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【スプラトゥーン2】“立ち回り”と意識づけのはなし

こんにちは。
最近スプラトゥーン2のプレイ時間が1700時間を超えていたぽりのみです。
このプレイ時間が多いか少ないかのは人によって変わってくるかとは思いますが、正直自分は多いと思います。

どんだけやっとんねん。
24時間で割って日数にすると70日になるんやぞ。
あれ、そう言ってみるとそんなに多くない気もしてきた。
どうなんでしょうか。

さて、スプラトゥーン3発売と前夜祭を間近に控えたこの頃、
よく友人とスプラトゥーンをプレイしながら
「ここが良かった」「あそこは改善できる」という話をするのですが、
当然ながら人によってプレイしているときに考えていることは全く違うなと改めて思いました。

そこで、自分が普段意識していることを言語化してみることにしました。

その中でも今回はよくプレイヤーの口端に上る“立ち回り”について。
気軽に口にされるものの、そもそもの定義づけから話す人は少ないように思います。
なのでそういう話をしていきます。

こういう考えのプレイヤーもいるという一例として参考になれば幸いです。

1. “立ち回り”の本質

そもそも“立ち回り”とは何ぞやについてですが、
自分は“行動選択”のことだと解釈しています。

「どう立ち回るか」とはつまり
「どのような方針のもと、どういった行動を取るか」に尽きます。

言ってしまえば「状況に応じて適切な行動を選択しよう」ということになりますが、これだけだと抽象的すぎて身もふたもありませんので、さらに踏み込んで考えてみます。

状況に応じて適切な行動を選択するためには、
まず状況を把握する必要があります。

そして状況を把握するためには、
「情報を集めること」、
「集めた情報を分析すること」が必要になります。

スプラトゥーンにおける例を挙げると、
○画面上部に表示されている残り時間やブキアイコン
○ステージに塗られたインク
などが“情報”にあたります。

これらの情報を分析することによって、
○味方のブキアイコンだけが暗くなっている → 人数不利が起きている
○敵側のアイコンが全て光っている(スペシャルゲージが溜まっている) → 打開の準備が完了されている
などの“状況”に落とし込みます。

ここまでしてようやく
○後ろに下がって牽制に徹する
○バレない位置に潜伏して奇襲する
などの行動選択の判断ができるようになるわけです。

まとめると
「情報収集 → 情報分析 → 状況判断と予測 → 行動選択」
この一連の作業の繰り返しが“立ち回り”となるのだと自分は解釈しています。

2. 立ち回りのためのスキルとテクニック

情報収集・情報分析・状況判断と予測・行動選択
これらを具体的にどうやっているのか、
どう意識しているのかについての話をここからしていきます。

情報収集・情報分析について

まず、説明のために情報収集と情報分析は分けましたが、プレイ中にこれらを分けて意識することはほぼありません。
情報収集と情報分析はセットで、同時に行うものだと思っています。

その上で、情報収集の際に優先して意識しているのは以下の二つです。
○敵についての情報(位置関係や視線の向き、スペシャル発動可否)
○味方についての情報(同上)

他にも注意しているものはありますが、重要性において上の二点に勝るものはありません。
とりあえずこれだけ気を付けていればいいと思っています。

なので、情報収集のためにやっていることは
○索敵(敵を探す行為全般)
○味方の状況把握
この二点が大方を占めます。

じゃあ、その索敵と味方の状況把握を具体的にはどうやっているのか。
テクニックにあたる部分について挙げていきます。

  • 索敵としてやっていること

    1. 目視で敵そのものを探す

      • 見晴らしの良い場所まで行ってカメラを回す

      • メインブキやサブによる飛沫を探す

    2. 塗られているインクから判断する

      • マップや目視で敵インクの塗られている場所を確認して敵のいそうな位置にアタリをつける

    3. 塗りによるクリアリング

      • 敵のインクを塗り返して潜伏可能な場所を減らす

      • 塗られている敵のインクのエリア部分を自分のインクで分割するように塗り、移動時の塗りを強制する(敵インクを切るとかインクを分断するとか言っています。塗り潰している時間がないときや長射程ブキを持っているときに行う)

