス区分を取り入れたジオセントリックを見るのがいいと思います。
このサロス旅では具体的な個人を見るわけでもありませんし、日食や月食というのは、月と地球と太陽が作る特異点のようにも思います。なのに地球の赤道ばかり特別視するってのもイヤなんですよね。ドラコニックなら、astro.comで簡単にチャートを作れますから、だったらこれを使ってみようじゃないか!ということです。
太陽と地球で作る黄道面と、地球と月で作る白道面の交差する線が、ドラゴンヘッドとテイルの軸になります。
しし座に5つの話に戻る
トロピカルでは おうし座過多でしたが、ドラコニックにすると しし座過多になります。地球のあたりから見ると、火星と金星が土星と木星の近くに寄ってくるような感じです。
火星 ♌5: Rock formations at the edge of precipice. [絶壁の端にある岩の塊]
土星 ♌20: The Zuni sun worshippers. [ズーニー族の太陽の崇拝者]
金星 ♌23: A bareback rider. [裸馬乗り]
木星 ♌27: Daybreak. [夜明け]
海王星 ♌28: Many little birds on a limb of a large tree. [大きな木の枝にとまるたくさんの小鳥]
この裸馬乗りは、絶壁の縁から駆け下りたり、あるいは逆に駆け上がっていったりするのが楽しそうです。
太陽の崇拝者たちは、自分たちが崇拝しているから、夜が明けて、太陽が再び訪れてくれたのだと思っているのかもしれません。
海王星はなんだろうな?
崖を登り降りするたびに、枝が増え、根が増える。
太陽が昇る降りするたびに、昼の小鳥と夜の小鳥がやってくる。
小鳥たちはおとめ座へ向かうとき、それぞれに枝や根の一部を持っていくのかもしれませんね。
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