20240410 適度な会話


話のネタがない、というか、話したい内容があまりないのです。なので人に会ったりすると、こちらから喋ることがなくて、聞いているばかりになります。話したい人が相手ならそれでもいいのだけれど、似たような人が相手だと話が進みません。話すこともないのなら、会ったりする必要もないだろうと思ってしまうので、そうすると人に会わなくなります。

気が利く人だと、私が答えられそうなネタを振ってくれたりもして、それはとてもありがたいのですが、ちょっと申し訳ないなあと思ったりもします。配慮してくれているのだから、私のことを嫌っているわけじゃないのでしょう。でもその話に興味があるかというと、それほどでもないのかな?と思ったりもしますし、私のほうも、聞かれれば話しますが、取り立てて話したいことでもなければ、上っ面のところをサラッと話したら終わってしまいます。

会話なんてのは上っ面でいいのかもしれません。
でもその上っ面で話すようなネタの持ち合わせが少ないのです。

まずテレビを見ていないから、テレビのネタ全般についていけません。スポーツはカーリングならよく見るけれど、それ以外はさほど・・・野球とかサッカーとかもっとメジャーなあたりが好きならよかったんですけどね。映画もあまり見ないし、本もそんなに読んでいません。音楽も同じものばかり聴いています。仕事もほとんどしていないようなものだから、そのへんの愚痴みたいなのもないですし、家族のことは別に他人に話したいとは思いません。

すると共通の話題は天気ぐらいです。天気の話なんて10分も持てばいいわけで、だから10分くらい会ったら、「では、さようなら」と去るのが正解なのかもしれません。そして案外それぐらいで満足だったりもします。人とお喋りしたいという欲求が低めなのでしょう。

用があって人に会うなら、その用についての話がありますからいいのです。用がないときの雑談みたいなのが不得意なんだなあ。天気の話からもう少し長続きできるようなネタの持ち合わせがないのです。だって、日食のサロスがどうこう、なんて話題には普通至らないじゃないですか。松村先生の動画毎日買うのは大変だよねとか、三徳のカラーフリットがずーっと品切れなんだけどとか、そういう話にもなかなか至りません。至ったら至ったで、たぶんその相手は私よりもその話に詳しいでしょうから、だったら私が話すよりもその人の話を聞くほうがいいでしょう。


ここまで書いたようなことを誰かと話したいかというと、そうでもないような。ひとりごとを宙に投げているみたいなものですね。

目の前に誰か、実際の相手がいるなら、その相手と呼応した会話、対話をしたいわけで、それがお天気の話だっていいのです。会話のキャッチボールっていうことですが、お天気のボールだと10分くらいで消えちゃいます。じゃあ次のボールというときに、私は相手から投げられるボールを待ってしまう。投げられればキャッチして投げ返せますが、こちらから投げようとはしないというか、投げるのに適したボールの持ち合わせもないのです。相手が投げたい方の人ならそれでいいのですが、次のボールもそのうち消えてしまいます。

キャッチボールもずっとしていたら疲れちゃうんで、適当なところで切り上げるのがいいですね。

こういう宙に投げかけるキャッチボールも適当なところで切り上げるのがいいのでしょう。あまり言葉や思考に構い過ぎてもいけません。適度でやめるのがよさそうです。





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