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ボッタクリ保険!?を損切りして、掛け捨て保険に変えた理由 #044

わが家が「(民間の)保険に入ろう」と決めたのは、娘(第一子)が生まれる年のことでした。

それまでは公的保険以外は特に加入せず、万が一 何か起きた場合は貯金から出す or 夫に何かあった場合は私がフルで働けばよいと考えていました。

ただ、妊娠してみて、出産後にもしも夫に何かあった場合、生活設計や教育資金がままならないと思い、保険に入ろうと決めました。


何事も焦りは禁物&目的を見失ってはいけない

当時私は保険の知識などは全くなく、とりあえず書店の保険書コーナーに行って、初心者でもわかりやすそうな本やムックを読んでみることにしました。

でも、今思えばここで身につけたにわか知識がいけなかったんですよね……

保険コーナーの目立つ所に置いてある本は、基本的に「保険を勧めるための本」。ムックにおいて言えば、「今入っておけばお得な保険!」とか、「ファイナンシャルプランナーによる絶対買いなオススメ保険!」とかとか。

そもそも何のために保険に入るの?という目的や、そもそもわが家はどれくらい民間保険で備えておく必要があるの?という根本的なところを見失って、少しでもお得な保険に入ったほうがいいんじゃない?と気持ちにもなっていました。

夫の誕生日も迫りつつあったので少し焦りもあり、(長期保険は1歳でも早く入ったほうがお得)、街の「◯◯無料保険相談」に足を踏み入れてしまったのでした。今思えば、カモがネギをしょって鍋持って煮込んで食べてください!とやってくるのと同じですよね。

保険営業マンの常套句とは?

無料保険相談で、ファイナンシャルプランナーの資格を持つ担当者さんに説明を聞きながら、各種保険の特徴や同じような家族構成の場合の“一般的な保険のかけ方”を教えてもらったりしました。(今ならはっきり言えますが、保険は一般的なかけ方を倣うのではなく、あくまで各家庭の事情や状況に合わせて備えておくもの

そんな中で教えてもらったのが、いわゆる貯蓄型保険(わが家の場合は、低解約返戻型の終身保険)でした。

「貯蓄もしつつ、保障もできる保険ですよー。しかも、銀行より利回りがいいですし、保険料控除で節税もできます」と勧められ、当時はそんなお得で安心な保険があるんだなぁと、知識のないカモは素直に思ってしまったのでした。

結局、夫とも相談して、収入保障保険、学資保険、そして貯蓄型保険に入りました。あぁ~、カモネギ決定の瞬間。

ちなみに、カモられながらも、このときに夫がすごいなと思ったのは、勧められても不要なオプション(高度障害〇〇保障など)には一切入らなかったことと、その場で担当者さんのいう数字が正しいのかどうかを計算して真偽を確かめていたところでした。

どんなときも物事の本質的な部分を見失わず、自分の頭で考えるのがすごいところ。ただ、このときに、今くらい最低限の公的保障と投資の知識があれば、カモられずに最高でしたが……(無茶を言う)。

保険を解約しようと思ったきっかけ

それから数年後、家事の間にYoutubeを聴くようになって『両学長リベラルアーツ大学』というコンテンツに出会いました。今やチャンネル登録者数254万人の超人気チャンネルです。

その中で、公的保障の仕組みや内容について聞き流しているうちに、「ん?これもしかして、公的な保険だけでもすでに最強の保険に入っているんちゃうの?」「もしかして、民間保険に入りすぎてるんちゃうかな?」と思うようになってきました。

そして、極めつけはこちらの動画でした(この前にもいくつか関連動画が出ています。これが一番整理されたバージョン)。

がびびびーーーん!!!めっちゃ損してるやん!!!

たしかに、保険と投資混ぜるな危険。しかも、多少投資をやっている今なら、20年後に得られる返戻金の利回りが明らかに少なく、その保険の掛け金をインデックス投資に回したほうが良いことがわかります。

しかも、貯蓄型保険の定義には、終身保険・学資保険・個人年金保険・養老保険・変額保険・払い済み保険なんかも入っていてビックリ。わが家は、終身保険&学資保険のダブルパンチ。

この動画、娘が生まれる前に見たかったと悔やみつつ、このまま損切りするかどうかの判断を悩みました。今、解約すると、返戻金がかなり少ないとわかっていつつも、さてどうするか

解約するまでに試算したこと

そこで、当時は第二子出産後ということもあり、もう一度ファイナンシャルプランナーさんに相談にいきました。無料ではなく、有料のところへ

そして、カモられないようにFP3級程度の知識を読み込んでおいて、素人なりに説明に齟齬がないかを確認&質問できるように少し勉強しておきました。

わが家の家計・資産状況と、今後必要な教育資金や老後資金、もしものことがあった場合の公的保障(遺族年金等)を試算してもらって、“わが家にとって”本当に必要な保険の額を計算してもらいました。

その結果、学資保険と収入保障保険は残すことにして、手数料が高く・返戻金の低い貯蓄型保険は、やはり解約することにしました。そして、本当に必要な分の保険に関しては、掛け捨て保険に乗り換えました。保険の掛け金自体は、かなり圧縮されました。

貯蓄型保険の解約後の返戻金は、これまでの合計の掛け金に比べて膝から崩れる感じの額でしたが(涙)、今後の勉強代だと思って子々孫々に「マネーリテラシーは大事やで」と伝えていきたいと思っています。ただでは転ばぬぞーと。

お金の初心者に役立つコンテンツ

最後に2つご紹介。2020年に出版されたミリオンセラーの『お金の大学』。お金の初心者向けの内容が、この1冊に凝縮されています。最新の話では、今年中くらいに改訂版が出版される話もあるようですが。

あと、まったく別内容で、お金に関する漫画の本を作っているそうです。子どものマネーリテラシーにも役立つそうですよ。楽しみです!

あとは、そのリベラルアーツ大学のチャンネルで、毎朝行われているライブもオススメです。

最近は、両学長が「家計管理」にフォーカスして、初心者向けの視聴者のお金に関するQ&Aに答えています。

土日も1万人以上の人が視聴していてすごく人気なのと、両学長自身が声帯に鞭打ちながらも毎日配信しているのもすごいなと思ったりしています。

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