    4. 消去法による割り出し

      • 一見して敵がいそうにない場合、逆に考えると自分の場所からでは見えない場所にいるか、潜伏しているということになる

      • 味方は味方で一定の警戒行動はしているはずなので、味方が戦闘行動を取っていないということは味方の周囲には敵がいないだろうと推定する(潜伏されている場合は有効ではないので、これはあんまり過信しないほうがいいです)

    5. 敵が4人いるという前提を忘れない(1人を見つけて満足しない)

      • 敵側のメンバーが直前にデスしていなくて、自分が1~3人までしか見つけられていない場合、それはつまり残りのメンバーの居場所がわからないということなので、索敵や警戒を緩めないことも大事です

  • 味方の状況把握としてやっていること

    1. マップによる位置の確認

    2. 目視による状態の確認

      • 潜伏をしているのか、敵と対面して戦っているのかなどを目視で確認する。味方の場合、壁の後ろなど見える場所にいなくても名前だけは表示されているので動きなどから判断する

だいたい上記のようなことをやっています。

スプラトゥーンは「敵味方とも何秒間も動きがない」
ということはまずあり得ないゲームなので、
分析はともかく情報収集までなら
落ち着いて観察すればそれほど難しくはないです。

敵の位置がわかっていれば少なくとも奇襲される頻度は減りますし、逆に奇襲できる頻度は増えるので、索敵を徹底するだけでも戦績は良くなりますよ。

状況判断と予測・行動選択について

ざっくり状況判断といっても、何についての状況を判断するのか。
そういった取っ掛かりがないと難しいですが、大雑把に意識しておくべき点としては
○試合展開の有利・不利(塗り状況やカウントを進められる状況かなど)
○数的有利・不利
○ヘイト(誰が敵に注目されているか、捕捉されているか)に関する状況
などが例として挙げられます。

細かい視点で見る場合は、
味方のフォローに行くべきか
裏取りに行くべきか
などのやりたい行動から、それに適した状況かどうかを判断することもあります。

自分や他のプレイヤーが普段どういう考えや反応によって動いているかを顧みるなども効果的です。

以上のことはプロの方や上手な配信者さんなどは、意識的にしろ無意識的にしろある程度やっているように思います。
潜伏している敵への決め撃ちや、置きエイムのような一見するとエスパーのように思える動きも、情報収集と分析からくる高精度な予測によって成立しています。
どういうつもりで動いているかを解説したプレイ動画を挙げている方もいるので、そういったものを探すと参考になるはずです。

3. 意識づけの難しさ

ここまで色々書きつけましたが、それまで意識していなかったことを試合中に実践するのはなかなか難しいです。
「言うは易し」というやつです。

なので、身につくまでは単純に「意識するぞ!」と考えるだけじゃなく、
特定の行動に落とし込んでみたり、リマインダーを作ってみるなりの工夫が必要になってきます。

自分の場合は
対戦中に索敵と呟き続けてみたり、
モニターに付箋を貼ってみたり、
適度にマップで状況を確認するためにタイマーを使ってみたりしてました。
色々やってみましょう。

とは言うものの、
このような意識づけのための「自分で考えて試行錯誤してみる」とか
「課題を考えてプレイして、後から反省する」とかいったメタスキルは
どんな競技や技術にも通じる一方、一朝一夕では身につかないので、根を詰めてまで遊びのためにやるようなものではないです。

できなかったことができるようになる楽しさもあり、友人と課題意識を共有して取り組む分には話題にもなるので、趣味のペースでやってみて面白かったら継続するくらいでいいと思います。

ひとまず立ち回りについては以上になります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。

立ち回りについて、上記の他にもみなさまが普段から気を付けている点や有効だった工夫、思ったことなどありましたらコメントで教えていただける嬉しいです。

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